メタモルフォーゼの縁側 全5巻
漫画、鶴谷香央理
芦田愛菜さんで映画化されましたね。
75歳の市野井さんと女子高生のうららさんの
友情のお話。
市野井さんが本屋でみつけた漫画は
BL漫画だった。
本屋でバイトしてる うららは、
BLと知ってるんだろうかと思う。
知らなかった市野井さん。
しかしハマって続きが読みたい。
本屋さんのバイトとお客さまだった2人が
同じBL漫画が好きという
共通の話題で仲良くなり、
今までやったことないことに
2人でどんどん挑戦していくお話。
市野井さんは体力もあってタフでポジティブ。
飄々とマイペースな人でもあるので、
同年代の女友達の話にはついてけない。
うららさんは、バイト先では普通だが
学校ではコミュ障気味。
誰かと好きな事の話で盛り上がったり
してみたいけれどBL好きとは言えない。
そんな2人なので、
共通の好きな事で話せるのが嬉しい楽しい。
同人誌即売会に行ったりして、
うららは自分で漫画を描くことに。
そして同人即売会で販売もして、
作者さんのサイン会にも行く。
そうして、“完璧な日だった”
と言える日を送ることができたうらら。
市野井さんは、海外で暮らす娘さんが
一緒に暮らせないかと、
そのためのお試し暮らしをするために
海外へと旅立つ。
うららは大学合格する。
別々の場所で頑張ることになっても、
それでも、うららと市野井さんの交流は
続いていく。
で、おしまい。
2人が好きなBL漫画の内容が
ちょくちょく挟まってきたり、
その作者さんは即売会で会った市野井さんが
印象に残ってて(そんな年配の人いないから)
うららの漫画を買ってくれてたり
それが作者さんの刺激になったり、
サイン会でそのことを市野井さんに伝えて
市野井さんはうららさんという
友達が描いたんですと
彼女と友達になれたのはこの本のおかげです
ありがとうございますと伝えることができと
人は色んなとこに影響を与えて
進んでいくんだなとあったかくなる漫画。
優しい漫画です。