山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

葉ずれの音

2007-06-07 00:18:43 | ここで愛ましょう

身延じゃないよ、突然だけれどここはウィーン。
モーツァルト像の前にて一昨年前のりん。
二人で約3週間のウィーン国立音楽大学への夏期セミナーに参加した時です。
・・・りんが受講生、あたしは聴講生。

ママは楽しませていただきました。
ドイツ語はいっさらわからないあたしがなんの役にたったのだろか?
グッラッチェ♪だけで3週間だったかもしれない。
まるで英語だったらOKのような書き方をしてしまったが・・・。
最近のあたしは日本語もかなりあやうい。


テレビもパソコンも携帯もなく、大学の寮の3階の部屋でプラタナスの葉ずれの音を聞きながら毎日を過ごしたのだ。
空気が乾いているからなんともいい音なのね。
葉ずれの音はあたしにとってすべての理想の象徴。
あの心地よさがある毎日がほしい。



今年、再び参加の予定だったが企画が以前と違うので
見送った。
・・・まるで裕福な子女のようだがそうじゃないよ。
準備は大変だ~。

いわゆる思春期といわれる時期のりん、あれから今日まで彼女なりに乗り越えなければならない事がたくさんあった。



ウィーン国立大学の入試の行われるアントニオ・ヴィヴァルディ・ザールにて終了演奏会に、この年の最年少で出ることが出来ました。
あの時はシューベルトだったね。
本番はママがつくったドレスの正装。
ロイヤルブルーだった。
これはリハーサルね。



今、メンデルゾーンのロンドカプリチオーソに挑戦。

なんで今頃ウィーンかってね、、、、、
今朝はじめてりんが体調不良でなく登校拒否したの。
「人にあいたくない」って。
ママはわかってあげられるけれど、人には説明出来ない。
二人暮らしのあたし達は親子というより同居人。
パートナー。
お互いを助け合うって感じ。
あたしが助けてもらってるほうが多いかな。
彼女の気持に私は寄り添う事にした。
だって否定も肯定も出来ないから・・・寄り添うことに。
なんとかしてあげられるものではないのよね。


二人でで聞いた葉ずれの音を思いだしただけ。
やさしかったな。

コメント (1)
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