うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

旅先でのつぶやき・・・・・⑯

2006年09月03日 18時49分44秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
  先日、出張先での業務が早めに終わり、数日来続いているひどい雨降りの
 中を市中心部にある美術館へ足を運んだ。

  「ぼくらの小松崎茂展」を見るためである。これは日本各地を巡回展示中
 のものでたまたま開催期間のタイミングが合ったのである。
  小松崎茂という名前は、太平洋戦争直後生まれからいわゆる団塊の世代周
 辺には懐かしい響きを持つ。少年時代の漫画雑誌の表紙、口絵、絵物語、プ
 ラモデルの箱絵、特にSF未来物,戦記物では戦闘機・戦車・軍艦などに大
 きな夢を与えられて育ったものだ。
  東京の南千住に生まれ千葉県柏市内に移転しているが、そのあいだに大量
 の作品群を残していたが、大変、ご長命で2001年86歳になくなるまで画業は
 続けた。

  会場では、スケッチや原画などをを5階から4階へと見てまわる。わたし
 はそうだよなあ、となつかしく甘美にその描写・タッチをながめ昔を想い起
 こしていた。
  やはり、過ぎ去ったものはいつも美しいのだろうか。


  唐突ながら、ここで収録洩れの駄句2句。

  ・窓の闇 相恋うがごと さぎ草

  ・京都、桂離宮を訪れて、
   嵐山 川辺にて三十年吾が言に驚く
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