山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

i School

2020-03-20 23:58:00 | ニューヨーク
振り返りその6

9月24日
マンハッタン131番地にあるi schoolは私立の総合学科のあるハイレベルな学校。

核不拡散を学ぶクラスがある。
実用的なすごい発想。

前もって授業は見学させていただいている。
米国での目的に若い世代へのアプローチがあるが、専門的に学んでいる彼らの何かになれるだろうか。

ニューヨークでの初めての歌語り「広島」


ネイサン先生から紹介していただき始まりました。
スクリーンはカーテンを縫い合わせたレイチェルの手作り。



 


 



ギリギリに仕上がった字幕の効果を感じる。
私は思いを込めて、時に冷静に、いつもと同じように語り歌う。

音楽はいいな。
言葉を超える。

目頭を押さえる生徒がいる。

ちゃんと伝わっている。
無我夢中でした。

 

核兵器を持つこの国だって「核問題」への意識はあるし、自国の中の問題から、他国、特に広島での核爆弾投下の歴史に至ることを考える事は大きな意義がある。

世界初の核爆弾投下の広島の事をこれまでどのように学んできたのだろうか。

核兵器のもたらす惨劇を学ぶために、チェルノブイリのDVDを使った授業を見学したけれど、メカニックな事以外に、犠牲となった一人の人間のその後の人生を考えた事があるだろうか?

歌語りのスタイルは、一度に多くの人には伝えられないけれど、生ライブだからこそ伝わる事がある。


 

 

 


米国で学ぶ世界の若者たちへ、核の存在は「平和」に結びつくものはない事を直感してください。
米国が先頭を切ってその理解を世界に広める事が実現したら、核の脅威はいつか、いつかなくなる。

世界の核兵器の数は確実に減っています。
まだ14500は存在するけれど、世界中でその存在を懸念する意思表明は進んでいます。

同時に若い学生や研究者によって、より威力のある核兵器の研究も進められています。

米国にいると宇宙軍や宇宙戦争という言葉が立体的に感じます。この時代を生きて、これからの地球を運営していく世界の若者へ、戦争や暴力が経済の繁栄につながっていて、さらにそれこそが政治を成り立たせている矛盾を実感してください。

どの国も、選挙への無関心や、先人たちの歴史から学ぶことをないがしろにしない姿勢を警告する事は課題です。

 

スペシャルゲストが聞きにきてくださっている。
ロバートさん

NYの市民平和活動の重鎮の方。

一度に念願が叶っているようなこの瞬間でした。

 

 

もっと具体的な感想を聞く事が出来たなら・・・
レイチェルの通訳はあるけれど、言葉の壁が悔しい。

世界へのチャレンジは始まりました。

「Hiroshima sparrow」覚えていてね。

それでも、まだまだ工夫が必要、歌語り。

ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする