18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

車を買う(8)ちょっと一服

2015-12-20 18:15:00 | 
ここ最近、いちばん売れている普通乗用車は、トヨタのアクア、プリウス、ホンダのFITなどハイブリッド車を中心にしたエコカー。そして若干売れ行きの勢いは衰えたとはいえ、やはり軽四の経済性は根強い人気。


■軽四に勝るものなし。

なので、もし4人家族で、あるいは、最大乗っても4人というのなら、軽四でも十分だろう。

年に何回ぐらい遠出をするのかによるとも言うが、経済性と車を運転する楽しみを天秤にかけたときに、経済性が優先されるなら、断然軽四輪がおすすめである。

小回りは効くし、燃費もいい、税金も安くて日常の荷物運びにも便利。高速道路で100キロだせれば十分なら、とにもかくにも軽四輪である。 いや、軽四まで落とさなくても…という人たちはアクアなりプリウスなりフィットを選べば間違いないだろう。燃費に注目しつつ、普通乗用車がほしいときの選択はこのあたりだろう。






■ワンボックス、根強いが徐々に…

一方で、車の運転の楽しみよりも、遠出、行楽、運転の楽さ加減、広さを優先するとなると、いわゆるミニバン、SUV、ワンボックスとなる。

一時、だれもかれもがワンボックスに走った時期があった。それまでワンボックスといえばハイエースのような商用がメイン。それをベースに乗用車風にしつらえて、今に至っている。その四角くて最大限の広さを生かしてシートレイアウトやシートそのもののゴージャス感を出しているのが今のワンボックスのハイクラスモデルである。


■SUVの流れはますます加速中

そのながれのもう一つがSUV。このカテゴリーわけは難しいが、おそらく源流は三菱パジェロ、RVR、トヨタがRAV4といったところだろうか。
そのSUVは世界的にも堅調な人気で、スバルは北米で恐ろしい勢いで売れ行きを伸ばしているし、欧米各社もSUVの充実には大きなフォーカスを当てている。

このブログでも紹介しているとおり、ルノーはキャプチャーというSUVを出しているし、MINIもクロスオーバーを、またJEEPは、よりカジュアル感を高めた、RENEGADEを出している。

本格的すぎない、カジュアル感いっぱいで、可愛く、おしゃれなSUVにさらにトレンドはシフトしているようである。


■もう一つの流れ、ダウンサイジング

軽、ワンボックス、SUVという流れがあるなかで、落ち着いたサルーン、あるいはコンパクト車には一定のシェアがある。そこで各社がエコ対策として考えたのが2つの方策。1つは、フォルクスワーゲン社の不正で注目があつまった、ディーゼル。そしてもう一つがダウンサイジングエンジンである。


エコが多少気になるが、もっと車本来の楽しさ、オーナーシップなどを満喫したいという人のためにメーカー各社が考え出したのがこのトレンドである。

普段から2000ccの乗用車に乗っている人からすると、1.2リットル、1.4リットルは心もとなく感じるかもしれないが、いやはや時代とともにテクノロジーは大きく発展するもので、まあ5人乗車で困るようなことはまずないと断言できるぐらいさまざまな電子制御と車両そのものの軽量化のおかげで、これらの心配はすべて杞憂に終わる。

かくいう自分が、2000ccの車に乗っていて、今回の車選びで試乗したのが、1.0リットルから1.6リットルの間のエンジンばかりだったのだから。

いままでなぜ2リットルエンジンが必要だったのかと思わせるほどの走りの快適さは、試乗して確かめるしかない。


■一服のまとめ

とにもかくにも、条件を決めたら、なんの偏見ももたずに可能な限りあらゆる車に試乗することをお勧めする。

我が家の場合、5人乗りであること、オーディオがきちんとしていること、燃費がそこそこ良いこと、デザインが可愛いかクールであること、だいたい300万円ぐらいで予算が収まることの5つが優先順位上位としました。




