大奥 1巻(全19巻)
作者、よしなが ふみ
現在、NHKで実写ドラマしてて話題です。
数年前に全巻ほぼ一気買いして
夢中で読んだ漫画。
全19巻で感想書くの勿体ないなということで、
主人公ごとで区切っていこうかなと。
何度も実写されてる漫画。
1巻は2010年に映画で柴咲コウと二宮和也。
放送中のNHKでは第1話で冨永愛と中島裕翔。
1巻で出てくる将軍は、
6代将軍 家宣、7代将軍 家継、8代将軍 吉宗。
メインは吉宗。
3代将軍 家光の頃から広まった
男子だけがなる赤面疱瘡という病気で
女性の人口の4分の1しか男性がいなくなり、
男女逆転し将軍も女性がなり、
大奥は男性だらけになり、
それが普通のことになっているという
説明的な最初の部分に家宣が
触れる程度に出てくる。
その後の家継の代に大奥に入ってくる
水野(二宮和也・中島裕翔)が
最初の主人公。
家継は幼い(水野が大奥に入った時7歳)ため
大奥はあるけど機能してない。
新参者の水野が色々とやらかしながら
大奥の仕組みを理解していくのを読んで、
こっちも大奥の世界観を理解していく感じ。
そして幼くして家継が死去し、
吉宗が誕生したことにより、
水野の運命が大きく変わっていく。
ここで本来なら大奥の全員総入れ替えだけど
吉宗が倹約家だったので、
そのまま大奥を引き継いでいるので、
水野が大奥に残ってる。
水野は出世して御中臈になり、
上様(吉宗)の総触れに出ることに。
総触れとは、あの大奥といえばの、
ズラっと並んでるヤツです。
そこで、上様に名前を訊ねられたら、
その晩のお相手なわけです。
吉宗が最初の総触れで指名したのが水野。
吉宗も知らなかったんだけど、
未婚の将軍を大奥で初めてお相手する男子は
“ご内証の方”と呼ばれ、
死ななければいけないというきまりが。
これを吉宗が先に知ってたら
水野を選ばなかったと思われます。
そこは運命(さだめ)と話は進んでいく。
そして水野の仕置きが
決行されたかと思ったら、
吉宗公が逃がしてくれて
目出度めでたし。
そして、
吉宗が何で跡を継ぐ時は男名に変えるのか、
旦那は女名に変えるのか、
面倒だから廃止しようかと思うが、
何か理由があるのかと探ると
春日局が書くよう命じた“没日録”に辿り着いて
1巻終了。
この物語の世界観が分かりやすいように
プロローグな1巻になります。