クリスマスだから、久々に『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』をさっきまで見てました。
だって、今日はバーニィことバーナード・ワイズマン伍長の命日だからです。
あぁやっぱりビデオレターのシーンでは泣きそうになってしまいますよね・・・。何度もこのシーンを見てるのに。
え~っと一応作品のことも紹介しておきますと。1989年からリリースされたガンダムシリーズ初のOVAシリーズであり、初めて富野由悠季以外が監督した作品でもあるという結構エポックな作品ですが、全6話と短いうえにMSによる戦闘描写が少ないので、ロボットアクション中心で見たい人には評判が悪い作品でもありますね。
知らない人のためにあらすじを紹介しときましょう。
連邦軍とジオン軍が行っていた後に”一年戦争”と呼ばれる最中、中立コロニー・リボーに住む少年アルはひょんなことからリボーに隠された連邦の新型モビルスーツ”ガンダム”を奪取または破壊する目的で侵入したジオン軍の特務部隊に仲間入りする。そしてアルは自分のお目付け役の新米兵士バーナード・ワイズマン伍長、通称”バーニィ”と交流を深めていく。その中でバーニィはアルの隣人である連邦軍の女性兵士クリスと出会い、互いに好意を抱くようになる。
ある日、ついにバーニィたちは作戦の日を迎えるが、クリスの駆る新型ガンダムの活躍により虎の子のMSは破壊されるなどし作戦は失敗。バーニィを残して部隊は全滅。作戦失敗を受けジオン軍はリボーを核攻撃することを決定し、バーニィも後ろ髪をひかれながらコロニーを離れようとするが、宇宙港にて電話で話す女性の話し声が耳に入り、リボーを守るために残ることを決意。核攻撃のあるクリスマスの日までに新型ガンダムを破壊する作戦をアルと二人で開始する。そしてクリスマス当日、バーニィはアルを残し新型ガンダムに挑んでいく、新型ガンダムのパイロットがクリスであることをしらずに・・・。
まぁ、”命日”って書いてあるからバーニィがどうなったかは書かずともお分かりと思います。しかも完全に犬○。これについては作品を見て確かめてほしいですね。
少年アルとジオン兵バーニィと連邦兵士クリスをめぐる物語の結末はアルの”成長”で締めくくられます。少年アルは戦争を”かっこいいもの”というような子供っぽい認識から大切な人同士が戦い、そして一方を失うという残酷な経験を経て、戦争とは”残酷で悲しい”であるというリアルな戦争への認識を持つように成長したのです。
それを決定的に促したのがバーニィの残したビデオレターではないでしょうか?自分はおそらく死ぬこと、しかし自分を殺した連邦兵を恨むなと説くバーニィの言葉はいつ聞いても心に響きます。
そしてなにより、このビデオレターは視聴者へ”リアルな戦争”を教えてくれているようにも思います。ロボットアニメで”リアルな戦争”っていうのも違和感がありますが、今作は敵味方両方(バーニィとクリス)に感情移入できるように作ってあり、だからこそ戦争の本質的な残酷さや、やるせなさを感じることができると思うのです。つまり”戦争の本質”を感じるということ、まさに”リアルな戦争”を知るということなのです。
正直、学校で”戦争教育”とかいっていろいろやるより、この作品を見せた方が何倍も学べると思うんですが・・・。それにしても戦争はいやですね~。世界情勢がどんどん、きな臭くなってきている昨今、世界中に今作を配信してほしいもんです。
少年アル役の浪川さんは、今も声優として大活躍ですね。ガンダムUCのリディ少尉なんかは記憶に新しいですが、浪川さん以外の出演者のお声もすごく若くて逆に新鮮。
ハマーン様でお馴染みの榊原良子さんはバーニィが宇宙港からコロニー・リボーに留まるきっかけを作る電話で話す”酔っ払い女”の役もやっていますが(他にはアルの担任の先生)、この時の演技がすごくいい。
「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」はある意味名言なんですから、このシーンのためだけでも見る価値ありますぜ。
それからOP・EDの歌が抜群にいいんですよね~。最終和でEDがカラーになってからの歌がね、沁みるんですよ、心にね。
上の方でも書いてますが、ロボットによる戦闘描写よりもドラマ部分に力が入ってますから、ロボットアニメ苦手でも十分鑑賞できます。これから年末年始ですから、暇を持て余すんだったら観てみたらいかがでしょうか?
