今日、国立競技場で行われた大学ラグビー選手権大会はおおかたの予想通り早稲田大学が快勝で、優勝を飾った。冬の風物詩の一つであるラグビーはいろいろと考えさせられるスポーツでもある。
結果は41対5という早稲田の圧倒的な勝利だったが、試合を見ていても早稲田のそつのなさ、危なげなさが大いに光ったように思えた。
試合開始直後から、関東学院は何度かブラインドサイドを突かれ、ゲインを許していたのが気になった。また関東学院が得点されたシーンの殆どは、ディフェンスの数が足りなく、ウイングの快走を許したパターンだった。
両チームともを通じて、ペナルティーゴールをねらうシーンは早稲田の1回のみだったが、スコアボードを見ると明らかなのが、早稲田の攻めのバリエーションの豊富さである。ドロップゴールあり、ペナルティゴールあり、もちろんトライ+ゴールキックによる得点あり。前半のブラインドサイドを突いたのが功を奏したのだろう、後半は殆どがオープンサイドへ速いパス回しに関東学院がついて行けていなかった。
前半20-0というスコアで折り返した後半の関東学院の奮起も期待したが結局は、早稲田の冷静な試合運びで終わった試合だったので、関東学院のメンバーがベストだったのかどうかはよくわからないが、決勝戦にしては試合内容がちょっと一方的かなと思えた。
また全体の印象としては、関東学院がボールを持ってからの攻めの選択をしているように思えた。これではラグビーは戦えない。早稲田はボールが意志をもった生き物のように展開され安定感を持っていた。練習量の差なのか、プレイしている選手の意思疎通の問題なのかよくはわからないが、この決勝では、関東学院はたくさん出来なかったことがあったのではないかと思われる。
両チームの戦績が拮抗している割には、ちょっと試合内容が残念だった。
コッソリ読ませていただきマス
一年分さかのぼって読むのは大変じゃ(*´Д`*)