陽だまりシェアハウス 2〜4巻
漫画、小島美帆子
主人公の日向ちゃんは、
死んで地縛霊になってるお兄ちゃん朝陽と
お兄ちゃんの親友で自分を好きだという勇音と
3人でシェアハウスしながら、
お兄ちゃんの成仏目指して頑張るラブコメ。
日向ちゃんと勇音くんは両思いになりましたが
お兄ちゃんには内緒ということに。
(お兄ちゃんは気づいてて気づいてないフリ
してるっぽいけど)
伯母の真子が突然何のために来たのかと
思ったら、朝陽は自分の息子で
育児放棄して妹(日向の母)が
朝陽を息子として育てていたことをバラす。
そして、
朝陽は自分の息子だから遺産を寄越せと
やってきたわけです。
当然、日向は激怒。
勇音の機転で朝陽がポルターガイストを起こし
真子を追い出し、2度と来ないように釘を刺す。
日向は朝陽が実の兄ではない従兄妹だったと
分かっても、それがどうした兄は兄と
全く気にしてない。
それが朝陽にはツラい。
なぜなら朝陽は日向が好きだから。
それに気づく勇音。
なんやかやあって
朝陽の霊友達の哭のお話に。
両親からのプレゼントの腕時計を
元カレに奪われてて
それを取り戻そうという話に。
元カレは、時計をとっくに売ってしまっていて
取り戻すことは出来なかったけど、
両親に会いに行き、
日向たちに協力してもらい両親に謝り
愛されてることを感じて成仏する。
朝陽の成仏できない理由の半分である
“実の兄ではない” は日向に伝わったけど
“朝陽が日向を好き”であることは、
朝陽は日向のためにも言いたくないっぽい。
それに、言ってスッキリさようならとなるか
それは朝陽にもわからない様子。
日向は、朝陽が成仏するということは
本当にさよならになるんだということを
哭の成仏を見て思う。
これから3人はどうしようと思うのか!?
というとこで以下次巻。
日向の朝陽に対する想いは
どこまでも兄妹ですが、
それでも兄に対する想いは強く
失うことは考えたくない様子。
朝陽もそんな日向の気持ちを知ってるからこそ
兄であることにこだわり、
自分の気持ちを押し殺して生きてきたわけで、
幽霊となった今、
想いが届き通じ合っても続きはないわけだし、
勇音がいる今、想いが成就することもないし、
気持ちの落とし所を見つけるしかないのは
なんとも切ない。
うちのちいさな女中さん 3巻
漫画、長田佳奈
一人暮らしの翻訳家 令子さんと
住み込みで女中をしているハナちゃんのお話。
タイトルが “うちの” なので、
令子さん目線だったりしつつも
主人公はハナちゃんです。
何事にも生真面目で一生懸命で素直で
無表情なハナちゃんが、
たまに今回の表紙のような表情もしたりして
ハナちゃんがのびのびできてて嬉しい。
今巻は、夏のお話。
令子さんが夏バテでゴハンが食べれない。
心配なハナちゃんは、
井戸端で女性たちが “アッパッパ” という服が
涼しくて楽だと話してるのを聞いて、
「作り方教えて下さい」と突撃。
令子さんは食欲を取り戻します。
ここで、ハナちゃんに“自分の分も作ったら?”
とすすめるのが令子さんらしくて、
スタイルの良い令子さんと自分がアッパッパを
着てるのを想像して、
やめとくというハナちゃんもらしくて可愛い。
令子さんを “おねえさま” と呼び憧れてる
学生の吉田さん登場。
ハナちゃんをライバル視して、
「好きなものとか私は知ってるけど
あなたは知らないでしょ!」と
捲し立てますが、
ハナちゃんは、
「なるほど、ご教授ありがとうございます」
と素直に受け止めてしまいました。
吉田さん完敗。
また登場して欲しいな。
この時代の夏の台所
(冷蔵庫があるのが珍しい)の
食材の管理や作ったものを長持ちさせる方法
などなど、山梨で先輩方に教えて貰ったことを
思い出しながら
こなしていくハナちゃんのお話。
令子さんのお中元選びに同行する話。
そして、ハナちゃんも
山梨の旦那様と先輩たちにお中元を選ぶ。
旦那様にお菓子で、
先輩たちには “陶器の蚊取り器” 。
優しい気持ちがこもってます。
けど、センスが微妙なハナちゃんが選んだ器は
犬なのか猫なのかもわからない(たぶん猫)
謎の動物なの可愛い。
お休みの日に毎度休み方がわからず
令子さんが色々と連れ出してくれてましたが、
“便箋を1人で買いに行きます!”と
意気込むハナちゃん。
(ちょっと心配する令子さん)
相変わらずのセンスで便箋を買って
ご満悦だけど、
することがなくなって困るハナちゃん。
馴染みのお店の人に声を掛けられ、
アサリやらナスやらすすめられては
それを美味しそうに食べる令子さんが浮かび
買ってしまうハナちゃん。
令子さんのこと大好きだなハナちゃん。
さらにアッパッパの時に出会った人たちとも
仲良くなったようで
紫蘇のお裾分けと紫蘇ジュースの作り方を
教えてもらいます。
山ほどの荷物を持って
早々に帰宅するハナちゃん。
紫蘇ジュースを作って
令子さんに喜んでもらえて嬉しそう。
そして、
買ったもので夕食を作りたいハナちゃん。
夕食は店屋物にするつもりだったけど
ウズウズしてる様子を察する令子さん。
でもその前に、お買い物のお話を聞かせてと
ハナちゃんにも紫蘇ジュースをすすめる
優しい令子さん。
という、ホンワカあったかいお話で
以下次巻。
ほんとに優しい優しいお話です。
令子さんの優しさの中に、
ハナちゃんを女中さんとして認めてるとこも
とっても素敵です。
令子さんに憧れる吉田さんの気持ちわかるわ。
ハナちゃんの素直さにも癒される。
窓枠で風を感じてるトノ
カーテン越しのトノもまた良い
カーテンめくるとトノ
“何やってんの?”
いや、トノが珍しいとこに居て可愛いなと。
ここはベッドが置いてあって、
トノ的にジャンプがしにくいのか、
ここに登りたそうな素振りはたまにしてても
本当に登るのは年2〜3回って感じです。
そんなトノが今回なぜ登ったのか!?
私を踏み台にして登っていきました…。
ジャンプではなく私のお腹の上から
背伸びするようにしてヨジヨジと
よじ登っていくというね。
ジャンプではなかったけど、
それなりに衝撃ありましたけどね。
それに耐えられるお腹になったんだなと
しみじみ。
1年前なら全力拒否してたよ。
そういや、
術前はジャンプでお腹の上に飛び乗るなんて
日常茶飯事だったのに
今は、のそっとソロっと乗ってくるトノ。
気遣いのできる猫が
どうしても登りたかったんだね。
良きかな良きかな。
VIVANTって、
めっちゃ字幕が多いので
テレビ画面ずっと見てなきゃです。
うちの小さいテレビだと
なかなかに大変。
そういう効果も狙いなのかな。
でも、面白いから見てしまいます。
次回も楽しみ。