うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

フサザクラ

2021-04-22 | みんなの花図鑑

花弁が無くしべのみの花になり、葉が展開する前に花が咲きます。房状になった細長い暗赤色の葯が特徴的です。短くて分かりづらいですが、雄しべの付け根あたりに半透明で少し反り返っている雌しべがチラッと見え、花柄もしっかりあるようです。冬芽の色や質感はカスミザクラに似ています。

(撮影日 2021/4/15)


ユキヤナギ

2021-04-22 | みんなの花図鑑

スーパーの駐車場に植栽されていたユキヤナギです。花付きも良く枝垂れ具合も立派に感じました。場所柄、誰も気に留めないような所ですが、白さ際立つユキヤナギについ見入ってしまいました。相性が良いのか、黄色い花のレンギョウと一緒に植えられているのを見る事があります。

(撮影日 2021/4/10)


ニホンタンポポ(シナノタンポポ)

2021-04-21 | みんなの花図鑑

1枚目と2枚目は同個体になります。画像などで見るカントウタンポポやカンサイタンポポと比較すると、総苞片が幅広で先端部分が内側に食い込むような形になっているので、ぽってりした印象があります。
エゾタンポポ
とよく似ており、正確には花粉を見ないと分からないそうなので、写真のタンポポもエゾタンポポかもしれませんが、分布からシナノタンポポでしょうか。

(撮影日 2021/4/8)


ヒカゲノカズラ

2021-04-21 | 植物

一見すると地を這う長いコケのように見えますが、シダの仲間になるそうです。同じような外見を持つマンネンスギやミズスギ、トウゲシバなどがあるようなので、また探してみたいと思います。

(撮影日 2021/4/8)


ヒメツルニチニチソウ

2021-04-20 | みんなの花図鑑

花の姿形はツルニチニチソウと一緒で違いはありませんが、がく片の縁の毛の有無やがく片の形を見ればどちらの種か判別できます。花径もツルニチニチソウより小さくなり、写真で見ても小型感が感じられます。

👇撮った時は気付きませんでしたが、通常の5裂ではなく4裂している花がありました。以前にも4裂の花を見つけて記事にもしたのですが、4裂花に縁でもあるのでしょうか^^;

(撮影日 2021/4/8)


越冬蝶5種

2021-04-20 | チョウ

越冬明けした蝶たちです。翅が綺麗な個体もいますが、ボロボロな翅の個体は成虫で越冬する過酷さを物語っているようです。

👇シータテハ
フクジュソウ
の花に止まってはいますが、吸蜜してはおらず休憩しているだけです。

👇ヒオドシチョウ

👇クジャクチョウ

👇スジボソヤマキチョウ
元の翅色は薄い黄色ですが、越冬明けの翅色は色褪せた感じになります。

👇ルリタテハ


ハルリンドウ

2021-04-18 | みんなの花図鑑

早くに目覚めたハルリンドウが1株、地面から顔を出していました。今はもう少し咲いているかもしれません。季節の移ろいと共に新緑が徐々に広がり、春の花が続々と咲き出して、枯れ野に春色が入るようになりました。

(撮影日 2021/4/7)


キブシ

2021-04-18 | みんなの花図鑑

キブシの垂れ下がって穂状に咲く黄色い花は、春に咲く他の木々の花とはまた違った様相を持っていて目を引きます。通常は黄色い花色ですが、少ないながらも2枚目のような赤みを帯びた花もあるので、キブシの花が咲いていると赤い花がないかとつい探してしまいます。

(撮影日 2021/4/7)


フクジュソウ

2021-04-17 | みんなの花図鑑

フクジュソウも木陰や雪解けが遅くなる場所では、4月の終わりから5月の初めころまで見られます。平地では葉も大きくなっていて、トゲトゲした実が出来ている株も多くなってきますが、そんな中でも遅咲きの花がぽつぽつと開いている場合があります。葉が繁った時分に咲くフクジュソウの花もまた一興です。

(撮影日 2021/4/7)


ガマズミ属の芽吹き

2021-04-17 | 新葉

木々の冬芽も綻んで来て、新葉が見られるようになりました。ガマズミ属3種の芽吹きです。似たような出始めの姿が見られたので並べてみました。左右の葉に挟まれている中央のモコモコした部分は、後に花になる部分です。

👇ミヤマガマズミ

👇オオカメノキ

👇マルバゴマキ(ヒロハゴマキ)


ショウジョウバカマ

2021-04-16 | みんなの花図鑑

ちょっと高い土手の上に、3本のショウジョウバカマが綺麗に並んで咲いていました。成長具合も同じくらいで、なんだか3兄弟のようです。赤紫の花色をよく見ますが、種名にもなっている猩々のような赤みの強い花色には1~2回しか出会ったことがないので、機会があればまた見てみたいですね。

(撮影日 2021/4/7)


ブナとイヌブナ(冬芽)

2021-04-16 | 冬芽、葉痕

似ている2種が近くにあったので並べてみました。2種とも落葉樹ですが、枯れ葉が落ちることなく枝に結構残っていました。落葉しないで枝に葉が残ることを枯凋性(こちょうせい)と言い、ブナ科によく見られるそうです。

                  👇ブナ
イヌブナの冬芽と比較すると、芽鱗の数がイヌブナよりも多くなり、やや太めです。芽鱗の先端は白くなりますが、白色と褐色の間に灰色が入り、3色のグラデーションとなるようです。枝に残っている枯れた葉は厚ぼったく、表面にテカリがあります。

                     👇イヌブナ
ブナの冬芽と比較すると、芽鱗の数がブナよりも少なくなり、やや細めです。芽鱗の先端は白くなり、白色と褐色の境界線が比較的くっきりしていて、2色に分かれているように見えます。枝に残っている枯れた葉は薄く、葉の丸まり方がブナよりも強く出るようです。

(撮影日 2021/4/7)


ツマグロオオヨコバイ

2021-04-16 | 昆虫

主に花を見ているせいか、早春に見る昆虫はハエやアブの仲間、成虫越冬した蝶などが目に留まりますが、このツマグロオオヨコバイも早くから見られるようです。緑色の体色は枯れ色の中でよく目立ちます。

(撮影日 2021/4/7)


キジムシロ

2021-04-15 | みんなの花図鑑

開花してから時間が経つと、花弁の付け根にうっすらと見えるオレンジ色の斑が目立ってくるようです。ミツバツチグリとよく似ていますが、キジムシロの葉は先端にある3枚の葉が大きい羽状複葉、ミツバツチグリの葉は先端にある3枚の葉のみの3小葉で、葉の付き方に違いがあります。花や葉の色合いもキジムシロは比較的暗く、ミツバツチグリは比較的明るい感じがします。

(撮影日 2021/4/6)


キバナノアマナ

2021-04-15 | みんなの花図鑑

茎が細いので花の重みで倒れてしまう印象がありますが、意外としっかりしています。早春に咲くスプリング・エフェメラルで黄色い花と言えばフクジュソウが有名ですが、キバナノアマナの黄色い6弁花もまた違った趣があります。花弁の縁の傷み具合が早いように感じるので、綺麗な花を撮るには開花したてが良いかもしれません。

(撮影日 2021/4/6)