三ヶ月に一度の診察の日。
婆を連れて、宮大の大学病院・6F脳外科外来へ。
予約制だから、忽ちのうちに診察は終わる~はずだった。
「後から来た人の方が先になった」
そんなことは無いのだが
婆の愚痴が出始めた頃に、漸く名前を呼んでくれた。
今日から担当の
医師が変わる(前回知らされていた)から
婆も少し緊張しているようにも見える。
「K先生はもういないの?」と、何処かのおばちゃんが受付けで尋ねた。
看護士さんは笑いながらこう言った。「K先生はファンが多かったからね」
そのファンのひとりがここにいますよ。ねぇ~婆!・・・と言いたかった。
新しく担当となったのはY先生。若~い、よかにせさんでした。
これなら婆も、文句を言いますまい
この病院の会計は、番号札を持って呼ばれるのを待ち、清算は機械で。
さらに処方箋も、機械に専用カードを入れて~と、なかなか難しい。
婆ひとりでは、到底乗り越えられない至難の業である。
この人、ひとりなら遣って退けるだろうが、案外嫁に頼りたがる。
色々と質問をして来るが、黙って付いといで的テンポで、ハイ終了
都城の調剤薬局に着いた頃には、既に薬は処方されていた。





帰り道でのことでした。
沿道の家々には、春を彩る花々が見事に咲き誇っています。
「春は良いよね~」運転しながら、外の景色を楽しんでいた。
「あの黄色い花は何ね~初めて見る花じゃが?」
黄色い花は山ほどあるが、モッコウバラを見ながらの質問だった。
今まさに花盛り・・・あちこちの庭先に咲き誇っていた。
「家の庭にもあるよ」と言うと
「え~?見たことないが」だって!
家に帰り着くや否や「どこ・何処にあるの?」と、矢の催促。
「自分で見つけてご覧。庭を見る楽しみが増えるから」
「下ばっかり見てると目に入らないからね、。立ち止まって見回してみて。
きっと見つかるよ~」 意地悪な嫁は、笑ってその場を離れましたとさ。
婆を連れて、宮大の大学病院・6F脳外科外来へ。

予約制だから、忽ちのうちに診察は終わる~はずだった。


婆の愚痴が出始めた頃に、漸く名前を呼んでくれた。
今日から担当の

婆も少し緊張しているようにも見える。
「K先生はもういないの?」と、何処かのおばちゃんが受付けで尋ねた。
看護士さんは笑いながらこう言った。「K先生はファンが多かったからね」
そのファンのひとりがここにいますよ。ねぇ~婆!・・・と言いたかった。
新しく担当となったのはY先生。若~い、よかにせさんでした。
これなら婆も、文句を言いますまい

この病院の会計は、番号札を持って呼ばれるのを待ち、清算は機械で。
さらに処方箋も、機械に専用カードを入れて~と、なかなか難しい。
婆ひとりでは、到底乗り越えられない至難の業である。
この人、ひとりなら遣って退けるだろうが、案外嫁に頼りたがる。
色々と質問をして来るが、黙って付いといで的テンポで、ハイ終了

都城の調剤薬局に着いた頃には、既に薬は処方されていた。





帰り道でのことでした。
沿道の家々には、春を彩る花々が見事に咲き誇っています。
「春は良いよね~」運転しながら、外の景色を楽しんでいた。

黄色い花は山ほどあるが、モッコウバラを見ながらの質問だった。
今まさに花盛り・・・あちこちの庭先に咲き誇っていた。


家に帰り着くや否や「どこ・何処にあるの?」と、矢の催促。
「自分で見つけてご覧。庭を見る楽しみが増えるから」
「下ばっかり見てると目に入らないからね、。立ち止まって見回してみて。
きっと見つかるよ~」 意地悪な嫁は、笑ってその場を離れましたとさ。