『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』
1975年に東映まんがまつりで上映されたアニメ映画作品。永井豪原作のTVアニメ『グレートマジンガー』と『ゲッターロボG』のクロスオーバー作品であり、ゲッターロボ側はテレビ版と異なるムサシの最期及びゲッターロボからゲッターロボGへの交替劇を描き、またグレートマジンガー側ではテレビ版に先駆けて新武装グレートブースターの登場を描いています。上映時間は24分。
あらすじ
突如現れた謎の宇宙船の攻撃を受け、リョウ・ムサシ・ハヤトの3人はただちに合体し反撃するが早乙女研究所は損壊。ベアー号とムサシを失ってしまった。早乙女博士は涙にくれるリョウとハヤトに新しいゲッターロボGを与える。一方、羽田空港に着陸した宇宙船は、周囲を手当たり次第に破壊、さらに光波獣・ピグドロンに対し出撃を命じていた。修理を終え、ピグドロンを倒すべく出撃したグレートマジンガーだが、ピグドロンの光の矢攻撃を受けて鉄也が負傷してしまう。駆けつけた新ゲッターロボGは鉄也を助け出すと、宇宙船に立ち向かった。そしてようやくグレートマジンガーの新しい武器・グレートブースターも完成。ゲッターロボGとグレートマジンガーの反撃が開始された。(Amazon Prime当該商品ページより引用)
感想
悪くはないのですが、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』を鑑賞した直後に観てしまうとかなり物足りなかったです。
その理由は尺が24分と短いこともあるのでしょうが、最大の要因はゲッターロボGの活躍があまりにも描かれないからだと思います。
今回の映画も『グレートマジンガー対ゲッターロボ』同様にグレートマジンガーの世界にゲッターロボが客演しているという体裁の物語のために主役を食わないようゲッターロボ側の活躍がかなり地味になっています。
まぁそういう演出意図もわかるんですが、旧型のゲッターロボから新型へ乗り換える(しかもムサシという仲間を失っての)という重要なイベントがあったにも関わらず、3つの形態のうちゲッタードラゴンしか登場しないというのはあまりにも酷です。この辺りはもうちょっとどうにかならなかったんでしょうかね?
せっかくの新型なのでライガーやポセイドンの活躍も観たかったですよ。しかもグレートマジンガー側からは重要なコメディリリーフ役であるボスボロットも登場しませんしね。
グレートマジンガー及びゲッターロボGの両方のファンであると”ロボットたちの過不足ない活躍”を描いてくれないとどうしても物足りなく思ってしまいますね~。
それから物語は大変重かったですね。おそらく序盤にゲッターチームのムサシが戦死したことで物語全体に弔い合戦の意味合いが強くなりすぎたことが原因なんだと思います。新しい力を手に入れ、ようやく強敵を倒した後のラストもかなり湿っぽくてカタルシスを感じられにくかったのは残念です。
グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突(プレビュー)
機関銃の射撃音とともに現れるタイトルがカッコイイですね。
ところで作画はあんまりよくないですね。平凡な作画でした。まぁだからといってすごく崩れているシーンもないのですがね。
見所はラストのピクドロン戦です。傷つきながらも奮戦する2大ロボットの活躍には否応なくアツくなってしまいました。画面をところ狭しと飛び回るロボットというのはいいもんです。
それに今回も”技名叫び”がいい味出してましたよ。
それにしてもツッコミ所が多いんですよね~。
一番に挙げたいのはムサシ戦死の直後に明かされるゲッターロボGの存在。ていうか完成してたんなら、それで出撃してればムサシも死なずにすんだかもしれないのに・・・。早乙女博士も人が悪すぎる。
それから旧型より10倍強化されたゲッターロボGなんですが、劇中ではイマイチ活躍できないというトホホな展開に・・・。グレートマジンガーのオマケみたいに描かれてるのも正直残念でした。
【スパロボZ】ゲッターロボG全武装
スパロボZではゲッターロボGの戦闘シーンがよく再現されています。すごくカッコいいですなぁ~。ワタクシは個人的にライガーが好きなんですよ。あの細長いボディがたまらない。
ゲッターロボの魅力はその変幻自在なところにあるのに、変形しないゲッターロボなんて炭酸のぬけたコーラみたいなもんですよ。
放送局:東映チャンネル
2019年1月4日(金)19:30~20:00
2019年1月18日(金)19:30~20:00
2019年1月29日(火)8:30~9:00
ちなみに『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の放送日は同じく東映チャンネルで以下の通りです。
2019年1月11日(金)18:00~20:00
2019年1月14日(月)11:00~13:00
2019年1月25日(金)18:00~20:00
関連記事⇒『劇場版マジンガーZ/INFINITY』マジンガー愛がほとばしる!!21世紀の”東映まんが祭り”
なんだが悪口をいっぱい書いてしまいましたが、30分で完成されていた『グレートマジンガー対ゲッターロボ』を鑑賞した直後だと本作がどうしても見劣りしてしまうのです。
まぁね、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』よりも盛り上げようといろいろ詰め込んでしまったんでしょう。でもそれが逆に消化不良になってしまったと・・・・。
クロスオーバーものを作る難しさみたいなものも感じられるから、そういう意味では実に興味深い作品ではあるんですがね・・。
では、今回はこれまで!次回、乞うご期待!
