まじめに遊ぼう! 「旅と人と器と」

旅行記と陶芸だけだったのが、

手芸や籐工芸や多肉ちゃん

そして孫話まで・・・広がりすぎ~!

母のところへ 32

2020-12-15 | 母のこと

 

母のところへ到着し 受付で

「先ほど血圧を測定した後、Tさんもご一緒です・・・こちらでお声掛けしますか?」

以前登場した、母のお友達 Tさん

今も足しげく母の部屋に通ってくるらしく・・・

 

家族で話がしたいなら、部屋へ戻るように話しますよ・・・という事

「大丈夫で~す」

とにかく私は母の顔を見て一息ついて、夫に電話がしたい一心     理由はこちら

 

部屋に行くと、ちょうどTさんはトイレへ行っていた

 

小声で「昨日、あの方(名前を覚えない)泊ったのよ!」と母

 

「え~!? なに!? 泊ったってどういう事?」

 

『 夜遅くまで居て、帰らないから困っちゃって・・・

「泊っていく?」って言ったら「そうね」って

泊ったのよ~もうビックリ 』

 

ってこっちがびっくりだよ

 

トイレから戻ったTさん

今までと様子が違い、なんだか表情がすぐれない

「Tさん、私はすることがあるので、どうぞゆっくりなさってください」

 

と、まずはシーツ類をはがし、洗濯機に入れ

(今日は洗濯しなかったんだな)それも一緒にスイッチオン

 

その間 2人はと言うと

Tさんが床に落としたクッキーのカスを掃除中

「掃除機でやった方が早いよ」  

ところが、その掃除機が全く吸わない

 

そりゃそうだ 見た事が無いほどゴミフィルターが    

フィルターの所在を聞こうと姉に電話

これは買い替え時ということになる

 

なんだか事がチャンチャンと進まない

ゴミフィルターの掃除をし、カスはコロコロで掃除

 

「そうそうその前に夫に電話だよ」

 

 

 

「ちょっと早いけど、そろそろお昼を食べに行ったら?」

「そうね、行きましょうか?」

「どこへ?」

 

「ひぇ!?どっどこへ? って1階の食堂へ」

「朝も行ったし、いつも行く食堂ですよ」

「食堂?どこのことかしら?」

 

母も一生懸命説明するが、この繰り返し

 

Tさん これはやばい どうなっちゃったの~

 

「私もセブンイレブンに行くので、3人で下に降りましょう」

 

 

スタッフに「すみません、午後はTさんの事、よろしくお願いします」

これだけで通じる

 

鍵を直す前に・・・

そうだそうだ 洗濯物 干しちゃおう

 

洗濯機から出したタオルをパタッパタ

ん?

なんか細かいものが飛んでるんですけど・・・なに?

ティッシュ? 

ゼリー

 

洗濯機にシーツ類を入れる時に、洗ってない洗濯物が入っているのには気づいていた

(今日は洗濯しなかったんだな)・・と

 

いや~~ん

 

 

紙パン(たまに登場)が入ってた

 

細かいものは吸収何とかポリマーだ・・・

 

今までも

お風呂場のバケツの中で、水をタップンタップンに吸った紙パンがあり

そのたびに姉も私も

「これは使い捨てだから洗わなくていいの」「捨てるの大変なんだから」

そのたびに

「あらそうなの・・・知らなかったわ~」

 

洗濯機再度スイッチオン

 

壁や床に飛散した何とかポリマーの拭き掃除

 

電池を入れ直し、買ってきたサンドウィッチを食べ終えた頃、母ひとりで帰宅

 

「申し訳ないけど、Tさんが来なくてホッとしたわ・・・」

 

まずは紙パン事件を報告

「使い捨てだから、汚れてなくても洗っちゃだめよ」

「知らなかったわ~」

その後、ベランダでパタパタし、コロコロもしたけど完全には取りきれない

 

そうだ、洗濯機のゴミフィルターも掃除しなくちゃ

「そんなのがあるって知らなかったわ~」

の言葉通り、ゴミフィルターも大変な事に

 

「なんだか大変な思いさせちゃったわね~」

「ちょっとだけでも大掃除出来たから良かったんじゃない」

 

「あの方いつもはああじゃないんだけど、時々変なの」

「頭の中がショートしちゃう感じね」

「義母もそういう時あったよ。なにか不安だったりイライラすると なることがあった」

「今日も急に私が来て、いつもと違う状況になったからかもね」

 

「でさぁ?昨日Tさんが泊まったって話しだけどさぁ」

 

 

母が言うには

昨晩、遅くにTさんが訪ねて来た

だからと言って、彼女はあまり話さないので、自分があれこれと話しかけた

11時になっても帰らなかったので

「もう遅いから泊って行く?」と言ったら「そうね」

私が泊まった時のようにマットを床に敷き、薄掛けと毛布を掛けた

「ちょっと待って!Tさんパジャマはどうしたの?」

上着だけ脱いでそのまま寝た

 

「ちょっと待って!上段の布団をよく上げ下げ出来たねぇ」

スタッフのT君が上げ下げしてくれた

「いやいや・・・だって11時過ぎにTくんが部屋に来たの?」

Tくんが夜勤だったので助かった

「んんん~ん」

   

どうしても、母の言うことを100%信用できない娘

 

もう・・・どこまでが本当で、どこまでが妄想なんだか まったくわからん

 

全体の話のつじつまは合ってはいるけど・・・

 

 

「で、お母さん大丈夫なの?」

「ちょっと疲れてきちゃった・・・毎日来るんだもの・・・」

 

「よし分かった!帰りにスタッフにこれからは少し引き留めてくれるように頼むね」

「来ても何も話さないから、一生懸命話しかけるの」

 

「お母さん、ボケてる暇ないじゃないの」

「そうなのよ~」

 

 

帰りにTくんに真偽を確かめようと思ったが、いなかったので確かめられず

夜、姉に事の顛末を報告すると

「Tさんは数週間前から、お母さんが行っているディサービスに一緒に行ってるのよ」

 

仲良くしてもらっても、それはさすがに息が詰まるなぁ

 

スタッフも気にしてくれているから大丈夫だと思うけど・・・

さあ今後どうなる 

 

 

なんだか目まぐるしく、疲れた一日でした

 

 

コメント (2)
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