山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

ありがとうございました

2018-10-14 08:44:00 | ここで愛ましょう
ベテランズ講演にはたくさんの方のご参加をいただき、あの場を共有できたことを嬉しく思います。
ありがとございました。
私は月曜日から金曜日まで6つの小学校の授業に出ております。お礼のご挨拶も少しづつ・・・ブログも写真のみ、後に講演の振り返りは書きます。



マイクおじさんから日本の皆さんへのメッセージ:

私は、自分のベトナムでの経験と、特に帰国してから自分に起こったことをお話したいと思います。
ベトナムでは、命がけで戦ったのに、結局、企業の利益のための将棋の駒でしかなかったとわかりました。つまり自国に裏切られていたわけです。

そのため心がズタズタに壊れてしまって、何度も救急車で運ばれ、二度も精神病院に入れられた程です。国家にこうやった形で裏切られることは、祖国を追われたような気持ちを引き起こし、人格まで崩壊させてしまうものです。

そして、大切にしている証拠写真を何枚かお見せしたいと思います。この写真から、皆さんは真実を感じ取って頂ける筈です。
お話の中には、以下6つのキーワードが含まれます。
1裏切り、2恥、3残虐行為、4ウソは戦争では最強の武器、5モラル・インジャリー (心の傷)、6自殺


PTSDという病にも言及します。PTSDは、知的成長に感情が追いついていない状態と感じます。戦争でトラウマに陥ったままの人は、いつになっても過去に取り憑かれてしまいます。適切な支援がないと、50歳になっても、彼らの情緒は傷を負った10代のまま、とても不安的なものです。

20年前に、私はベトナムでの経験について、この文章を書きました。

「戦闘員を殺しただけでは足りない。一般市民こそが標的なのだ。罪のない民間人も殺すことで、敵を和平交渉の席につかせることができる。侵略国(米国)の第一目的は、敵の本土を防衛する意志を挫くことにあるのだ。この方法は戦争そのものと同じくらい古くから存在する。」

奥歯に物のはさまったような説明ですが、非人道的な米国の空爆や原爆を経験された日本の人たちなら、これが意味することがわかるはずです。講演では、もっとわかりやすく、私自身や親しい友人たちの、個人的な、具体的な体験を通してお話します。
こういう、戦争の真実を知ってしまった従軍経験者は、PTSDになり、アメリカが他国に侵攻するたびに苦しむことになります。最近では、対テロ戦争というまやかしの口実を使うようになったことからもわかるように止みません。だから、それは年月を経るごとに、ただ積み重なっていくのです。なので、状態が悪化する前に、従軍経験者はトラウマと向き合う必要があるのです。


私の場合、1971年にベトナムから帰還してから、米国や海外で何度もデモに参加してきました。催涙ガスや唐辛子スプレーを浴びせられたり、警察に地面に投げ倒されたり、逮捕されたり、パレスチナでは発砲されたりもしました。多くの報道写真を撮ってきた私だから、いつもデモの時には最前線にいるからかもしれません。
真実を知った従軍経験者は政府の暴挙を止めるためにこんな反戦活動をするのです。多くの友人たちも、同様、また、それ以上のことを行っています。

一度真実を知ったら、平和と正義のために粘り強く徹底的に声を上げるようになります。そうしないわけにはいかないのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベテランズと私

2018-10-14 00:14:00 | ここで愛ましょう
前日の21:30甲府駅で米国よりベテランズをお迎えしました。

ベトナム帰還兵、マイクおじさん
イラク帰還兵、ネイサン
通訳・コーディネーター レイチェル

2018年のスピーキングツァーは山梨県から始まります。
3年前に出会ったこの企画。
何としても山梨で開催したかったから、本当に嬉しい!
ようこそ!

 

講演は謝罪から始まりました。
ベテランズは米国人として、日本への空襲や、広島・長崎への原爆投下を謝罪。

みんな驚かれたことでしょう。

私たち日本人は・・・

 

甲府空襲を体験した、大澤さんご夫妻が参加されていました。

大澤さんは流暢な英語でマイクと抱き合いながら、謝罪への驚きと、それを受けて、我々日本人も謝らなければならない歴史がある・・・と、胸を熱くされていました。
「戦争」の罪深さを目の当たりにします。

 

これは講演が終わってからの写真ですが、なんとも素敵なシーンです。

 

講演の中で、レイチェルが言いました。

どの国も市民全部が国のトップと同じ考えではないはず。
市民同士が、こうやって平和であるために、外交を通し、理解しあい、平和の構築のために情報や思いを分かち合う事が出来たら・・・。


私も全く同感で、山梨での小さな集いでもこんな風に実現できるんです!
そして、このうねりが世界に広がったら・・・。

私はこれがやりたかった。


 

3年目の念願叶い、私にも平和を語らうことができる米国の友人たちができました。

この企画がきっと新しい私の始まり。
世界を意識した、歌語り、そして1945年を語るスピーカーになりたいです。


 

まとめから書きました。
講演内容は順次、下の記事に追記します。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする