うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

令和2年、4月4日のホスタミニガーデン

2020年04月06日 05時14分12秒 | 自作のホスタガーデン
関東地方でも千葉は季節の変化が早めに推移している。今年は、わがギボウシも新芽が早いので、以前手掛けたホスタガーデンを見に行く。時間は4月4日の午後4時頃。ここでは染井吉野の花びらが散り敷いている中で何種類かは発芽していて、まだまだの状態であった。

            

            

            

<ギボウシ苗のご注文に際して赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>
 ※各品種の単価一覧表は、R1/5/5付けのこのブログで公開しています。なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。また、ブログのトップページからたどる等、必ず、最新の情報をお確かめください。
 ※ホスタガーデン造り希望の方、ご注文、ご質問やお問い合わせは H・P有限会社グリーンワークスのお問い合わせフォームにてお願いいたします。
            

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9月19日、ホスタガーデン四度び・・・

2019年09月27日 06時02分06秒 | 自作のホスタガーデン
9月19日の遅い午後に、ホスタガーデンへ四度び訪れる。二か月ぶりだ。この巡回?は年内では最後になるか。
 9月9日の瞬間最大風速45m/S以上という最大級の風を伴った台風15号が千葉を襲って以来、わが地元では日常生活に不便を来たした。それでも、まだ近辺は倒木などの被害があちこちに見受けられる中で、わたしは佐倉のホスタガーデンにむかう。
 現状ではすべてのギボウシの花は終わったようで、色々な品種の中で地上部が夏の葉焼けを起こしなくなっているものもあり(枯れたのではない、念のため)、黄葉するものあり、しかし一部の中小型品種と「タマノカンザシ」「薫風」だけが目立って青々としている。








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7月19日のホスタミニガーデン

2019年07月20日 06時36分28秒 | 自作のホスタガーデン
関東地方、千葉はいまだ梅雨明け前、台風5号のせいで遅れているらしい。わたしはその晴れ間をねらってギボウシを補植してきた。7/3に状況を確認して以来である。作業時間は40分、内容は以下の通り。
・「タマノカンザシ」21VP 1pt を3株に株分けしエッジに植え込む。株分けは時期的に良いタイミングであって鋏で根を切ることなく無理なく手でできる。むろん、POT物だからでもあるが。この品種はあらゆるギボウシの中で開花が遅くてこれから晩秋にかけて芳香ある白い花を咲かせる。
・「エメラルドティアラ」12VP 1pt を3株に株分けしボーダー状に植え込む。
・「寒河江」1株 について、根元周りをサークル状に3センチ程度土を盛る。理由は、またこれからギボウシはおもに開花後初秋頃から根株を太らせて分けつを始め来春以降に備えるはたらきがあるからだ。ギボウシは本来、浅植えが基本だが生長するにつれ根上りしてくるので状況に応じて増し土が必要だ。
・管理業者によって実施し残されたギボウシの開花後の実をチェックし、一部を除去する。




 このホスタガーデンは佐倉の老人ホームの中庭改修工事の一部分である。ここで、あらためてその植栽概要を記したい。
 ギボウシはすべてPOT育成品、面積は15.0㎡、品種23種、草丈が中型から大型品種を53株で構成した。ホスタガーデンは日本庭園の中の地被、草花、低木の密植の中にギボウシの植え付けエリアを設定して作った。ギボウシは植栽材料として極小型、小型や小品盆栽向きとも言える愛玩品種などは性質の弱さを配慮し、あらかじめ対象外とした。一年前に施工したがほぼ枯れはないと言っていい。
 ホスタガーデンは他の植栽デザインと同じように、プラン的には品種ごとに役割を持たせた。ガーデン(庭)として考えるとそのネーミング、品種名称自体はほとんど無意味と言っていい。それは、生の知識として、それぞれの品種の特性、繫殖力、草姿、開花や生育状況をいかに知っているかだと思う。
 また、同一品種や低性種による植えつぶしによる多めの数量は一定程度必要だろう。

 ≪ギボウシ植栽計画内容≫
 ※実際の植付け数量は品種ごとの根株の現状に応じて株分けして増えています。
 大鉢:高性種H30cm以上 10株
寒河江3・スジギボウシ1・ゴールドスタンダード1・薫風2・リーガルスプレンダー1・タマノカンザシ1・ダイアナリメンバード1・長大銀葉1
 中小鉢:低性種H30cm以内 42株
キャプテンクック2・白覆輪ミズギボウシ3・セコンドウインド3・グランドマスター1・マリリン3・黄金ギボウシ2・ジューン1・パラダイスジョイス1・パトリシア1・ゴールデンティアラ1・ドレスブルース3・無銘ギボウシ3・ウラジロヒュウガギボウシ3・サクハナギボウシ4・ツボミギボウシ5

