嘘よみと儀飾の王女 1〜3巻
漫画、小田原みづえ
ファンタジーな宮廷モノ。
龍宮王国の王に一族を滅ぼされたオトは、
復讐のために王女を暗殺しようとする。
しかし、殺そうとした王女は男だった!
しかししかし
王女の替え玉だという少年アスが
本当に王女だということに気づくオト。
なぜならオトは、
“嘘の言葉は歪んだ聞こえる” という
特殊な力を持っている。
オトは、王すら知らないアスの秘密を
知ってしまったので自由を奪われるが、
アスが全く嘘をつかず
くったくなく優しく接してくるので
嫌いになりきれずモヤモヤ。
そして王女の身に降りかかる危険の数々。
なにより婿選びが迫ってくる。
そこで、
女のオトを婿にしてしまおう計画が浮上。
王族は全員敵と思ってたオトだが、
アスが目指すものは
オトが望んでることではと感じたりで
協力することにする。
(まぁ色々と理屈を並べて納得しようとしてる
オトですが、単純にアスに死んで欲しくない
だけだと思う。)
そんなわけで、
女のと偽ってる王女と、
婿と偽る女の子が
宮廷の権力争いのドロドロを
嘘と嘘を読むチカラで乗り切るお話。
婿選びの課題が何とかなるかと思ったら
何やらゴタゴタした挙句に
天代大君の他の花婿候補(オビト)が
花婿だと神託があったと嘘をつく。
オトは咄嗟に嘘だと言ってしまうが
3日後までに証拠を出せと言われる。
なんとか天代大君に尻尾を出させるための
計略が見事にハマり、
無事にオトは婿になりました。
というのが3巻までです。
序章が終わったって感じです。
これからどうなる!?
アスは産まれる前に男が産まれたら殺せという
神託があったために王女のフリをして
生き延びてきたけれど、
それでも忌子として何度も暗殺されかけてて、
しかしそれも体型的にあと2年ぐらいで
王女のフリは無理になるだろうと思ってて
それまでにどうすれば
アスが生きていけるようになるのか
今のところ無策っぽいです。
とにかく目の前の問題回避で
精一杯という感じ。
でも、オトを婿にしたってことは
どっかで取り替えの可能性を残してるのかなと
思ってるのですが違うのかな。
どうせ偽夫婦なら、
別に相手が男性でもいいだろうし、
というか男性の方が婿試験の間とか
女だとバレないかヒヤヒヤする必要ないと
思うのですがどうなんでしょう。
アスの秘密を知る人間を増やしたくない中で
婿候補に名乗り出れるのがオトだけだったと
いうのもわかりますけどね。
それにしても身分の高い人たちは、
古事記に出てきそうな名称で覚えられない。
アスの王女としての名称は、
黒浦按司加那志(クフあじがなし)。
黒浦というのは地名らしいです。
あじがなしの意味は分かんないけど
役職とかそんな感じと思われます。
王宮では、この名前で呼ばれてて
本名は呼ばれません。
ちなみに王女としての本名はマカト。
ふぅ難しい。
さぁ2人の結婚生活はどうなるのかな。