私が今最も注目している市の取り組みの一つ、「いちはら防災100人会議」。
各団体(社協、町会、障害者団体など)から選ばれた市民と、無作為抽出により選ばれた市民、合わせて約120名が集まり、防災について学び、考え、アイディアを出し合うというプロジェクトです。
防災を「自分ごと」として身近に感じるきっかけになるし、「防災」という誰にとっても身近なテーマを切り口に、地域のコミュニティも深まります。
防災計画というと、これまで国の「防災基本計画」や、都道府県・市町村の「地域防災計画」がありましたが、これからはもっと地域コミュニティレベルの「地区防災計画」が必要という機運が、今高まっています。
例えば、国の計画で「車での非難は原則禁止、徒歩で避難する」としているところを、地区防災計画では高齢者や障害者は車OKにするというように、各々の地域の実状に合わせ、住民が話し合ってきめ細かく決めることができるわけです。
「いちはら防災100人会議」を足掛かりに、市原市内に地区防災計画の策定を広めるということも、ねらいの一つです。
100人会議は、同じメンバー(委員)で6回にわたり行われます。
先日、その3回目が開かれたので、様子を覗いてきました(^^)。
会場は、新しくできたばかりの第1庁舎(防災庁舎)。

メンバーの中には、高校生や聴覚障害者、知的障害者も。
半数が無作為で選ばれたので、老若男女様々な立場や職業の人々が一緒に話し合う、このごちゃまぜ感が凄くいいですね。
予定時間3時間の前半は、跡見学園女子大の鍵屋一教授による講義。
鍵屋教授は、月刊誌「ガバナンス」今月号の表紙を飾るほどの防災の第1人者です。

後半は、鍵屋教授のナビゲートによるワールドカフェ方式のグループ討議。
東日本大震災の際に避難所となった石巻の特別支援学校の先生が、障害児の避難生活の様子を生々しく語った文章を読み、皆で課題や教訓、対策について考えを出し合いました。

例えば「避難者名簿には、あらかじめ自分の得意な分野やできることの記入欄を設けよう」など、様々なアイディアが出されていました。
地区防災計画を策定するにあたっては、住民だけでなく地域の企業、学校、医療、福祉施設などとの連携も必要です。この日は福祉部門の職員も見学していたのですが、今後は教育委員会なども関わると良いのではないでしょうか。
鍵屋教授の徹底した現場目線のわかりやすいお話や、市民委員の皆さんが楽しそうに意欲的に取り組む様子に感激しきりで、3時間がとても短く感じられるほどでした。
この市原市のチャレンジは全国的にも珍しい取り組みだそうで、今月24日に東京で開かれる内閣府主催の「地区防災計画フォーラム」で市原市の事例が発表されるそうです。
興味のある方はぜひお出かけください!
各団体(社協、町会、障害者団体など)から選ばれた市民と、無作為抽出により選ばれた市民、合わせて約120名が集まり、防災について学び、考え、アイディアを出し合うというプロジェクトです。
防災を「自分ごと」として身近に感じるきっかけになるし、「防災」という誰にとっても身近なテーマを切り口に、地域のコミュニティも深まります。
防災計画というと、これまで国の「防災基本計画」や、都道府県・市町村の「地域防災計画」がありましたが、これからはもっと地域コミュニティレベルの「地区防災計画」が必要という機運が、今高まっています。
例えば、国の計画で「車での非難は原則禁止、徒歩で避難する」としているところを、地区防災計画では高齢者や障害者は車OKにするというように、各々の地域の実状に合わせ、住民が話し合ってきめ細かく決めることができるわけです。
「いちはら防災100人会議」を足掛かりに、市原市内に地区防災計画の策定を広めるということも、ねらいの一つです。
100人会議は、同じメンバー(委員)で6回にわたり行われます。
先日、その3回目が開かれたので、様子を覗いてきました(^^)。
会場は、新しくできたばかりの第1庁舎(防災庁舎)。

メンバーの中には、高校生や聴覚障害者、知的障害者も。
半数が無作為で選ばれたので、老若男女様々な立場や職業の人々が一緒に話し合う、このごちゃまぜ感が凄くいいですね。
予定時間3時間の前半は、跡見学園女子大の鍵屋一教授による講義。
鍵屋教授は、月刊誌「ガバナンス」今月号の表紙を飾るほどの防災の第1人者です。

後半は、鍵屋教授のナビゲートによるワールドカフェ方式のグループ討議。
東日本大震災の際に避難所となった石巻の特別支援学校の先生が、障害児の避難生活の様子を生々しく語った文章を読み、皆で課題や教訓、対策について考えを出し合いました。

例えば「避難者名簿には、あらかじめ自分の得意な分野やできることの記入欄を設けよう」など、様々なアイディアが出されていました。
地区防災計画を策定するにあたっては、住民だけでなく地域の企業、学校、医療、福祉施設などとの連携も必要です。この日は福祉部門の職員も見学していたのですが、今後は教育委員会なども関わると良いのではないでしょうか。
鍵屋教授の徹底した現場目線のわかりやすいお話や、市民委員の皆さんが楽しそうに意欲的に取り組む様子に感激しきりで、3時間がとても短く感じられるほどでした。
この市原市のチャレンジは全国的にも珍しい取り組みだそうで、今月24日に東京で開かれる内閣府主催の「地区防災計画フォーラム」で市原市の事例が発表されるそうです。
興味のある方はぜひお出かけください!