入院26日目
体温39℃ 腹部の痛みも強く、さらに辛そう
この日は土曜日。医師から説明があるというので午前中から病院へ
緊急手術をし、その際ストマも造営するという
(ただストマは3~6カ月間だけの一時使用)
夫は私に「いいよな!」と言った
想定していたとはいえ言葉に詰まる
医師が出て行った後、ちょっと涙が出た
手術説明書の記載
直腸のかなり低い位置の腫瘍に対して手術後、縫合不全が起きている
腹腔内の腫瘍に対して経肛門ドレーン、穿刺してドレーンを挿入し
抗生剤を使って治療した
膿瘍は小さくなっているが、腹膜の炎症が強くなり全体に広がっている
採血データと腹部所見は増悪しており
緊急手術をして、腹腔内を洗浄し人工肛門を造る必要があります
手術はまず腹腔鏡でお腹の中を観察し、癒着や炎症が強い場合は
開腹手術に切り替えます
手術予定は18時~
ただ、大腸手術でもっと緊急性の高い手術をしていて、それが終わった後になるという
手術が終わり説明を聞くまで病院に居なくちゃならない
今晩は家に帰れないかもなぁ
私が泣いてる場合ぢゃない!!
ストマ=渡哲也
私の知識はこれだけ
iPad でストマに関する記事を検索
そこには私の知らない世界があった
ストマはお風呂も水泳もスポーツもOK 日常生活には支障がない
へぇそうなんだぁ、しかも短期間のことじゃないか
大丈夫大丈夫!
ちょっと心が軽くなってきたぞ
そんな間も夫はベッドで辛そうにしていた
不安感が増大し始め、この日から思いをノートに書き始める
12時頃に執刀医から説明があると言うので、午前中から病院へ行く
ついに人工肛門 の話が出る
本人は今の辛い状況から逃れたい 「いいよな!」
私は返事が出来なかった
ただ、ここのところの発熱もあり、仕方が無い事だと思うしかない
今出来る最善の治療方法なんだと思う