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体罰教師の情報公開

2007-11-27 01:34:45 | 
 当然といえば当然なのだろうけども、兵庫県の学校で起きた教師による体罰に関する報告書の大部分を非開示とした兵庫県教育委員会の判断についての訴訟で、最高裁は兵庫県教育委員会の上告を退け、体罰を加えた教職員名、学校名の開示を命じた大阪高裁判決が確定した。

 プライバシー保護だとか何だとか言うが、結局公務員である教職員の不当な職務内容は当然のことながら開示されるべきだし、保護の対象にすべきではない。当たり前だ。

 教員にももちろん様々な人がいる。完全、完璧な人格者などいない。しかし、そういう態度や姿勢が求められるのも事実だ。せめて、それに近づくようにしながら職務に当るべきだろう。

 それを認めないとどうなるか?

 駄目な部分を覆い隠し、露呈しないように事実を歪め、過失も認めない。

 そんなのが教師だとして、いったいどういう教育ができるのだろうか?

 問題なのは、「教師自身がちゃんと自律できるか」である。

 間違いがあったとき、過失があったとき、それをどのように受け入れるかである。

 取り繕いや、事実隠蔽をしがちな「学校」

 自律できるはずの大人達の集団なのに、自律できない連中の巣窟になっていたりさえする。

 今回の判決が無くても、教育委員会は、当然のこととして対応できないといけない。最高裁まで争う事自体が、兵庫県教育委員会の未熟さを物語っている。


 教育委員会を教育するのはだれだ?実際には誰もいない、だからこそ教育委員会は、ことなかれにならない様に自らをしっかり見る目と、行動する力が必要だ。

 山形県立高畠高校の件でも教育委員会は「いじめの事実はない」という報告をしているが、改めて問うが「まちがいないか?」、「あとから言い訳するようなことにならないか?」

 確かに「いじめの有無」の事実認定は難しい。しかし、起こった事実は事実なのだ。しっかり良識にもとづいて見てもらいたい。

 中学生や高校生に対して、「自律」だとか「自戒」だとかを求める以上に、教育委員会や教師、学校は、もっともっと自らを律することを常に忘れてはならない。



 


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