市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

青葉台39プロジェクト

2022-10-08 | 市民活動
青葉台フェスタの一環として、自治会館で開かれた
青葉台39(サンキュー)プロジェクト活動成果発表会」に行ってきました。



「このままでは10年後、団地に700戸の空き家ができてしまう!」
との危機感から、地元中高校生14名を含む39名のメンバーが、
地域活性化の活動を始めたのがわずか3年前。
今では6分野の課題に14以上のチームが取り組み、
昨年10月には内閣総理大臣賞を受賞するまでになったんですよ。

私も今まで直接お話を伺ったことがなかったので、
地域活動のコツを探りたいと思い足を運んでみたのですが・・・
まぁ想像を超える素晴らしすぎる内容でした!



私が特に光っていたと感じたのは、以下3点。
※「なんとなく」では動かない。
住民アンケートを行い、綿密な分析結果に基づいて活動方針を組み立てる。
※多数の意見ばかりではなく、
その陰に隠れた障害者・高齢者・子どもの視点を意識的に取り入れる。
※中高生や大学生と一緒に活動する。
「手伝ってもらう」ではなく、若い世代の発想を積極的に活かす。

商店街にある空き店舗を地元高校生が運営するカフェにリノベしたり、
フレイル予防実証実験が行われたり、電動カートの試乗会を行ったり。
ゾーン30プラスの導入に際しては、こんなヒヤリハットマップを作成したり。


原動力は、住民の「青葉台をなんとかしなければ」という危機感と熱い想い。
なんと言ってもこれが一番大事ですね。

それにつけても、議員の嘆かわしい事よ・・・

鯉のぼりが見たい!

2022-05-04 | 市民活動
明日は端午の節句・こどもの日。
私も、子ども3人がみな男子なので・・・幼い頃は、外に小さいながらも鯉のぼりを出しました。
でも、気のせいか最近は見かけなくなりましたね~
子どもが減っているとはいえ、少なすぎる気がします。
なんでも、『男児がいる』という個人情報の漏洩にもつながるから、という理由もあるそうで。
・・・う~ん、なるほどねぇ。

そんな現代事情では、なおさらこんな↓↓風景が眼にまぶしいですね。


市原市の風物詩、村田川に泳ぐ「瀬又の鯉のぼり」。

車を駐めて散策してみました。
君見川橋と新瀬又橋付近に駐車場があります。



平日でしたが、ご家族連れなど散策する人々が次々と訪れていました。
100匹以上は泳いでいるでしょうか・・・近くで見るといっそう大迫力です。
地元有志の団体「瀬又 清流会」の皆さんの熱心なご活動には、本当に頭が下がります。

遊歩道も、とても気持ちよく整備されています♪


新瀬又橋付近には、こんな元気いっぱいの木彫りの親子グマも^^


GW後半、まだ訪れたことのない方もぜひ「瀬又の鯉のぼり」へ!

引きこもりについて 当事者の声を聞こう

2020-08-06 | 市民活動
今日は、以前から関わらせていただいている引きこもりの家族会「かめとうさぎの会」の皆さんと、行政の担当部署(地域包括ケア推進課)との意見交換の場に参加しました(森山さんも一緒です)。

近年「8050問題」など引きこもりの問題がクローズアップされるようになり、行政もこうして当事者側と向き合う機会を積極的に設けるようになったのは、実に喜ばしいことです。
更に今日の会合には、市社会福祉協議会の方々も初めて出席されました。これも小さいようで大きな一歩だと思います。

今回も新たな気付きが多く、私たちもとても勉強になりましたが、特に印象深かったのが、ご家族の次のようなお話でした。
『引きこもりの本人や家族は、様々な理由で他人に関わられることを拒否しがちで、そのためになかなか支援の手を差し伸べられないという話をよく聞きますが、それは誤解です。
みんな本当は、関わってほしい、今の状況をどうにかしたいと思っています。
だから、たとえ断られても、どうかあきらめずに粘り強く向き合ってほしいのです』


今日得られた貴重な意見の数々が、今後の地域福祉計画にいい形で反映されることを期待します。


さて、写真は、
意見交換会の後、その足で庁舎内にある市民活動サポートセンターの窓口に移動して、職員から「まちサポ」の説明を受けているところです。


「まちサポ」とは、あらゆる市民活動団体のサポートを行う市原市の制度です。
ここに登録すれば、市のウェブサイト(まちサポいちはら)で団体の情報を発信できたり、様々な相談に乗ってもらえたり、条件によっては補助金(年間5万円まで)がもらえるなど、公益活動に対して市から色々なサポートを受けることができます。