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サンローラン / SAINT LAURENT

2015-12-20 17:14:00 | 映画
時代を作った天才デザイナー、イヴ・サンローランの成功と苦悩を赤裸々に描いた映画。

彼の「美しさへのあくなき追求」、「理想への本能」が、いかに人間的で官能的でかつ繊細な精神によって支えられているのかを全編通して伝わってくる。

もはや、自分自身でさえ、コントロールできないでいるその怪物は自らが生み出したもの。それに付き合い続けることができるのは自分自身以外にいないことを知って、さらに苦悩の暗闇の中に落ちてゆく姿は、見ていて痛々しくかつ孤独にあふれたさみしさでいっぱいである。

この映画は、彼の生きざまを単純にたどった作品ではない。映画の中で描かれる人間の弱さ、繊細さは万人に共通なはずである。それをどのように自らの人生に投影するか。見ているものがどのようにとらえるのかを問うている映画であるように思える。


監督:ベルトラン・ボネロ
脚本:トーマス・ビデガン、ベルトラン・ボネロ
撮影:ジョゼ・デエー
主演:キャスパー・ウリエル
   ジェレミー・レニエ
   ルイ・ガレル
   
公式サイト:サンローラン



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母と暮らせば

2015-12-20 16:51:00 | 映画
山田洋次監督、吉永小百合、二宮和也主演という事で、あちこちのテレビで大々的に宣伝、キャンペーンがはられている作品。

全体のトーンは山田洋二監督の世界。人間味あふれるシーン描写で埋められているが、山田監督自身が言う通り、原爆で死んだ息子と残された母親とのファンタジー映画になっている。

映画の見方はいろいろあるが、戦争の愚かしさをこのようなファンタジー映画でしっかり伝えてくれる力に圧倒される。いや、正しくいえば圧倒されるというよりも、こころ全体に問いかけられている映画である。

国を守るために戦った人たち、原爆で亡くなった人たちの存在を忘れるかのような、軽々しい言動は厳に慎まねばならない。

今の平和は、戦争で家族を亡くした人たちや、恋人を亡くした人たち、何もわからず死んでいった人たち、愛する人を残して戦争で戦うことを選んだ、選ばなければならなかった人たちの人生の数だけの思いの結果として存在している。

こういう人たちが居たことを絶対に風化させてはいけない。それを現代に生きる人たちにしっかり伝えてくれる映画である。



人は哀しみに打ちひしがれ立ち直れないほどになりながらも、生きていかねばならない。

心に大きな傷を作りながら、生きていることがたとえつらくても、生きていかなければならない。

易きに流れるのが人というものだから。

いや、今の時代自分を含めほとんどの人たちが、易き選択をしている。

だからこそ、この映画のような人間たちを描くことで問いかけているんだろう。



あなたの生き方は、この平和をもたらすために犠牲になった人たち、大きな悲しみを背負った人たちの前で、恥ずかしくなく見せられますか?と。


ファンタジーながら、テーマは極めて清廉、高潔。いい映画だと思います。


監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
音楽:坂本龍一
主演:吉永小百合、二宮和也
   黒木華、加藤健一、浅野忠信

公式サイト:母と暮らせば



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Re:LIFE

2015-12-20 16:34:00 | 映画
 気軽に、本当に気軽に「前に進めばいいことがあるよ」と言ってくれている映画。 
オスカーの最優秀脚本賞を受賞したものの、その後は全くダメでついに食べるためだけに大学の先生という選択肢のみのこされた、脚本家キース・マイケルズを演じるヒュー・グラント。

 最初は、食べるためだけで全くやる気がなかった脚本の講義だったが、同じ客員教授のお局様から目をつけられ、また顔で選んだ生徒たちとのやり取りのなかから、それまでの人生では感じえなかった「人間らしさ」に少しずつ触れることで、自分の考え方も徐々に変わりついには…。

 コミカルさをおりまぜ、テンポもよく展開されるライトでハートウォーミングなドラマに仕上がっている。登場する人物たちが、それそうおうの味と存在感を示してくれているので展開にもメリハリがあるのでとても楽しめた。

 

監督・脚本:マークロレンス
主演:ヒュー・グラント、マリサ・トメイ
   J・K・シモンズ、アリソン・シャネイ、ベラ・ヒースコート、クリス・エリオット


公式サイト:Re:LIFE


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