関連記事⇒『グレートマジンガー対ゲッターロボ』帰ってきたスカパー課題アニメ①
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1975年に東映まんがまつりで上映されたアニメ映画作品。永井豪原作のTVアニメ『グレートマジンガー』と『ゲッターロボG』のクロスオーバー作品であり、ゲッターロボ側はテレビ版と異なるムサシの最期及びゲッターロボからゲッターロボGへの交替劇を描き、またグレートマジンガー側ではテレビ版に先駆けて新武装グレートブースターの登場を描いています。上映時間は24分。
あらすじ
突如現れた謎の宇宙船の攻撃を受け、リョウ・ムサシ・ハヤトの3人はただちに合体し反撃するが早乙女研究所は損壊。ベアー号とムサシを失ってしまった。早乙女博士は涙にくれるリョウとハヤトに新しいゲッターロボGを与える。一方、羽田空港に着陸した宇宙船は、周囲を手当たり次第に破壊、さらに光波獣・ピグドロンに対し出撃を命じていた。修理を終え、ピグドロンを倒すべく出撃したグレートマジンガーだが、ピグドロンの光の矢攻撃を受けて鉄也が負傷してしまう。駆けつけた新ゲッターロボGは鉄也を助け出すと、宇宙船に立ち向かった。そしてようやくグレートマジンガーの新しい武器・グレートブースターも完成。ゲッターロボGとグレートマジンガーの反撃が開始された。(Amazon Prime当該商品ページより引用)
感想
悪くはないのですが、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』を鑑賞した直後に観てしまうとかなり物足りなかったです。
その理由は尺が24分と短いこともあるのでしょうが、最大の要因はゲッターロボGの活躍があまりにも描かれないからだと思います。
今回の映画も『グレートマジンガー対ゲッターロボ』同様にグレートマジンガーの世界にゲッターロボが客演しているという体裁の物語のために主役を食わないようゲッターロボ側の活躍がかなり地味になっています。
まぁそういう演出意図もわかるんですが、旧型のゲッターロボから新型へ乗り換える(しかもムサシという仲間を失っての)という重要なイベントがあったにも関わらず、3つの形態のうちゲッタードラゴンしか登場しないというのはあまりにも酷です。この辺りはもうちょっとどうにかならなかったんでしょうかね?
せっかくの新型なのでライガーやポセイドンの活躍も観たかったですよ。しかもグレートマジンガー側からは重要なコメディリリーフ役であるボスボロットも登場しませんしね。
グレートマジンガー及びゲッターロボGの両方のファンであると”ロボットたちの過不足ない活躍”を描いてくれないとどうしても物足りなく思ってしまいますね~。
それから物語は大変重かったですね。おそらく序盤にゲッターチームのムサシが戦死したことで物語全体に弔い合戦の意味合いが強くなりすぎたことが原因なんだと思います。新しい力を手に入れ、ようやく強敵を倒した後のラストもかなり湿っぽくてカタルシスを感じられにくかったのは残念です。
グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突(プレビュー)
機関銃の射撃音とともに現れるタイトルがカッコイイですね。
ところで作画はあんまりよくないですね。平凡な作画でした。まぁだからといってすごく崩れているシーンもないのですがね。
見所はラストのピクドロン戦です。傷つきながらも奮戦する2大ロボットの活躍には否応なくアツくなってしまいました。画面をところ狭しと飛び回るロボットというのはいいもんです。
それに今回も”技名叫び”がいい味出してましたよ。
グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突 | |
藤川桂介 | |
メーカー情報なし |
それにしてもツッコミ所が多いんですよね~。
一番に挙げたいのはムサシ戦死の直後に明かされるゲッターロボGの存在。ていうか完成してたんなら、それで出撃してればムサシも死なずにすんだかもしれないのに・・・。早乙女博士も人が悪すぎる。
それから旧型より10倍強化されたゲッターロボGなんですが、劇中ではイマイチ活躍できないというトホホな展開に・・・。グレートマジンガーのオマケみたいに描かれてるのも正直残念でした。
【スパロボZ】ゲッターロボG全武装
スパロボZではゲッターロボGの戦闘シーンがよく再現されています。すごくカッコいいですなぁ~。ワタクシは個人的にライガーが好きなんですよ。あの細長いボディがたまらない。
ゲッターロボの魅力はその変幻自在なところにあるのに、変形しないゲッターロボなんて炭酸のぬけたコーラみたいなもんですよ。
放送局:東映チャンネル
2019年1月4日(金)19:30~20:00
2019年1月18日(金)19:30~20:00
2019年1月29日(火)8:30~9:00
ちなみに『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の放送日は同じく東映チャンネルで以下の通りです。
2019年1月11日(金)18:00~20:00
2019年1月14日(月)11:00~13:00
2019年1月25日(金)18:00~20:00
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なんだが悪口をいっぱい書いてしまいましたが、30分で完成されていた『グレートマジンガー対ゲッターロボ』を鑑賞した直後だと本作がどうしても見劣りしてしまうのです。
まぁね、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』よりも盛り上げようといろいろ詰め込んでしまったんでしょう。でもそれが逆に消化不良になってしまったと・・・・。
クロスオーバーものを作る難しさみたいなものも感じられるから、そういう意味では実に興味深い作品ではあるんですがね・・。
では、今回はこれまで!次回、乞うご期待!
関連記事⇒『グレートマジンガー対ゲッターロボ』帰ってきたスカパー課題アニメ①
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