自立する日本。自立できぬ、鳩山首相
コンクリートから人へのスローガンは、無駄なダム工事を止めた。
普天間の飛行場の辺野古への移転も止めた。
ここまでは、良かった。
これからの真の政治改革、鳩山由紀夫にそれが出来るか。決断を常に回避する、「恵まれた家庭に育った」ひ弱な神経では、それは出来ない。
ならばどうする。
鉄は熱いうちに打て。
どんなハンマーでも良い。自民でも、ブロガーでも、場合によっては、雨や支那から借りてでも、叩けば鍛えられる。育ちの良い宇宙人気質は、さらりと受けて、強くなるかも知れない。国民は総体としては、彼を選良としたのだから、信じて、敲くしかない。
鳩山政権の課題はあまりにも重い。自民党政治のもたらしたものは、経済発展が光りの部分。陰の部分は、対米従属。その従属が、せっかくの経済を壊しはじめてしまった。1985年のプラザ合意がその節目になった。米英などの支配層は、ドルなどの対円下落を危機と、深刻に受け止めた。日本の経済への攻撃が周到に準備された。世界金融の構造改革は、日本経済の生み出す果実をアメリカ金融に預けることで、利を得んとした。これが実現すれば、日本経済の前進は止まる。大局をみれば、貿易収支と財政収支の双子の赤字は、アメリカを蝕んでいると知れるはず。それが見えない経済の2世経営者。政治は戦後一貫して、従米でアメリカの言いなりだった。豊かな消費活動がなければ、経済は成立しない。この簡単な現実を知らない、経済人。先ずはリストラから始まった産業改革は、日本経済の落とし穴であった。彼等は創業者ではなく、単なる世襲のボンボンか、経済の実相を知らない、事務官僚にすぎない。民間企業の経営者とは言ってはみても、企業マニュアルに沿って経営の管理をするだけで、公務員官僚と同じ業務形態。大学受験程度でそれから進化のないアタマでも、これなら出来る。
自社の利益を、アメリカの双子の赤字の穴埋めに使われてしまった。それを理解出来ないボンクラ。その脳無しが日本の経済を壊した。それから政治家はもともと壊れていたし、アメリカ社会はもっと、ぐちゃぐちゃに、ゾンビなので、定規が無ければ、計れない。
小泉・竹中のカイカク政治が、日本経済を破壊の縁へ導いてしまった。一般民衆の所得は、何百万円も減った。中高年の給与所得者が、解雇され、若者は職にありつけない。
対等な日米関係を口にした、鳩山総理はその内容が、解っていないようだ。このままでは、日本は漂流する。普天間問題では、名護市長選挙の勝利を契機として、海外移転を鮮明にすべきだある。
安倍、福田そして麻生と続いた政権は、小泉政治の総括が出来ない。
国民は、自民・公明政権に見切りを付けて、民主やその他の野党に期待を繋いだ。
それで、政権交代である。
自民・公明の政治体質そのままの、小沢が出てきて、その流れが止まった。
藤井氏は嫌気がさして、自任した。
そして、汚沢の周辺からまたもや逮捕者が、複数出た。
このままでは、汚沢の逮捕も、囁かれはじめた。
日本再生への道筋を示したものは、亀井氏の実体経済への資金注入策。
事業仕分けは、パフォーマンスとしては上出来だが、小沢が出てきて、予算は自民・公明のそれと同じ系譜を謳っている。
日本の風は、日本経済再生ではある。
しかし、ボンボン小学一年生の鳩山首相は、子供故、ボーッとしているだけ。
民主連立政権の設計図は誰が書くのか。
小沢はガソリンの暫定税率を継続させた。その他の予算も、官僚と土建屋そして、売国自動車業者などの、貿易事業に偏った配分となった。元の木阿弥である。
民主党の体質は、自民以上に構造改革に寛容というより、賛同していた。格差の進行と、国内産業の疲弊を目の当たりにして、今は思考停止になっている。少しは、利のみを追って産業の脛を削っている改革の実害が解っているのか。亀井・国民新党だけなのだろう。
日本経済を大きく毀損した小泉改革は、暴力的に金融・経済に介入した。この経済を再生させるには、政府の総力を注入して、経済末端まで資金注入を行わねばならない。これが解っているのは、亀井郵政金融担当大臣只一人なのか。
小沢政治からの脱却。実は『隠れアメポチ』の民主党
「自民党をブッ壊した」のは小泉純一郎で
「民主党をブッ壊そう」としているのは、小沢一郎。
