微動だにしないニホンカモシカがいました。急斜面で高い場所にいたからか、ある程度近づいてカメラを向けても動くことなく、こちらをじっと見ていました。よく見ると前脚をクロスさせて立ち止まっています。蹄の底の接地面が少なくてもバランスが取れているようです。
(撮影日 2021/4/6)
微動だにしないニホンカモシカがいました。急斜面で高い場所にいたからか、ある程度近づいてカメラを向けても動くことなく、こちらをじっと見ていました。よく見ると前脚をクロスさせて立ち止まっています。蹄の底の接地面が少なくてもバランスが取れているようです。
(撮影日 2021/4/6)
いつ見ても面白く感じる花です。他の植物よりも早く訪花昆虫を集めるために、花が密集する肉穂花序が発熱し、雪を融かして地上に出て来るという仕組みもまた面白いですね。
2枚目のザゼンソウは、暗赤色の仏炎苞が緑色よりになっています。仏炎苞の赤みが無ければ「アオザゼンソウ」と呼んでも良いのですが、赤みがあるのでアオザゼンソウになりきれなかったザゼンソウと言ったところでしょうか。
(撮影日 2021/4/6)
ヒメヤシャブシの細長い雄花序の冬芽は、ハンノキやハシバミの雄花序の冬芽と比べると、長さが短くツヤツヤしています。ヒメヤシャブシの長い柄の先に付く垂れ下がる球果も特徴的です。ハンノキ属の球果は年を越えても枝に残る事がままあります。
(撮影日 2021/4/6)
巣材集めでしょうか、垂直のコンクリート壁に生えていた苔をついばんでいました。脚の爪でがっしりと壁をつかみ、尾羽も使って体を支えています。
(撮影日 2021/4/6)
市街地の桜は花盛りを迎えていました。同じ場所でももう満開近くの花もあれば、まだ蕾状態の花もあり、今年は天候の影響か種類によってバラツキがあるように思います。先週の金曜日は、夕方に雪がチラつくような寒さとなったので、花弁の先が茶色く変色した花が結構見られました。今週の火、水曜日と雨模様なので、花散らしの雨となるかもしれません。
👇須沼の一本桜。
掲載した桜の中では一番南にあります。
👇須沼公民館の桜。
半鐘との組み合わせも風情があります。
👇市街地東側にある大町公園の桜。
展望が良く市街地を一望できます。
👇大町公園近くの大町市霊園の桜。
👇市民の森の桜。
👇大町観光道路の桜。
👇高根町曽根田のエドヒガン。
👇大町運動公園近くの桜。
(撮影日 2021/4/10)
美麻(旧美麻村)や温泉郷まで回ると、移動も大変になり滞在時間も短くなるので、国道近くで回りやすい桜だけとしておきました。今回は行きませんでしたが、学校周辺の桜もまた見応えがあります。
・掲載枚数が多くなってしまいましたが、なんとかまとめる事が出来ました。お付き合いいただきありがとうございました。
湖と市街地近くにある桜の近況です。まずは、市街地にある大黒天像の枝垂れ桜と若一王子神社の桜、木崎湖近くの仁科神社と仁科三湖の桜を載せてみます。さすがに湖の桜はまだ咲いていませんでしたが、市街地の桜は7~8分咲きと言ったところでしょうか。桜の写真は、下に行くほど段々と北方面の桜になってゆきます。
👇石造大黒天像の枝垂れ桜。
石造大黒天像は市指定の有形文化財となっています。
👇若一王子神社の桜。
👇仁科神社の桜。
ぽつぽつと咲き始めてました。
👇木崎湖の桜。
👇中綱湖の桜。
👇青木湖の桜。
(撮影日 2021/4/10)
日当たりの良い斜面ではカタクリの花がぽつぽつと咲き出していました。花色には個体差があり、若干ですが濃淡の変化が見られる事があります。白花もあるそうなので機会があれば見てみたいですね。スプリング・エフェメラルの中でも春中頃に見られるので、カタリクリの花が咲くと、桜と同じく春本番という感じがします。
(撮影日 2021/4/6)
少し標高を上げるとダンコウバイとマルバマンサクが花盛りを迎えていました。まだ新葉も出ていない樹木たちの中では、黄色い花は目立ちますね。
👇マルバマンサクのがくの色違いです。がくは普通、下の写真のように赤っぽい色をしていますが、がくが黄緑色の木も何本かありました。
👇マルバマンサクが近くに生えている場所もあるので、2種の花が一緒に見られる事もあります。
👇おまけとして、ツノハシバミの垂れ下がる雄花とマルバマンサクの黄色い花です。
(撮影日 2021/4/6)
春に見られる蛾になるそうです。一直線に並ぶ点模様は個体差が大きく、黒い線状になる事もあるようです。翅の先端付近だけ見てると先が尖る葉のような雰囲気があって、ちょっと面白く感じました。
(撮影日 2021/4/6)
葉の切れみ方が細かく花の長さが少し長いように感じるので、キケマンではなくミヤマキケマンかと思います。鞘状の果実の中にある種子の並び方を見ればどちらの種か分かるのですが、まだ咲き始めで葉が完全に展開していない姿や花のみだと、あまり違いは感じられません。
(撮影日 2021/4/2)
この時期の草丈が低く小さい花たちは、複数の種が混成して群落を作っている所を見る事があります。代表的な種として、ハコベ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ、オオイヌノフグリ、フキノトウなどがありますが、イヌナズナはそれらの群落にあまり混じらず、ちょっと離れた所で咲いています。生育条件が少し違うのかもしれません。
初春の黄色い花を咲かせる樹木の中では、花が小さめで可愛らしく感じるアブラチャンです。同じクロモジ属で同時期に咲くダンコウバイの花色と比較すると、少し緑がかっています。冬芽の形が似ているオオバクロモジはまだ花期ではありませんが、並べて比較してみると面白いかもしれません。
(撮影日 2021/4/2)
よく見る雄花の花粉の色は乳白色をしていますが、黄色い花粉を付けている花がありました。色の違いは個体差になるのでしょうか、なんだかフキの別種のようにも見えます。改めて考えてみると、黄色い花粉の個体は過去に1、2回見たような気もしますが、花粉の色には全く注視していなかったので、見たかどうかはあやふやです。また探してみるのも面白いかもしれませんね。
雄花と呼ばれていますが実際は雌しべもある両性花で、雌しべはあっても結実しないので、両性花なのに雄花みたいな花というちょっと複雑な立ち位置の花になります。
👇黄色い花粉の雄花。
👇よく見る乳白色の花粉の雄花。
👇雄花(左)と雌花(右)がくっつくように隣り合っていました。
フキノトウで吸蜜していたイカリモンガです。普段は前翅にあるオレンジ色の碇型の斑紋が見えるのですが、少し風が強かったせいか、前翅が後翅に収納されてオレンジ色の斑紋が見えなくなっていました。
(撮影日 2021/4/2)
出始めのカキドオシは、頭頂部にある葉がまだ完全に開いておらず丸まっているので、花盛りの頃とはまた違った雰囲気があります。草丈が低く葉もまだ小さいので、葉よりも花が目立っている個体も時折見られました。