http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010012300041
2010年1月23日配信
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短時間も本格応酬か=小沢氏聴取、矛盾突く構え-東京地検
聴取要請から20日近くを経て、23日に実現する小沢一郎民主党幹事長への事情聴取。4時間程度の予定だが、東京地検特捜部は、単に小沢氏の主張を確認するだけでなく、これまでの小沢氏側の説明への疑問点を確認し、矛盾を突く構えだ。限られた時間での激しい応酬が予想される。
最大のポイントは、陸山会の土地購入に充てられた4億円の原資の説明だ。聴取時間の多くが、この点に費やされることになりそうだ。
小沢氏側の関係者によると、小沢氏は、信託銀行の妻子名義の口座から引き出した資金など、当時保有していた4億数千万円の個人資産から用意したと説明する。
これに対し、特捜部は多額の現金を長期間、自宅などで保管していたのは不合理とみて、理由をただす方針だ。
陸山会の代表者である小沢氏が、元秘書らの虚偽記載をどこまで認識していたかについても確認する。逮捕された衆院議員石川知裕容疑者(36)ら3人は、いずれも小沢氏への報告や了承などを否定。同氏も認識を全面否定するとみられるが、特捜部が特に重視するのは、土地代を支払った直後、陸山会が金融機関から4億円の融資を受けた際、小沢氏本人が融資手続きに関与した点だ。石川容疑者は、この融資が原資を隠すための偽装工作だったと認めている。
小沢氏は記者会見で、日付を偽った書類を示した上で、「土地購入の原資は銀行からの融資だった」と、事実と異なる説明をしていた。特捜部は、なぜ小沢氏が虚偽の説明をしたのかについて問うとみられる。さらに、偽装工作にかかわっていたのなら、虚偽記載も知っていたのではないかとみて、詳しい説明を求める。
小沢氏側は1回限り聴取に応じるとしているが、特捜部が説明内容に疑問点が多いと判断すれば、再聴取を要請することもあり得る。(2010/01/23-05:15)
記事の紹介終わりです。