小沢の政策介入は、自民・公明政権の経済政策への逆行であり、国民の信を失う。検察が小沢の疑惑を追及するのは、大儀がある。与党の幹事長という重責なればこそ、身綺麗であるべき。東京地検の捜査が進んでいるのは、明白なる嫌疑があるから。鹿島関連の1億円の裏献金は送り側が供述しているのだから、当然事件として捜査すべきことである。小沢は建設・土建への地回り政治屋であり、言い換えれば、ヤクザである。暴力団の構成員や幹部に朝鮮由来の者が多いのは、諸兄の知るところだが、建設業界にも、在日やその帰化が多いのも事実。
小沢が日本の金融と関係が深いとは思えぬが、彼とて、アメリカ経済とその政権が金融詐欺にて存在していることくらいは、承知しているのだろう。その詐欺師にせっせと、貢いでいる日本経済の果実があるからこそ、双子に三つ子の赤字のアメリカが、凌(しの)げている。反自民を政治的旗色としている小沢が、支那拠りなのは素朴なオツムリには理解しやすい。このポーズは選挙対策。反資本の気分の濃い民主支持者に媚びるには、コミンテルンの系譜を引く、チュウゴク共産党との連携を示すのが、一番手っ取り早い。しかし、支那の経済の源泉は日本の産業技術を、安い人民の労働力で加工して、ドルを蓄えるという循環があるからこそ、なり立つアジア・太平洋経済なのである。つまり、親支那とは、経済の底の部分では、一枚板の裏表の関係にある。支那の共産党が、共産を名乗りながらも、反人民であるのと同様に、政治の地回りヤクザの小沢も、日本経済に取り憑いたダニである。
格差社会に嫌気がさした国民が、政権交代目的で民主党を選んだわけだが、小沢の政治がそれに応えて、良い政治をするはずもない。経済や政治の実相を認識出来ない、床屋の政治談義のオッサン、井戸端会議の小母さんが、義侠心を出して、ヤクザ・売国の汚沢をかばう姿は、哀れでもあり、嗤うに笑えない。世知辛(せちがら)い、世間の荒波、その中で生き抜くためには、少々の悪事・いたずらも「身過ぎ世過ぎ」これは、小市民なら許されるが、国会議員ならば許されるはずもない。彼等の年俸は幾らか調べてみるがよい。国会議員でカネに汚いのは、小市民がそのまま、政治家になってしまったから。反日でアメポチ、シナポチならば、国会の壇上へ押し上げる、マスコミや官僚機構があるからこそ、このような品性賤しい者達が、日本国の国会の赤絨毯(じゅうたん)を穢(けが)すことが出来るのである。雨や支那にしてみれば、日本の政治家は、「御輿は軽くてパーがいい」
と思うのは当然ではある。当の小沢氏そのものが、「信義が軽くて、道理はパー」であるのは、やはり笑えない。戦後日本の悲劇が、赤絨毯の上に集約されているる
小沢自由党が合流したからこそ、自民から民主への政権交代があった。その思いは理解出来る。しかし、鳩山民主に政権を委ねたのは、国民の意思であることを、もう一度思いを致すべきなのだろう。小沢が民主にすり寄ったのは、民主の素朴さを呑んでいたからであり、政権奪取の政治計算にすぎない。今回の暫定税率維持のゴリ押しを見れば、彼が国民目線ではなく、政権利権の目線、税金簒奪目線なのがよく解る。
本建築への設計思想は、構造改革からの転換である。金の筵の仮住まいを止めにして、民主党が本建築の堂々とした、母屋を造るには、民主党も、政策の総括が必要である。自民党が出来なかった、国際構造改革の分析と、それからの脱却が主要なテーマである。国民新党はそれへの一定の、対処法があるからこそ、国民の信を得ている。特に小泉構造改革の反日的性格を追求していた、ブロガー達の支持は亀井氏に集中している。鳩山総理も、ブリジストンの宗家の一人として考えるのではなく、小泉政治の真摯な分析に真面目に取り組めば、ブリジストンの経営そのものも、深くユダ金の術中に堕ちていることに思いが及ぶ筈である。
タイヤ作りの実物製造会社の運営が、自社株の政略的粉飾による、信用創造(捏造)で良い筈がない。現在の世界経済を覆っている、金融による専横を排除しないかぎり、世界経済の健全な発展は望めない。かといっても、急激なハンドル捌きは、経済転覆の危険もあり、何年かの期間をかけて行うべきではあろう。もちろん鳩山氏の日和見政治では、その様な急ハンドルは出来るべくもない。
また経済に於いては、日本経済の果実流出を止めるべきである。低脳浮薄の管理経営する企業から利益が、アメリカ等へ流れ出ぬようにするには、増税で余剰資本を吸い上げるべし。あるいは、社員厚生費を厚くすることなどにより、国内購買力の増強を図るべし。
鳩山首相の性格を変えることは無理なのだろう。ならば、日和見・調整型政治の指導性欠如を是正する方策が不可欠である。
