さてさて、先日の予告通りスカパー課題アニメが帰ってまいりました。
『グレートマジンガー対ゲッターロボ』
1975年3月21日に東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画です。TVアニメ『グレートマジンガー』と『ゲッターロボ』のクロスオーバー作品で、タイトルに「対」とついてますが、両者の直接対決が描かれているわけではありません。二大ロボットのクロスオーバーは後のスーパーロボット大戦シリーズの原点ともいえます。上映時間は30分。
あらすじ
東京上空を覆う夥しい流星雨の中にひときわ強い光を放つ物体があり、ゲッターロボの早乙女研究所とグレートマジンガーの科学要塞研究所では同時に怪電波をキャッチした。横浜上空に停止した物体(円盤)は、宇宙怪獣ギルギルガンの幼虫を残して上昇。その円盤に向かってゲッターマシンが出撃した。だが円盤は手強く、リョウたちは苦戦を強いられる。一方、ギルギルガンの幼虫は好物の鉄が豊富な京浜工業地帯で暴れまわっていた。鉄を食べどんどん成長するギルギルガンにグレートマジンガーが挑戦するが、口から吐き出される溶解液に手が出せない。宇宙怪獣を倒すためには二大ロボットが協力して戦うしかないと考えた兜、早乙女両博士は、ギルギルガンを無人島へ誘い込む作戦を立てるのだが…。(Amazon Prime当該商品ページより引用)
感想
今回の記事作成のため久しぶりに鑑賞してみましたが、40年以上前の子ども用アニメなのに意外なことにかなり面白かったですね。
物語は極めて単純。お互いにライバル心が強すぎる二大ロボットのパイロット達が共闘して強敵を倒すことで友情を深める。とまぁとてもわかりやすい物語です。
では、一体何がそんなに面白かったのか?それはたった30分の中に少年たちの観たいものがギッシリ詰まっている作品だったからです。
グレートマジンガーは内蔵された多くの武器で暴れまわり、ゲッターロボも1,2,3それぞれの形態で活躍を見せつけ、そして二大ロボットの陰でしっかりビューナスAやボスボロットが活躍するのです。
感心するほどに登場キャラ、ロボットたちの活躍の分量というかバランスがいいのですよ~。
本作はどちらかといえばグレートマジンガーの世界にゲッターロボが客演しているという構成になっています。こういう場合には客演側の活躍が弱く描かれること(実際に弱い場合や登場時間が非常に短いなど)が多くなると思います。
客演側が弱い好例は同じ東映まんがまつりの映画『マジンガーZ対デビルマン』が挙げられます。やたらデビルマンが弱かったことはワタクシも過去にブログで指摘しました。しかし本作はできるだけ二大ロボットを平等に扱っています。
関連記事⇒『マジンガーZ対デビルマン』スカパー課題アニメ映画2018年1月号その①
グレートマジンガー及びゲッターロボはそれぞれ当時の少年たちに相当な人気を誇ったアニメですからファンの少年たちにとって二大ロボットが過不足なく活躍してくれることはこのうえなく嬉しかったはずです。もちろん、ワタクシも心をアツくいたしました。
それにしても30分という持ち時間でそれを作ってしまったスタッフはすごいですね。ちゃんとニーズを把握していたからこそできたのでしょう。
グレートマジンガー対ゲッターロボ(プレビュー)
終盤にグレートマジンガーが格納庫から直で発進するシーンはかなりカッコよく見どころの一つです。それでも劇場作品の作画としては、低めの印象。TVからのバンクシーンも多く、若干の手抜き感が否めない仕上がりになってました。こういう所はほめられませんね。
それなのに何故かボスボロットの作画は気合が入ってて笑ってしまいました。ボスボロットは愛されていますね。
それから本作のオリジナル敵であるギルギルガン(最終形態)のデザインは秀逸ですね。凶悪さのなかに妙なカッコよさが同居してて二大ロボットを前にしても見劣りしないのは素晴らしいですね。
【スパロボα】 ギルギルガン全武装
スパロボのSDキャラですらこの存在感です。なかなかのものでしょう?ちなみに”メカギルギルガン”はスパロボオリジナルですので本作には登場いたしません。