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7月3日のホスタミニガーデン

2019年07月04日 09時11分16秒 | 自作のホスタガーデン
今は梅雨の真っ只中、7月3日午後に現場を見に行く。ここでは昨年7月作ったギボウシのミニガーデンの画像をアップする。今年になって二回目だ。
 ギボウシは 寒河江 が開花後果実をつけ、他の品種も開花中だ。開花の割合はほぼ6分方かな、やはり地植えは鉢植えよりもしっかりと育つようだ。ちなみに果実は株元から即時除去するように指導していく予定である。(というのはギボウシは自然条件下での発芽は厳しいし、手で播種しても発芽不能や青葉種に返る性質があるからである。また,着果作用は植物にとっては生育上最大の負担になるからである、今は根株の充実が大事である。)

 一部分では、既存のソメイヨシノが予想以上に枝葉が覆うように展葉し日照不足気味なのでそれに耐えうる大型種の タマノカンザシ2株、園路沿いにボーダーとして ゴールデンティアラ2株 の追加補植を検討したい。

          

          

          

          

          

<ギボウシのご注文に際して赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>
 ※各品種の単価一覧表は、R1/5/5付けのこのブログで公開しています。なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。また、ブログのトップページからたどる等、必ず、最新の情報をお確かめください。
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4月27日のホスタミニガーデン

2019年04月28日 05時17分25秒 | 自作のホスタガーデン
ここ数日間、まるで梅雨の走りのように曇ったり降ったり寒い日が続く。そのせいでギボウシも低温傾向であまり伸びていない。4月27日、ここでは昨年7月作ったギボウシのミニガーデンの画像をアップする。
 ソメイヨシノの数本の大木の下で、ギボウシの株間の裸地部分には花のしべを敷いたようだ。管理上、除草はされていてこれからはギボウシの成長を待つばかり。

            

            

            

            

            

            

・今年のギボウシ単価については各品種の在庫や供給量の減少に応じて変更する予定ですが、当分の間、昨年の単価一覧表に準じます。

<ギボウシのご注文に際して赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>
 ※各品種の単価一覧表は、H30/3/13付けのこのブログで公開しています。なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。また、ブログのトップページからたどる等、必ず、最新の情報をお確かめください。
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9月25日のホスタガーデン

2018年09月27日 16時40分06秒 | 自作のホスタガーデン
今年ほどひどい秋雨前線はない。6月の梅雨よりもひどい。
 雨もやいの昼間に三度びホスタガーデンを見に行く。2か月半ぶり、桜の落ち葉が散り敷く中で、「薫風」が鮮やかな青花を付けていた。「薫風」はタマノカンザシ系で花には芳香がある。
            

            

            

            
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ホスタガーデンを作ってみたら・・・・・。

2018年09月24日 18時15分55秒 | 自作のホスタガーデン
ホスタガーデンを作ってみて感じたことを記したい。
 かつてUR都市機構の案件で千葉市原市内の街区公園にて公園の入り口部分にギボウシの中型種を植えたことがあるが、数年後に他の雑草に負けて消滅した。このギボウシは植木生産業者の播種により生産された名無しの品種名だったとお思われる。

 ホスタガーデン(ぎぼうしの庭)は意外にも作られていない。ある植物園では中~大型種を配置し一定期間展示されているが、これらは好事家やホスタフリーク向けの発表が多い。鉢やポットのコンテナ栽培によって品種物などが趣味的に育成されたものである。
 以上は、言わば鑑賞本位で、例えば緑地や公園でもとめられている実用的な機能を与えられていないと言える。ある本にはギボウシが地被やグラウンドカバープランツとしての利用方法が紹介されているが、プライベートならともかくあまり公共には向かないと思われる。


 ホスタガーデンを佐倉の老人ホームの中庭改修工事で作ってみた、ここには既存のソメイヨシノH6.0~8.0m、C1.0m位の数本がうえられていて一面に木漏れ陽があり、上を見上げるとある程度の樹冠がおおう植栽環境だ。ギボウシはすべてPOT育成品、面積は15.0㎡、品種23種、草丈が中型から大型品種を53株で構成した。ホスタガーデンは日本庭園の中の地被、草花、低木の密植の中にギボウシの植え付けエリアを設定して作った。ギボウシは植栽材料として極小型、小型や小品盆栽向きとも言える愛玩品種などは性質の弱さを配慮し、あらかじめ対象外とした。

 ギボウシ植栽内容
 大鉢:高性種H30cm以上
寒河江・スジギボウシ・ゴールドスタンダード・薫風・リーガルスプレンダー・タマノカンザシ・ダイアナリメンバード・長大銀葉
 中小鉢:低性種H30cm以内
キャプテンクック・白覆輪ミズギボウシ・セコンドウインド・グランドマスター・マリリン・黄金ギボウシ・ジューン・パラダイスジョイス・パトリシア・ゴールデンティアラ・ドレスブルース・無銘ギボウシ・ウラジロヒュウガギボウシ・サクハナギボウシ・ツボミギボウシ

