ベテランズ講演にはたくさんの方のご参加をいただき、あの場を共有できたことを嬉しく思います。
ありがとございました。
私は月曜日から金曜日まで6つの小学校の授業に出ております。お礼のご挨拶も少しづつ・・・ブログも写真のみ、後に講演の振り返りは書きます。
マイクおじさんから日本の皆さんへのメッセージ:
私は、自分のベトナムでの経験と、特に帰国してから自分に起こったことをお話したいと思います。
ベトナムでは、命がけで戦ったのに、結局、企業の利益のための将棋の駒でしかなかったとわかりました。つまり自国に裏切られていたわけです。
そのため心がズタズタに壊れてしまって、何度も救急車で運ばれ、二度も精神病院に入れられた程です。国家にこうやった形で裏切られることは、祖国を追われたような気持ちを引き起こし、人格まで崩壊させてしまうものです。
そして、大切にしている証拠写真を何枚かお見せしたいと思います。この写真から、皆さんは真実を感じ取って頂ける筈です。
お話の中には、以下6つのキーワードが含まれます。
1裏切り、2恥、3残虐行為、4ウソは戦争では最強の武器、5モラル・インジャリー (心の傷)、6自殺
PTSDという病にも言及します。PTSDは、知的成長に感情が追いついていない状態と感じます。戦争でトラウマに陥ったままの人は、いつになっても過去に取り憑かれてしまいます。適切な支援がないと、50歳になっても、彼らの情緒は傷を負った10代のまま、とても不安的なものです。
20年前に、私はベトナムでの経験について、この文章を書きました。
「戦闘員を殺しただけでは足りない。一般市民こそが標的なのだ。罪のない民間人も殺すことで、敵を和平交渉の席につかせることができる。侵略国(米国)の第一目的は、敵の本土を防衛する意志を挫くことにあるのだ。この方法は戦争そのものと同じくらい古くから存在する。」
奥歯に物のはさまったような説明ですが、非人道的な米国の空爆や原爆を経験された日本の人たちなら、これが意味することがわかるはずです。講演では、もっとわかりやすく、私自身や親しい友人たちの、個人的な、具体的な体験を通してお話します。
こういう、戦争の真実を知ってしまった従軍経験者は、PTSDになり、アメリカが他国に侵攻するたびに苦しむことになります。最近では、対テロ戦争というまやかしの口実を使うようになったことからもわかるように止みません。だから、それは年月を経るごとに、ただ積み重なっていくのです。なので、状態が悪化する前に、従軍経験者はトラウマと向き合う必要があるのです。
私の場合、1971年にベトナムから帰還してから、米国や海外で何度もデモに参加してきました。催涙ガスや唐辛子スプレーを浴びせられたり、警察に地面に投げ倒されたり、逮捕されたり、パレスチナでは発砲されたりもしました。多くの報道写真を撮ってきた私だから、いつもデモの時には最前線にいるからかもしれません。
真実を知った従軍経験者は政府の暴挙を止めるためにこんな反戦活動をするのです。多くの友人たちも、同様、また、それ以上のことを行っています。
一度真実を知ったら、平和と正義のために粘り強く徹底的に声を上げるようになります。そうしないわけにはいかないのです。
ありがとございました。
私は月曜日から金曜日まで6つの小学校の授業に出ております。お礼のご挨拶も少しづつ・・・ブログも写真のみ、後に講演の振り返りは書きます。
マイクおじさんから日本の皆さんへのメッセージ:
私は、自分のベトナムでの経験と、特に帰国してから自分に起こったことをお話したいと思います。
ベトナムでは、命がけで戦ったのに、結局、企業の利益のための将棋の駒でしかなかったとわかりました。つまり自国に裏切られていたわけです。
そのため心がズタズタに壊れてしまって、何度も救急車で運ばれ、二度も精神病院に入れられた程です。国家にこうやった形で裏切られることは、祖国を追われたような気持ちを引き起こし、人格まで崩壊させてしまうものです。
そして、大切にしている証拠写真を何枚かお見せしたいと思います。この写真から、皆さんは真実を感じ取って頂ける筈です。
お話の中には、以下6つのキーワードが含まれます。
1裏切り、2恥、3残虐行為、4ウソは戦争では最強の武器、5モラル・インジャリー (心の傷)、6自殺
PTSDという病にも言及します。PTSDは、知的成長に感情が追いついていない状態と感じます。戦争でトラウマに陥ったままの人は、いつになっても過去に取り憑かれてしまいます。適切な支援がないと、50歳になっても、彼らの情緒は傷を負った10代のまま、とても不安的なものです。
20年前に、私はベトナムでの経験について、この文章を書きました。
「戦闘員を殺しただけでは足りない。一般市民こそが標的なのだ。罪のない民間人も殺すことで、敵を和平交渉の席につかせることができる。侵略国(米国)の第一目的は、敵の本土を防衛する意志を挫くことにあるのだ。この方法は戦争そのものと同じくらい古くから存在する。」
奥歯に物のはさまったような説明ですが、非人道的な米国の空爆や原爆を経験された日本の人たちなら、これが意味することがわかるはずです。講演では、もっとわかりやすく、私自身や親しい友人たちの、個人的な、具体的な体験を通してお話します。
こういう、戦争の真実を知ってしまった従軍経験者は、PTSDになり、アメリカが他国に侵攻するたびに苦しむことになります。最近では、対テロ戦争というまやかしの口実を使うようになったことからもわかるように止みません。だから、それは年月を経るごとに、ただ積み重なっていくのです。なので、状態が悪化する前に、従軍経験者はトラウマと向き合う必要があるのです。
私の場合、1971年にベトナムから帰還してから、米国や海外で何度もデモに参加してきました。催涙ガスや唐辛子スプレーを浴びせられたり、警察に地面に投げ倒されたり、逮捕されたり、パレスチナでは発砲されたりもしました。多くの報道写真を撮ってきた私だから、いつもデモの時には最前線にいるからかもしれません。
真実を知った従軍経験者は政府の暴挙を止めるためにこんな反戦活動をするのです。多くの友人たちも、同様、また、それ以上のことを行っています。
一度真実を知ったら、平和と正義のために粘り強く徹底的に声を上げるようになります。そうしないわけにはいかないのです。