そういえば、兜博士が鉄也を「バカ!」と言いながらビンタするシーンがありましたね。体罰が厳禁になった2018年現在では考えられないシーンで時代を感じました。
まぁ誤解を恐れずに言えば当時はこういう”鉄拳制裁”はすごく”重要でアツいシーン”でした。
かつては頭に血が上ったり、天狗になったり、弱気になったりした主人公の目を覚まさせるために目上の人物(先輩、コーチ、監督、上司など)が鉄拳制裁をするという演出がよく使われてましたね。
本作でも当然すごく重要でアツいシーンなので必見なのですが、今の若い人が見てもすんなり受け入れられないかもしれませんね~。
キャスティングは当然TV版と同じなので安心のクオリティです。剣鉄也役の野田さんと流竜馬役の神谷さんの”技名叫び”は何歳になっても心を震わせてくれます。
ワタクシは本作を大人になってようやく鑑賞できたのに、今ではこんな古い作品をアマゾンプライムでは鑑賞(有料ですが)できるとはイイ時代になりましたね。
放送局:東映チャンネル
放送日時:2019年1月 5日(土) 6:00~ 7:00
2019年1月11日(金)17:00~18:00
2019年1月25日(金)17:00~18:00
ちなみに『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の放送日は同じく東映チャンネルで以下の通りです。こちらもオススメですよ。
2019年1月11日(金)18:00~20:00
2019年1月14日(月)11:00~13:00
2019年1月25日(金)18:00~20:00
関連記事⇒『劇場版マジンガーZ/INFINITY』マジンガー愛がほとばしる!!21世紀の”東映まんが祭り”
もう一つの『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』の感想はまた近いうちに記事を更新いたしますので今しばらくお待ちください。
では、今回はこれまで!次回、乞うご期待!
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『グレートマジンガー対ゲッターロボ』
1975年3月21日に東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画です。TVアニメ『グレートマジンガー』と『ゲッターロボ』のクロスオーバー作品で、タイトルに「対」とついてますが、両者の直接対決が描かれているわけではありません。二大ロボットのクロスオーバーは後のスーパーロボット大戦シリーズの原点ともいえます。上映時間は30分。
あらすじ
東京上空を覆う夥しい流星雨の中にひときわ強い光を放つ物体があり、ゲッターロボの早乙女研究所とグレートマジンガーの科学要塞研究所では同時に怪電波をキャッチした。横浜上空に停止した物体(円盤)は、宇宙怪獣ギルギルガンの幼虫を残して上昇。その円盤に向かってゲッターマシンが出撃した。だが円盤は手強く、リョウたちは苦戦を強いられる。一方、ギルギルガンの幼虫は好物の鉄が豊富な京浜工業地帯で暴れまわっていた。鉄を食べどんどん成長するギルギルガンにグレートマジンガーが挑戦するが、口から吐き出される溶解液に手が出せない。宇宙怪獣を倒すためには二大ロボットが協力して戦うしかないと考えた兜、早乙女両博士は、ギルギルガンを無人島へ誘い込む作戦を立てるのだが…。(Amazon Prime当該商品ページより引用)
感想
今回の記事作成のため久しぶりに鑑賞してみましたが、40年以上前の子ども用アニメなのに意外なことにかなり面白かったですね。
物語は極めて単純。お互いにライバル心が強すぎる二大ロボットのパイロット達が共闘して強敵を倒すことで友情を深める。とまぁとてもわかりやすい物語です。
では、一体何がそんなに面白かったのか?それはたった30分の中に少年たちの観たいものがギッシリ詰まっている作品だったからです。
グレートマジンガーは内蔵された多くの武器で暴れまわり、ゲッターロボも1,2,3それぞれの形態で活躍を見せつけ、そして二大ロボットの陰でしっかりビューナスAやボスボロットが活躍するのです。
感心するほどに登場キャラ、ロボットたちの活躍の分量というかバランスがいいのですよ~。
