この大学病院はチーム制
執刀医が親分でその下に9人の子分医師が付いている
毎日の回診にはその中の3~4人が来るようだ
その中でも中心的に診てくれている2人
私達がこっそり呼んでいる Iくん(どうやら子分頭) と ちびっ子(背が低く立場もまだ下)
執刀医の親分はいかにも外科医と言った風体
ただ、外来での初見ではピンクのYシャツに紫の太いネクタイ
消化器外科界では名医と言われているらしいが・・・
Iくんは家族が心から信頼している医師
穏やかな性格で家族の心情を逆撫でず、説明も分かりやすく、信頼できる
ただ、状況の↑↓が表情や立ち姿で分かり・・・
しょぼ~んとしてたりキラキラしてたり・・・
私達は何かあるとまずはIくんの姿を観察。それでホッとしたり緊張したり・・・
でも良い先生だ
ちびっ子は・・・・まだまだちびっ子だ
でも一生懸命さは伝わる
息子とお茶をして一息ついていると Iくんから電話
15:45から手術室へ移動するのでICU前の待合室で待機して欲しいと依頼
19:00 医師達と面談
大腸はまだボリュームがあり縫合できない
その水分が血液に吸収されるのにはあと2~3日
一度で縫合できるかどうかは形成外科医と相談しつつ進めていく
敗血症からは脱出したが、まだまだ安心できない状況だと言う
これからもこんな感じで大山小山を幾度も乗り越えていく事になるんだろう
入院30日目
少しづつ良くなっている
今週末には1回目の縫合予定
ただ、気管挿管の期限は7~10日なので
今後気管切開も視野に入れておいて欲しいと言われる
肺に水が溜まっていて痰が出せずに苦しそう
今の時間、少しでも良くなるように願うけど
何の為の時間なんだろう?
すべてを受け入れるための時間?
入院31日目
医師達と面談
この3日間、少しづつ良い方向へ向かっているという
薄皮だけど2枚はむけた
明日夕方に膜の張替えと一回目の縫合
気分的にだいぶ楽になる