人材はたぶん、皆無なのかも知れない。ならば、亀井政治の突出の中から、育てて行くしかないのか。まずは、返済猶予と新規貸し付け、そして利子補給、あるいは、利子分も貸し付けるなどの成果を計測し、公表すべし。この金融による日本経済への資金注入が、50兆円を超えることがひとつの目標である。
支那に対しての対策も絶対必要である。民主党の内部若しくは、他党から招聘して、台湾派とも言うべき、グループを構築すべきである。この様な、東シナ海への投錨が無ければ、小沢のような支那べったりの外交になってしまう。早晩アメリカ海軍は空洞化が進み、中東からインド洋を経て日本への海上交通路の安全確保は、日本独自で行わねばならなくなる。
アデン湾の活動の報告は、どうなっているのか。シナ海の話は無理でも、海賊退治の話なら出来るだろう。防衛や危機管理が手薄では、村山政権の轍を踏む。オームは信教の自由が隠れ蓑だった。小沢は反自民が隠れ蓑であり、本質は、政治ゴロ、建設業界の地回りヤクザである。
国民はもうそろそろ、民主党の不甲斐なさに、飽きてきたのではないか。検察とて人の子。世間の風も読む。小沢の専横と不敬発言をみれば、頃良しとの判断も出ようもの。
鳩山由紀夫は日本国の総理大臣になったのだから、自分の立ち位置をしっかり自覚すべし。総理の椅子は見た目より、座り心地が悪いもの。なれど、権力を手中にしたワケだから、野党の時代とはパワーが格段に違うはず。相変わらず、汚沢擁護の莫迦話をたれ流しているが、これは自分の権力を認識していない証拠である。すべきことを全て先延ばししていては、民主党に権力を預けた意味が無くなる。このまま行けば、夏の参院選では、民主党は退潮する。自民もそれほど躍進は出来ぬので、中間勢力が明確な、真性のビジョンを示せれば躍進するだろう。その意味では、亀井・国民新党に期待したい。
日本の政財が再生するのには、国民一般が豊かに消費出来るだけの、収入を保障せねばならない。小泉・竹中は金融の蛇口を閉めることで、企業の営業経費=人件費を搾らせた。民主政治は、民間の給与生活者の待遇改善や農村・漁村へお金を落とす政策を実行することで、民間の購買力を取り戻す政策を推進すべし。
自民党政治が、日本の経済再生を実現できなかった理由は、この党自身が、日本国民の犠牲の上に成立しているからである。それと同じように、民主党自身も、国民生活の上にのしかかることを持って成立している。自民党の支持者は、かつては農民票が主流であった。小泉時代はB層とよばれる、政治に定見を持たない浮遊層が、マスコミに踊らされて、小泉・自民を支持していた。橋本以降の自民党の政治は、国民を欺き国富をアメリカやイギリスそして支那へと横流しをする売国政治に転換してしまっていた。民主党の支持者は、官公労などに代表されるように、国や地方の公務員が主流である。次には、トヨタなどの自動車産業の正社員やパナソニックなどの電器製品メーカー関連の社員などである。そのほか、国公立病院の職員なども多くが民主党を支持している。これらの人達は、労働者と言うよりも、正規社員、正規職員と呼ばれる、上層勤労者である。彼等は、職能免許制度や、血縁や情実により、大企業や官公庁に連なる人達。この人達はそれなりの経済的待遇を得ているので、生活の欠乏感はもっていない。ほどほどの貯蓄をする余裕があり、日本国内金融のゼロ金利を嫌気して、海外の金融商品にも色気を見せる「余裕」のある階層である。彼等に日本の悲惨さを正す正義の実践を期待するのは無理というもの。同情では日本は変わらない。
反国際金融資本=反特亜の気分のある、安倍、福田そして麻生内閣を攻撃するために、マスコミ各社やNHKは、格差問題を取り上げて、自民党を攻撃した。小沢は明らかに、親特亜であり、鳩山も薄甘いサヨク的ではある。しかし、いざ民主党を中心とした政権が出来てみると、普天間問題や脱ダムに見られるように、戦後日本の既成利権と対立する政策が、現実化して、マスコミの親米体質と対立するようになった。これこそが日本国の民意なのである。それを明確に、外交に生かせぬ鳩山首相は、リーダーにとって一番重要な資質に欠ける。欠けるが、アメリカと対峙する気概は命がけではある。
小沢周辺への検察の急襲は、法の番人としては当然の処置。特に政権与党の幹事長の要職にある者が、職責を利用して、違法な政治資金の運用を行うのは看過できない。
友愛が政治信条ならば、先ずは「家の子、郎党」への友愛の誠を示すべき。
それが出来ぬなら、泳ぎのうまい、責任感の薄い男の、言い訳にすぎぬ。
小沢逮捕の爆弾が炸裂してしまえば、鳩山政権も道連れで、沈没=政権交代もあり得る。