『貞子(2019)』
鈴木光司による「リング」シリーズのミステリ・ホラー小説『タイド』を原作に、『リング』、『リング2』の中田秀夫監督により2019年5月24日に実写映画化。主演は池田エライザ。 『タイド』が原作となっていますが、異なる登場人物、YouTubeを題材としているなど、内容は小説とは違うオリジナルストーリーとなっています。上映時間は99分。
あらすじ
心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江(ともさかりえ)が人知れず生み育てていた子供であることが判明。少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……(公式HPから引用)。
感想
誠に残念な映画でした。とにかく内容が中途半端。普通の映画の前半くらいの話を99分かけてやってくれます。あまりの突然の幕切れに観客の誰もが「え!?これで終わり?」と思ったはずです。
正直、未完成品を見せられた気分ですよ。99分間の中に薄まったストーリーを展開させるのですから、当然映画のテンポも悪いし、謎が謎のままに終わってしまうし・・・。映画代を無駄にした怒りを通り越して悲しくなってきました。
なぜ原作のとおり映画化しなかったのか?小説リングシリーズはホラーでありながら謎解きの要素もあって、それが面白さにつながっているのですが、本作では謎解きに入る前に物語が終わっている印象で、正直リングシリーズを名乗ってほしくないですね。
それからホラー要素もイマイチで全然、怖くないんですよ。貞子がネタキャラ化してるので貞子登場シーンが軒並みギャグシーンになってしまってますからね~。
ネタキャラ化した貞子をこの映画でホラーキャラとしての復活を期待してましたが、全くの期待ハズレでした。
本作には”この映画、容赦ない”ってキャッチコピーがついてたと思いますが、確かに、この駄作っぷりは”容赦なかった”ですね・・・。
映画『貞子』本予告/呪いは、投稿動画から
予告編を改めて観てみると映画の内容と予告編がほぼ同じでした。この予告編が本編だと思ってもらうとどれだけ薄味な内容だったかわかっていただけると思います。
俳優さんたちの演技は結構よかったんですよ。特に佐藤仁美さんの熱演はこの映画の数少ない見どころでした。ホラー映画ですから恐怖シーンも様々でてくるんですが、人間の佐藤さんの演技が一番怖かったです。
ちなみに佐藤さんはまだ痩せる前に撮影したみたいでぽっちゃりしてました。
この映画のクオリティだと原作者の鈴木さんが怒りそうだなぁ・・・。
原作はリングシリーズの中でかなり重要な事実が発覚するエピソードであり、貞子の怨念の源泉も知ることができるんですが、映画ではあまりにそれらが無視されてて残念でした。
関連記事⇒『タイド』を読んだ~終盤の展開は好きになれない・・・~
この映画に比べたら原作は何倍も面白いので映画は観なくていいので原作を読んであげてください。
ということで今回はここまで。次回乞うご期待!
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鈴木光司による「リング」シリーズのミステリ・ホラー小説『タイド』を原作に、『リング』、『リング2』の中田秀夫監督により2019年5月24日に実写映画化。主演は池田エライザ。 『タイド』が原作となっていますが、異なる登場人物、YouTubeを題材としているなど、内容は小説とは違うオリジナルストーリーとなっています。上映時間は99分。
あらすじ
心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江(ともさかりえ)が人知れず生み育てていた子供であることが判明。少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……(公式HPから引用)。
感想
誠に残念な映画でした。とにかく内容が中途半端。普通の映画の前半くらいの話を99分かけてやってくれます。あまりの突然の幕切れに観客の誰もが「え!?これで終わり?」と思ったはずです。
正直、未完成品を見せられた気分ですよ。99分間の中に薄まったストーリーを展開させるのですから、当然映画のテンポも悪いし、謎が謎のままに終わってしまうし・・・。映画代を無駄にした怒りを通り越して悲しくなってきました。
なぜ原作のとおり映画化しなかったのか?小説リングシリーズはホラーでありながら謎解きの要素もあって、それが面白さにつながっているのですが、本作では謎解きに入る前に物語が終わっている印象で、正直リングシリーズを名乗ってほしくないですね。
それからホラー要素もイマイチで全然、怖くないんですよ。貞子がネタキャラ化してるので貞子登場シーンが軒並みギャグシーンになってしまってますからね~。
ネタキャラ化した貞子をこの映画でホラーキャラとしての復活を期待してましたが、全くの期待ハズレでした。
本作には”この映画、容赦ない”ってキャッチコピーがついてたと思いますが、確かに、この駄作っぷりは”容赦なかった”ですね・・・。
映画『貞子』本予告/呪いは、投稿動画から
予告編を改めて観てみると映画の内容と予告編がほぼ同じでした。この予告編が本編だと思ってもらうとどれだけ薄味な内容だったかわかっていただけると思います。
俳優さんたちの演技は結構よかったんですよ。特に佐藤仁美さんの熱演はこの映画の数少ない見どころでした。ホラー映画ですから恐怖シーンも様々でてくるんですが、人間の佐藤さんの演技が一番怖かったです。
ちなみに佐藤さんはまだ痩せる前に撮影したみたいでぽっちゃりしてました。
タイド (角川ホラー文庫) | |
鈴木 光司 | |
KADOKAWA/角川書店 |
この映画のクオリティだと原作者の鈴木さんが怒りそうだなぁ・・・。
原作はリングシリーズの中でかなり重要な事実が発覚するエピソードであり、貞子の怨念の源泉も知ることができるんですが、映画ではあまりにそれらが無視されてて残念でした。
関連記事⇒『タイド』を読んだ~終盤の展開は好きになれない・・・~
この映画に比べたら原作は何倍も面白いので映画は観なくていいので原作を読んであげてください。
ということで今回はここまで。次回乞うご期待!
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貞子と聞いて気になって覗いてみたのですが、あまり評判は良くないんですね。
予告動画を観て大体内容は分かりました。確かに、ストーリーが薄っぺらい感じがしますね。
貞子がネタキャラになっちゃったのは仕方ないにしても、再度”最恐モンスター”として復活してほしいですよね。いつ復活してくれるのか…
応援完了です!
映画を見た直後に感想を書いているのでいささか過激な文章になってしまいました・・・。
それはさておき、本作はあまり出来の良い作品ではないですね~。”最恐モンスター”としての貞子の復活はもちろんありませんでしたし、ストーリーもそんなに面白くいない・・・。
貞子の存在が薄くてもホラーとして面白ければありだったんですが・・・。