  画像は植え付けしてほぼ一か月後の撮影です。








 配植プランとしては、メインの「寒河江」3株と他に青葉種の「薫風」や斑入り種の「ゴールドスタンダード」「ダイアナリメンバード」をエリアの主要箇所に配した。特異な品種として屹立する草姿の「長大銀葉」を加える。また意匠的に主従関係を持たせた。その時点での花付きギボウシの寄せ植え箇所を決めて、他の地被とのエッジ沿いと園路沿いにボーダー(境栽)と、アクセントのあるリズミカルな植栽間隔で植えていく。1株あたりの配植間隔は15から30cmとした。配植方法は植えつぶしや列植と青葉種、斑入り種、黄金(黄色)種、紅葉性あるギボウシをミックスする。ギボウシは強権種を選び、草姿、葉色、草丈、開花色とその時期と繁殖形態を考慮して決めていく。また現場発生の景石数石を配置した。
 また、ギボウシの後暗み性は斑入り種に多い。青葉種は紅葉の発色性がいいことが知られている。青花が多いギボウシの小型の原種系は地中で根系を伸ばす殖えることが知られている。それに対して中~大型種は分けつして殖える。

 7月中旬に植えつけたが、どうしても植え傷みがある。地上部が枯れる場合があり初年度のメンテナンスには注意を要するだろう。特に気を付けたいのは夏の日照過多による葉焼けによるものである。この場合、水不足と勘違いし散水をおこなうと土中の根部が根腐れを起こし完全に枯死することである。植物は地上部の茎葉で光合成をおこなってこそ根部が酸素呼吸するものでありバランスを崩すことになる。それにつけてもギボウシの特徴として半日陰が適地であることは何度も感じざるを得ない。

 ホスタガーデンということは必ずしも一品種ごとに見せる訳ではないので地味であるが、繁殖力ある青葉種も多用する傾向になった。本来、各品種の特性を熟知した上であればいいのだが、なかなかそうもいかない。
 問題は品種ごとにギボウシを集める場合である。市場での品種ごとの供給量は圧倒的にホームセンターが多いが、それらはアメリカで作り出された組織培養(T/C)の品種が多い。しかしどうしても流通している品種数が限定しがちであり、古典的な名品・品種の入手は難しい。
 ギボウシは落葉性なので、冬季は地上部の茎葉は枯れて寂しいものになりがちだ。そこで常緑の中木であるソヨゴ、山茶花や灌木を希望している。落葉では紫木蓮、花蘇、木槿、イロハモミジがある。私好みでは雑木林の構成種で野趣ある落葉低木のガマズミ、ツクバネウツギ、ツリバナなどがある。
 また、植栽地として雑草防止と降雨流出予防策として防草シートを敷くという方法もあるが、ここではウッドチップ敷き3cm程の厚さを推奨したい。植え付け後数年間は必要であり効果があるだろう。
 なお、今まで参考にしてきた資料としては以下の通り。
 渡辺健二氏はギボウシ研究では先駆的な活動をおこなってきた、その古典的な本である『ギボウシの観察と栽培』は今では入手困難になったが、多年の栽培経験をもとにした実用書である。『ギボウシ図鑑』日本ぎぼうし協会が総力を傾けてまとめ上げた著作物である。また、NHK出版から出ている園芸ブックス、小黒晃氏の『ギボウシ』は家庭での栽培ダイアリーを中心にソツなくまとめている。ほかにも早春から初夏にかけて一般の園芸雑誌で特集が毎年組まれている。英書としては自身が率先してギボウシの新品種を作り出すために交配を進めてきた Paul Aden氏の著作が知られている。
 付け足しであるが、通販会社である「おぎはら植物園」のギボウシに関する公開資料が詳しい。
 ウェブサイトとして、アメリカの『Hostalibraly』が全品種を網羅しているようだ。英文で読解力がいるが、ギボウシフリークとしては世のテクニカルターム(専門用語)と同じく慣れるにしたがって読めるようになるだろう。

 以上ですが、わたしはギボウシ収集から始まり栽培、販売歴は10年以上経過した。元々造園の分野で30年近く植栽設計を主業務とし、施工管理、維持管理を手掛けてきた経験上感じたことをここにまとめてみた。
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小さなホスタガーデンを造る。

2018年07月14日 06時35分43秒 | 自作のホスタガーデン
暑熱が続く7月11日、佐倉市内、旧堀田邸庭園そばにある高級老人ホームで小さなホスタガーデンを造ったので公開する。ギボウシの内訳は28品種、50株ほどである。緑地内で周囲に馴染んできたら、再度アップ予定。













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