関連記事⇒訃報 辻谷耕史さん死去
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だって、今日はバーニィことバーナード・ワイズマン伍長の命日だからです。
あぁやっぱりビデオレターのシーンでは泣きそうになってしまいますよね・・・。何度もこのシーンを見てるのに。
え~っと一応作品のことも紹介しておきますと。1989年からリリースされたガンダムシリーズ初のOVAシリーズであり、初めて富野由悠季以外が監督した作品でもあるという結構エポックな作品ですが、全6話と短いうえにMSによる戦闘描写が少ないので、ロボットアクション中心で見たい人には評判が悪い作品でもありますね。
知らない人のためにあらすじを紹介しときましょう。
連邦軍とジオン軍が行っていた後に”一年戦争”と呼ばれる最中、中立コロニー・リボーに住む少年アルはひょんなことからリボーに隠された連邦の新型モビルスーツ”ガンダム”を奪取または破壊する目的で侵入したジオン軍の特務部隊に仲間入りする。そしてアルは自分のお目付け役の新米兵士バーナード・ワイズマン伍長、通称”バーニィ”と交流を深めていく。その中でバーニィはアルの隣人である連邦軍の女性兵士クリスと出会い、互いに好意を抱くようになる。
ある日、ついにバーニィたちは作戦の日を迎えるが、クリスの駆る新型ガンダムの活躍により虎の子のMSは破壊されるなどし作戦は失敗。バーニィを残して部隊は全滅。作戦失敗を受けジオン軍はリボーを核攻撃することを決定し、バーニィも後ろ髪をひかれながらコロニーを離れようとするが、宇宙港にて電話で話す女性の話し声が耳に入り、リボーを守るために残ることを決意。核攻撃のあるクリスマスの日までに新型ガンダムを破壊する作戦をアルと二人で開始する。そしてクリスマス当日、バーニィはアルを残し新型ガンダムに挑んでいく、新型ガンダムのパイロットがクリスであることをしらずに・・・。
まぁ、”命日”って書いてあるからバーニィがどうなったかは書かずともお分かりと思います。しかも完全に犬○。これについては作品を見て確かめてほしいですね。
少年アルとジオン兵バーニィと連邦兵士クリスをめぐる物語の結末はアルの”成長”で締めくくられます。少年アルは戦争を”かっこいいもの”というような子供っぽい認識から大切な人同士が戦い、そして一方を失うという残酷な経験を経て、戦争とは”残酷で悲しい”であるというリアルな戦争への認識を持つように成長したのです。
それを決定的に促したのがバーニィの残したビデオレターではないでしょうか?自分はおそらく死ぬこと、しかし自分を殺した連邦兵を恨むなと説くバーニィの言葉はいつ聞いても心に響きます。
そしてなにより、このビデオレターは視聴者へ”リアルな戦争”を教えてくれているようにも思います。ロボットアニメで”リアルな戦争”っていうのも違和感がありますが、今作は敵味方両方(バーニィとクリス)に感情移入できるように作ってあり、だからこそ戦争の本質的な残酷さや、やるせなさを感じることができると思うのです。つまり”戦争の本質”を感じるということ、まさに”リアルな戦争”を知るということなのです。
正直、学校で”戦争教育”とかいっていろいろやるより、この作品を見せた方が何倍も学べると思うんですが・・・。それにしても戦争はいやですね~。世界情勢がどんどん、きな臭くなってきている昨今、世界中に今作を配信してほしいもんです。
G-SELECTION 機動戦士ガンダム0080 DVD-BOX (初回限定生産) | |
浪川大輔,辻谷耕史,林原めぐみ,鈴木 健 | |
バンダイビジュアル |
少年アル役の浪川さんは、今も声優として大活躍ですね。ガンダムUCのリディ少尉なんかは記憶に新しいですが、浪川さん以外の出演者のお声もすごく若くて逆に新鮮。
ハマーン様でお馴染みの榊原良子さんはバーニィが宇宙港からコロニー・リボーに留まるきっかけを作る電話で話す”酔っ払い女”の役もやっていますが(他にはアルの担任の先生)、この時の演技がすごくいい。
「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない!」はある意味名言なんですから、このシーンのためだけでも見る価値ありますぜ。
それからOP・EDの歌が抜群にいいんですよね~。最終和でEDがカラーになってからの歌がね、沁みるんですよ、心にね。
機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 1 | |
ビデオ・サントラ | |
キングレコード |
上の方でも書いてますが、ロボットによる戦闘描写よりもドラマ部分に力が入ってますから、ロボットアニメ苦手でも十分鑑賞できます。これから年末年始ですから、暇を持て余すんだったら観てみたらいかがでしょうか?
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辻谷耕史さんもお亡くなりになりました。
辻谷耕史さんの突然の訃報、あまりのショックに震えているところです。
ガンダムシリーズでは0080のバーニィやF91のシーブック、無責任艦長タイラーのタイラーなどなど活躍された辻谷さんはワタクシにとっても青春時代に活躍された印象深い声優さんでした。
56歳で突然の死はあまりに早く悲しいですね。