「かめとうさぎの会」の皆さんは、会の活動をもっと多くの方に知ってもらいたいと思っていたけれど、HPを立ち上げるスキルがないため半ばあきらめていたそうです。「まちサポ」の仕組みは打ってつけですね。
登録団体同士の交流が生まれることで、今後の活動の幅も広がることでしょう。

町会長大会にて

2019-01-28 | 市民活動
市民会館で開かれた町会長大会。



各町会の1年間の活動報告や、感謝状の贈呈が行われました。

今年の代表報告は、市東中学校避難所運営委員会の取り組みと、南総地区の地域公共交通アンケートの取り組み。
どちらの発表も、そのまま参考にしたいポイントが満載でした。

加入率・組織率の低下や役員の担い手不足など、相変わらず町会運営は厳しい状況ですが、その一方で行政が町会に求める役割もまた大きくなってきています。
そんな中、単なる行政の下請けにならず、自分たちで知恵を絞って新たな運営や活動を展開しようという意気込みが、よく伝わってきました。

市原市の市民力はすごいぞ!


視察3日目(名古屋市)

2018-11-07 | 市民活動
人口232万人・名古屋市の庁舎はお城のような外観で、さすが!!の風格。


こちらのテーマは「地域支えあい事業」。
名古屋市の人口推移はだいたい横ばいですが、75歳以上の割合が急増しています。
同意業は小学校区ごとに設置された地域福祉協議会という住民組織が担い、ゴミ出しや庭の手入れなど介護保険対象外の「ちょっとした困りごと」などの相談も受け付けていて、住民ボランティアにつなぎます。
専門的な相談については、区社協のコミュニティーワーカーがフォローするので安心です。

ここでの「凄い!」は、各小学校区ごとに住民の地域福祉活動のための拠点施設がちゃんと整備されていること。
市民自治を進める上で、活動拠点があるのとないのとでは大違いです。



今後は、小学校区単位よりもっと細かいエリアで行っていきたいとのこと。
地域福祉サービスは、より身近な単位で行う方が良いですものね。

3カ所とも私がこれまで議会で取り上げたことのある関心の高いテーマにズバリはまっていました。移動距離が長い視察でしたが、先進的な取り組みを学ぶことができて大満足!
ぜひ今後の活動に活かしていきたいと思います(^^)/


視察2日目(東近江市)

2018-11-04 | 市民活動
近江鉄道八日市駅で下車。




のどかで美しい街です。

重厚感ある東近江市役所の庁舎に目を奪われました。


絵画のような紅葉にウットリ・・・


こちらでの調査テーマは、地域コミュニティーの活性化について。


東近江市は、旧八日市市と6町が合併してできたまちです。
全14地区に「まちづくり協議会」が設けられ「まちづくり総合交付金」という使途自由な予算が各地区に分配されています。
特に注目すべき点は「地域担当職員制度」を導入していること。
東近江市では公募で任命された地域担当職員が80名いて、それぞれ受け持ちの地域で、課題解決に向け、住民と共に考え地域と行政をつなぐ役割を担っています。
住民にとってありがたい制度であることはもちろんですが、説明してくださった職員のお話では、地域に入り住民と接して鍛えられることで、「サラリーマン職員」から「現場主義職員」への人材育成に一役買っているとのことでした。

実は、私も議会で何度かこの制度の導入を提案しているのですが、実現に至っていません。
今回の説明を聞いて、改めて同制度の利点や実現可能性を確認できて「ヨシっ」と心でガッツポーズ(*^^)v。

東近江市では、市民活動が「行事型から事業型へ」「イベントからサービスへ」と着実に変わり始めています。
市原市でもまちづくりサポート制度がスタートしたばかり。
市民との協働事業のお手本として、東近江市の取り組みは大いに参考になると思います。

再びフクマスベース訪問

2018-10-16 | 市民活動
二度目の訪問は、辰巳台地区の住民の皆さんと一緒に。
地元の市有地に地域福祉や地域活動の拠点となるような施設を作ろうと委員会を立ち上げ、行政に働きかけつつ手探りで勉強を重ねている方々です。
私もその取り組みに共鳴し、何とかお役に立ちたいと思っていたところ、ふと以前訪問させていただいたフクマスベースが頭に浮かびました。
(1回目の訪問の様子はこちら⇒(「驚嘆!ホッとしてワクワクする居場所「フクマスベース」



この施設は、福増幼稚園の宮田理事長が、もともと企業の倉庫があった工場跡地を買い取り、地域貢献のために2年前に完成させました。
倉庫の形をヒントに設計。屋内の空間は、使う人の創造に任せ自由に使えるようになっています。
子どもを幼稚園に預けたママたちがホッと一息つくのはもちろん、一般の個人や団体が様々なイベントを行うのもOK。実費以外はすべて無料でこのオシャレな施設を使えるんです。



大胆な吹き抜けの構造に、一同ビックリ!




