18年にもなりますか

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Shall we dance?

2005-05-04 22:37:09 | 映画
▲写真はニューヨークのプレミア会場

久しぶりの映画の日記。

 前回からいままで映画を見ていないわけではないが、久しぶりに日記にしようと思う映画が、リチャードギア、ジェニファーロペスのShall we dance?である。

 この映画のストーリーについては別にして、30代後半、40代の夫婦の微妙なこころの揺れを上手く表現しているシーンが随所にあり、大変共感できた。

 たしか、30代の頃だったとおもうが、家内の友人が離婚するという話題になったときのその友人曰く、「わたしはいろいろ不満があるのに、ダンナは不満はないって言うのよ。」だとのこと。それを家内に言われて「僕も不満はないよ。」というと、「ほらね、女の方がいろいろと不満があるのよ。」という。雲行きが怪しくなってきたのでそれ以上の会話を避けたが、そんなものなのかなぁとずっと実は思っていた。

 しかしである、リチャードギアがこの映画のなかで、ダンスをしていたことを妻であるスーザンラン丼に謝るシーンで、「いま以上に何か満足させるものを求めてしまった。」という意味のセリフを言うのだ。
 
 そうなのだ、男は既にしっかりと仕事をしていてそれなりの情熱を注げていて、給料もそこそこもらい、家もなんとか手に入れて子供もそれなりに育っている、それで実は十分に満足なのだ。それ以上は敢えて強く求めるものはないと考えているものなのだ。だからリチャードギアも、そのような主旨の事を説明しているのだ。ハリウッド映画でさえもそのようなシーンがあるということは、それはそれで世界共通なのかも知れない。・・・と内心ちょっと安心した。

 休日にゴルフとか野球とかにばっかり出かけて家族サービスがこれっぽっちもない家庭での実情はどうなのかは分からないが、”人付き合いを阻害しないのであれば”きっとそのお父さんからゴルフや野球を取り除いても実は殆どの場合、”まあ仕方ないか”と考えているのではないかと思う。

 世の奥さん方は、それらをよく分かった上で、”私には不満が多いが、夫は不満が少ないからどこか不公平だ。この不公平を無くす為に、私が満足するような何かを与えるか、その為に何かをしろ!”というのは実は全くの感覚の差なのである。かといって、お父さんたちもそれにあぐらをかいていてはいけないのだが。

 そういうことを踏まえて、30代後半、40代の夫婦にはオススメの映画である。




コメント
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