本作はどちらかといえばグレートマジンガーの世界にゲッターロボが客演しているという構成になっています。こういう場合には客演側の活躍が弱く描かれること(実際に弱い場合や登場時間が非常に短いなど)が多くなると思います。
客演側が弱い好例は同じ東映まんがまつりの映画『マジンガーZ対デビルマン』が挙げられます。やたらデビルマンが弱かったことはワタクシも過去にブログで指摘しました。しかし本作はできるだけ二大ロボットを平等に扱っています。
関連記事⇒『マジンガーZ対デビルマン』スカパー課題アニメ映画2018年1月号その①
グレートマジンガー及びゲッターロボはそれぞれ当時の少年たちに相当な人気を誇ったアニメですからファンの少年たちにとって二大ロボットが過不足なく活躍してくれることはこのうえなく嬉しかったはずです。もちろん、ワタクシも心をアツくいたしました。
それにしても30分という持ち時間でそれを作ってしまったスタッフはすごいですね。ちゃんとニーズを把握していたからこそできたのでしょう。
グレートマジンガー対ゲッターロボ(プレビュー)
終盤にグレートマジンガーが格納庫から直で発進するシーンはかなりカッコよく見どころの一つです。それでも劇場作品の作画としては、低めの印象。TVからのバンクシーンも多く、若干の手抜き感が否めない仕上がりになってました。こういう所はほめられませんね。
それなのに何故かボスボロットの作画は気合が入ってて笑ってしまいました。ボスボロットは愛されていますね。
それから本作のオリジナル敵であるギルギルガン(最終形態)のデザインは秀逸ですね。凶悪さのなかに妙なカッコよさが同居してて二大ロボットを前にしても見劣りしないのは素晴らしいですね。
【スパロボα】 ギルギルガン全武装
スパロボのSDキャラですらこの存在感です。なかなかのものでしょう?ちなみに”メカギルギルガン”はスパロボオリジナルですので本作には登場いたしません。
そういえば、兜博士が鉄也を「バカ!」と言いながらビンタするシーンがありましたね。体罰が厳禁になった2018年現在では考えられないシーンで時代を感じました。
まぁ誤解を恐れずに言えば当時はこういう”鉄拳制裁”はすごく”重要でアツいシーン”でした。
かつては頭に血が上ったり、天狗になったり、弱気になったりした主人公の目を覚まさせるために目上の人物(先輩、コーチ、監督、上司など)が鉄拳制裁をするという演出がよく使われてましたね。
本作でも当然すごく重要でアツいシーンなので必見なのですが、今の若い人が見てもすんなり受け入れられないかもしれませんね~。
グレートマジンガー対ゲッターロボ | |
藤川桂介,今田智憲 | |
メーカー情報なし |
キャスティングは当然TV版と同じなので安心のクオリティです。剣鉄也役の野田さんと流竜馬役の神谷さんの”技名叫び”は何歳になっても心を震わせてくれます。
ワタクシは本作を大人になってようやく鑑賞できたのに、今ではこんな古い作品をアマゾンプライムでは鑑賞(有料ですが)できるとはイイ時代になりましたね。
放送局:東映チャンネル
放送日時:2019年1月 5日(土) 6:00~ 7:00
2019年1月11日(金)17:00~18:00
2019年1月25日(金)17:00~18:00
ちなみに『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の放送日は同じく東映チャンネルで以下の通りです。こちらもオススメですよ。
2019年1月11日(金)18:00~20:00
2019年1月14日(月)11:00~13:00
2019年1月25日(金)18:00~20:00
関連記事⇒『劇場版マジンガーZ/INFINITY』マジンガー愛がほとばしる!!21世紀の”東映まんが祭り”
もう一つの『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』の感想はまた近いうちに記事を更新いたしますので今しばらくお待ちください。
では、今回はこれまで!次回、乞うご期待!
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