今日は、開催4年目になる明見中学校の歌語りです。
今年は「広島 すずめ 〜あの日からずっと日とりじゃけぇ」です。
会場は体育館。
スクリーンとピアノのバランスがいいねぇ〜
全学年が参加し、中学校の3年間で「万歳峠」特攻、「広島 すずめ」原爆、「甲府空襲」空襲を学びます。
続けてみて、この企画を始めた時以上の意義や成果を感じます。
きっかけは地元のお寺の如来寺さんの企画に参加くださった入倉先生が、直後に学校で企画をしてくださったこと。このまま伝統になったら嬉しいなぁ。
「伝統」... そんな予感がするここの生徒の反応。
学校ではコロナ禍でギリギリまて開催方法の判断が難しく、1週間前に体育館での通常のスタイルに決定し、あらためて、この企画を残してくれた入倉先生に心から感謝した1日でした。
歌語り前の献水
今年も、聞く態度、そして最後にいただいた生徒の感想が最高でした!
「毎年のこの企画をとても楽しみにしていました。毎年の『道しるべ』の歌を聴きながら、僕の道しるべはなんだろうと考えていて、今年はその答えを見つけました。それは歴史の学びの中にあるということです。」
心臓が止まりそうに嬉しかったです。
戦争には、まさに無知からの偏見や差別から他者と自分との違いを攻撃する原理が根源にあります。
私は、今、戦争のない日本で、過去の歴史を学ぶ事が、平和を導く大切な道しるべだと考えています。
「ある晴れた夏の朝」という本があります。
米国在住の生まれの違う国の生徒が「広島・長崎への原爆の必要性の賛否」をディベートで展開する内容です。
体験談ではなく、今を生きる子どもたちが学び調べた中でのディベートです。
イチバン最初に歌う「道しるべ」に込めた、思いに通じる本です。
本は紹介するために持参しましたが、感想を言ってくれた彼にプレゼントしました。
最後は今の私のテーマソング『imagine』。
学校の先生方も毎年のことながら、総出で、準備から撤収まで完璧に手伝ってくださいました。
ありがとうございました。
歌語りを聞いてくださった生徒たち、先生方、感想を言ってくれた彼の人生が、より充実することを願います。
また会えますように。
打ち合わせをひとつしてから、言葉が見つからないほど、ご機嫌な帰り道。
新しい扉は開くかな?