この2ヵ月半の事が現実なのか夢なのか・・・
リビングでぼんやりできる幸せ
退院の日
嫁っち発案のサプライズ
私が病院へ迎えに行っている間に嫁っちとちびっこが我が家でこっそり待機
「鍵は必ず掛けておいてね」
「わかりました~」
鍵を開けると・・・自分達の靴も隠してあるよ よしよし
て
「おかえりなさ~い、おめでとう~」
あ~出てくるの早すぎ~
じじはちょうど靴を脱いでるとこ~
で それでもやっぱり じじ
入院39日目
一般病棟へ戻る
「お帰りなさ~い。良かったですね」 ナース達も大喜び
管まみれの上に酸素マスク
全身の筋肉はごっそり落ち、辛うじて右足は少し動かせるが左足はかかとも上げられない状態
グーもチョキもまともに出来ない
顔のほてりを異常に訴える
これで本当に歩けるようになんてなるのか・・・
ICUで気が付いた時 「ゴルフ場に行く道で自分が無理な運転をして交通事故にあったのかと思った」そうだ
入院44日目
酸素マスクが外れ、久しぶりにパジャマ着用
だいぶスッキリしてきた
リハビリや病院に対する不満を言う
「 文句ばかり言うのも嫌だけど、言わないではいられない」
誘眠剤を使うことにも不安あり 「午前中に寝てるから意味ない んだ」
ICUのナースが面会に来てくれのに
私とナースが楽しそうに話すとあからさまに不満そうな態度
自分に注目してろ・・・ということか
氷を食べ始める
家族全員でストマの説明を受けたいと・・・
皆で受けなくても自分で椅子に座り、ストマを見られるようになってからでいいのでは?
話の理解度が悪い
同じ質問を繰り返したり、間違って理解している
術後の状況を説明するが
今週末に寝台椅子に座れるようになったら、介護タクシーで都内を回りたい
自宅に一時帰宅したい...と
とにかく自分の状況がわかってない模様
私が否定すると機嫌が悪くなるので、ナースにこの1〜2週間でそれは無理だと説明してもらう
新たなトラブル 尿意を催すと痛みが出る
多分痛み止めが終了したため気がつくようになったのでは…とナース
膀胱炎等になってなければいいが…
昼夜逆転の生活 誘眠剤使用を始めて1回にする
来週は夜間付き添いをやめ、昼間病院にいる時間を長くして気分転換させてみよう
入院46日目
15:30 始めての離床
寝台椅子ではなく本当の車椅子に乗る!
皆は拍手 本人は涙、感動の模様
支えてもらい立つ
車椅子に乗り、一階まで移動。
正面玄関からちょっとだけ外へ
本人は自力で車椅子に移動できると思っていたようでがっかりしているが
想定内 この状況でそんな事が出来るはず無い
入院48日目
16時〜 泊り
表情も暗く、声に力がない
体が上向くと状況判断ができ、結果鬱々となると言った状況
リハビリの計画書を出せ、ビジョンを示せと仕事のような発言
「色々考えないでリハビリの事だけ考えるのがいいのかもしれない」
その通りですよ!!
睡眠に対しての不安も消えていない
食に関しても恐怖感があり、食べない言い訳をあれこれ述べる
鍼の先生の言葉を借りて「夜は休息時間と考えて、眠れなくても話さず目をつぶっていた方がいい」
日中は活動し、夜は休息という時間のメリハリをつけたいなあ