キッチンスペースは女性に大好評でした。


これから辰巳台で目指す拠点施設では、どんな機能を形にしたらよいのか。
これまでぼんやりとしたものでしかなかったイメージが、今回の見学によって、少しでも鮮明になれば嬉しいのですが・・・。


未来創生ミーティング(ちはら台)

2018-10-13 | 市民活動
市長と町会長が語りあう「未来創生ミーティング」。
市内を11地区に分け、市長自ら地域に出向いて町会長の質問に答えます。

今日の午前中はちはら台へ。
今年でちょうど30周年を迎える市内では新しいまち。今も人口が増えています。
町会長さんも、比較的若い方が多く見られました。





未来創生ミーティング定番(?)の防災や高齢者支援の質問に加えて、今回オッと思ったのが、千葉市蘇我の石炭火力発電所計画について。
大気汚染物質がこの先も基準値以下という保証はあるのか。公表データによると、ここちはら台地区はホットスポットになっているが、説明会を開かないのか。
子どもたちの未来を考えての、若い世代の町会長さんからの質問でした。

私もこれまで毎年様々な地区の傍聴をしてきたけれど、こういった環境問題がテーマになったのは初めてかも・・・。

町会長だと高齢の男性がほとんどなので、正直テーマも偏りがち。
もっと幅広い世代や女性の意見を聞く機会を意識的に設ける必要があると改めて感じました。

公民館・コミセン不思議クイズ

2018-10-08 | 市民活動
突然ですが、クイズです。

問1)次のうち、公民館の利用が許可されないのはどれ?
①カラオケ同好会の仲間の打ち合わせ
②手芸サークルが会費制で講師を招いて教室を開く
③参加者を募って認知症予防講座を開く

答えは③。
市のマニュアルに従えば、サークルの内輪の趣味やお稽古事はOKなのに、広く住民参加を募った場合、公共性や公益性が高くてもNGなんです。コミュニティセンターも、公民館よりは多少基準が緩いとはいえ基本的に同様です。
これでは市民の自治活動の意欲も削がれてしまいますよね。

本来、社会教育法や条例で禁じているのは、営利目的や特定の宗教・政党への支援です。
それが市原市ではなぜこんな風に拡大解釈されてしまっているのでしょうか?
条例に違反しているかどうかは、マニュアルで縛らずとも現場の判断ですむ話です。実際、近隣のほとんどの市は許可しているのです。

問2)公民館とコミュニティセンターの違いを述べよ

答え・公民館は地域住民の学習のための施設。コミセンは地域住民の交流・活動のための施設。

所管も、公民館は教育委員会、コミセンは市民生活部と縦割りになっています。
でも、同じ地区に二つの施設はありませんから、実際はどちらの施設も同様に社会教育を担い、住民の交流や活動の拠点になっていると思います。
二つの公共施設を区別して認識している市民は、ほとんどいないのでは?

どうして同じような施設が縦割りになっているのかというと、公民館は社会教育法に基づいて交付金によって建てられたからなんです。設置目的に沿った使い方をしなさいという、国の縛りがかけられている施設なんですね。
でも、多くの公民館が建築から40年近く経過した今、市の政策レベルや職員の意識までもがいつまでも国による縦割りに引きずられる必要はないんです。
どちらの施設も社会教育主事など専門職を配置して、生涯学習から市民活動につなげる拠点にすることが地域福祉や活性化には必要では?
そのためには、所管を統一した方がいいと思うんですが・・・。

そんなことをこの間の議会で提言したのですが、お世辞にも前向きな答弁とは言えませんでした。
縦割りの壁を壊すという役所内の壁は厚い!!(笑)

写真は、飯香岡八幡宮の「さかさ銀杏」。
頼朝が源氏再興を祈願して逆さに植えたという言い伝えがあります。

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