残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 3巻
(全3巻)
悪役令嬢転生モノ。
漫画、天城望
悪役令嬢転生モノ。
悪役令嬢に転生してると気づいて
破滅エピまで24時間しかない中、
タイトルどおり破滅フラグを全部へし折り
生存ルートを作るお話。
まさかの3巻で尻すぼみだった!!!
期待値上げすぎたかな。
24時間で破滅フラグを回収していくのは
お見事だったんですが、
最後のvs皇太子&ヒロイン
(逆ハーレムendを狙う転生者)では
せっかく回収したフラグを
そんなに活かすことなく
掴んだ証拠を突き出すこともなく
皇太子&ヒロインが自滅するだけでした。
皇太子は、婚約者に悪いことしたとか
ヒロインに騙されてたのに気づいたとか
そんな感じもなく、
ヒロインも何処で失敗したと思ってるだけで
婚約者を暗殺しようとしたことも
なんとも思ってない様子で不完全燃焼。
そこは、思いっきり敗北感を感じてほしい
ところです。
オチは第二皇子とハッピーエンド
(皇太子妃の座は変わらず)
というのはわかっている悪役令嬢モノなので
そこはハズさないでくれて良かったです。
そして微妙なエピローグ付き。
皇太子は戦地の最前線に行かされて敗戦して
捕虜になり国の重要事項を喋って解放され
国に戻ってきたが喋った罪で幽閉される
という皇太子エピローグが
やけにしっかりしてました。
しかし、皇太子に罪悪感または敗北感が
あったのかは謎。
他のヒロインの取り巻き達も、
皇太子と戦地に行って重症とか
破産とか他の女性と結婚とか
抜け殻になってるとか処刑されたとか
高低差凄いのに同列扱いで
サラッと紹介。
そしてヒロインは修道院入りですが、
実は彼女の転生は憑依で、
前の人格と体を共有していて
彼女が眠ってる間に前の人格の方が動いてて
前の人格は彼女を独り占めするために
悪役令嬢である婚約者(主人公)が
逆転できるように画策していた真の黒幕で
破滅したヒロインを独り占めできて
めでたしめでたしという
ダークなエピローグでした。
なんというか、多少の伏線はあったけど
真の黒幕とするほどの伏線が
足りなかった気がします。
えっそうなんだポカーン。
原作モノなので、
漫画だと端折ってたり
絵になると違和感が出てくるとこがあったり
とか、そういう感じでもなさそうな気がする。
2巻まで面白かっただけに残念。
まぁ最後まで読んで解放されたからいっか。