ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

ウッヒャ~~~的、体験!

2008-04-15 20:37:46 | Weblog
鹿児島の空は晴れていた。
目の前の錦江湾には、偉大な桜島がでぇ~んと鎮座していた。

長淵剛がここにいたなら、きっと吠えていたであろうなぁ~と思いつつ
パワー溢れる桜島を見ながら、トイレの順番を待っている私~変?

          『言っておくが、長文だよ!』

鹿児島市民文化ホールは、超満員プラス立ち見のお客でごった返していた。
とにもかくにも、若い子を見つけるのに苦労しそうなほど、年配者だらけ。

みんなの眼は希望に満ち溢れていて、開場を今か今かと待つ長蛇の列。
私と婆は「それよりもまずトイレの列が先!」と、その人垣を横切った。

列は遅々として進まず、開演の時間は迫っている。
いったい我らは、何しにこの会場に来たのか。 トイレ待ちとはね~。

ちょいと入り口を間違え、婆とヒィヒィ言いながら階段を登った。
我らは「2階席め37.38」  夢と同じ、豆粒だぁ~。 ゲンナリ!

こんな事もあろうかと思い、山男・相棒殿から双眼鏡を借りて来たのだ。
でもね~2階席でも前から三番目。これならまぁ良しとしましょう。
何しろバスツアーですから、こんなもんですわよ。

お昼に食べた、ホテル京セラのランチバイキングの、美味しかったこと。
婆も私も、たらふく頂きました。もちろんデザートまで・・・へへへ・・・

などと回想する間もなく、開演のブザーが鳴る。
会場は次第に闇に包まれた。 

 ホタルがいっぱい~こりゃ何だぁ?

赤や青のハートのホタルが、右に左にちらちら揺れている。
よく見ると、一階席の観客が一斉にペンライトを揺らしているのだ。

それも【氷川きよし】オリジナルらしきペンライトだ。
婆が「マツケン・サンバ棒を持って来たら良かったのに」とほざく。

この状況の中、そんなこと出来ようか~! 
空気を読みたまえ・・・〔K・Y〕って、知らんと?

 始まった~
【氷川きよし】が、緑を基調にした宝塚調の、格好いい衣装で登場。
眼鏡をかけて見るが、小さいのに変わりはない。

ここで登場~山男御用達の双眼鏡。
眼鏡をかけたまんまで覗いてみた~見える見える。。。可愛いがねぇ。

婆と交替ばんこに見ていたが、どうも婆は合わせきれない様で
「もう普通に見たいから」と度々辞退を告げられた。

婆よ、めがねを外せ!ほらどうだ・・・「あら、よう見えるがぁ~」
じゃろがぁ~良かったじゃないね。
きみまろショーで買った、双眼鏡も持って来れば良かったよ。

このコンサートは、誰も立ち上がらない。
それもそのはず、おばちゃん軍団が主だから、実にお行儀が良い。

山吹色の声援が小気味良く【氷川きよし】の歌を盛り上げる。
歌良し・笑顔良し・トーク良し~ 楽しいひと時でありまする。

実家の父が生前、【氷川きよし】をよくカラオケで歌っていた。
今も元気に生きていたなら、この会場に母と二人で招待できたのに。

こんな感じで歌っていたよね~父は【氷川きよし】の歌が上手だった。
目を閉じて「天に届け~」と祈った。もっと聴いてやれば良かったな。

双眼鏡の中の【氷川きよし】は、額に汗して煌びやかに歌っている。
バックの生バンドも、司会の西寄東さんもノリノリだ。

アンコールでは真っ赤な衣装で現われた。
会場は興奮の坩堝~~~おばちゃん軍団、舞い上がる!!

時の経つのも夢の内、、、【氷川きよし】コンサートは幕を閉じた。
婆の満足げな笑顔が、何とも言えなかった。嫁の品格が上がったね!

締めのトイレの行列をして、婆と腕を組みながら会場を後にした。
駐車場の片隅に止め置かれた、機材移動車の【氷川きよし】の顔が
夕日背にし~い~~て~♪ 

こっちに向かって手を振っているように見えた。(気がしただけ!)

駐車場でもグッズが売られていた。
これから始まる夜の部の観客たちが、眼の色変えて買っていた。

どうもありがとう【氷川きよし】
これから当分、愛車のウィッシュ は【氷川きよし】の歌が流れる事だろう。

      ワハハハ・・・・