到着しました。
昨夜、資料作りや家を空ける準備をやりきれないまま寝落ちしてしまったので、朝も忙しかったけれど、駅まで5分の早歩き。
静岡から新幹線、あっという間の広島到着。
電車の乗り継ぎが良すぎて、朝ごはん&コーヒー飲めていない。
時間がもったないので、まずはロッカーにトランクを預け、めざせ原爆ドーム!です。
広島駅、どんどん変わっていきますね。
それにしても、海外からの観光客多いです。
久しぶりの原爆ドーム、まずは手を合わせてから進みます。
知り合いがいなかった広島で、いろいろな情報をくださったガイドの皆さんに挨拶・・・と思いきや、修学旅行の学生さんと外人さんでドームの周りはいっぱいで、ガイドさんたちはそれぞれの案内でしょうか、知り合いのガイドさんたちはどなたにも会えず・・・
すでに13時30分を回っています。
考えてみたら、昨日の17時半に父と夕食を食べてから、何も食べていません。
お腹すいた・・・
広島に来たら必ず寄る、えこ贔屓さんのカキフライ定食。
ドームから3分。
メニュー見ないで、カキフライ定食一択です。
オリジナルタルタル最高!熱々の牡蠣でちょっとやけどかも。
しっかり味わい、エネルギー補充OK!
先に進みます。
今夜は広島市内のホテルではないので、この界隈で過ごす時間は貴重です。
ご飯の次は宝石の和光さん。
ブライダルリングの店舗の2階にレンタルスタジオがあり、ここが私の広島の基地です。
当時からお世話になっている丸山さんから、新しく入られた若いスタッフさんを紹介していただきました。
まるさんは歌語りコンサートだけでなく、小屋浦の被災地ボランティアにも車を出してくださり、ほうとうの炊き出しも手伝ってくださった方です。
過去ブログにも登場いただいています。
広島の名物もたくさんご馳走になっています。
思い出話はつきませんが、先に進まないとなりません。
ドームから歩くこと20分。
不意におじさんが窓から顔を出し、私を発見、手を振ってくれました。
お元気でした、すずめのおじさん。
89歳になり、すっかり足が弱くなり部屋からでることもなくなりました。
でも記憶やお話はしっかりしているので、聞きそびれていることを尋ねました。
「わしはあの日からずっと、ひとりじゃけぇ」というおじさん。
作品がNHKの番組になった時の写真が飾られていました。
「おじさん、私はおじさんの骨をひろうけん、必ず連絡が届くようにしておいてね」と伝えたら、ほんの数名の連絡先に私の名前が書いてあるのを見せてくれました。
おじさんが平和公園に行かなくなってから、一時、すずめがいなくなったとガイドさんから報告がありました。
おじさんの部屋の窓辺にはたくさんのすずめと一羽のカラスが舞い降ります。
おじさんは紹介してくれました。
「わしの友達じゃけぇ...毎朝6時15分に窓をつつく」と。
一期一会。
原爆孤児として当時を生き抜いてきたおじさんとの出会い、これからも歌語りの旅は続きます。
79年前の原爆の火です。
広島ガスによって灯され続けています。
私が好きな歩道のプレート。
しっかり踏み締め、今日の宿泊先へ向かいます。
今回は広島ではなく呉にホテルを取りました。
広島駅から呉線に乗り、呉駅に着いたのは18時30。
土地勘がないのでホテルの無料の送迎を利用します。
まず、駅ビルの食品売り場でお弁当を探すことにしました...外食はいいや、疲れた。
ちょうど半額シールの貼られる時間で、お魚屋さんがそこで焼いた魚やホタテ、卵焼きもオリジナルのお弁当。そして、本マグロ入りのお刺身パック。
合計847円
とても豪華なwelcome dinnerになりました。
呉、お刺身が美味しいです。
旅先では可能な限り地元のスーパーマーケットを利用します。
地元ならではの出会いがあるからです。
明日の朝のメロンパンの平和パンは売り切れでしたが、これだけ食べたらコーヒーだけで十分な気がします。
今日も最幸な1日でした。
そうそう・・・
駅からホテルまでの送迎は私が最後で、運転手さんが少しだけ回り道をして明日の朝に向かうフェリー乗り場までプチガイド付きで案内してくれました。
旅は出会った人が街の印象です。
呉は、じわっとくるやさしさでごきげんになれる街です。
ホテルはもちろん大当たりでした。