画像↑拝借「兵頭に訊こう」さま
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
敗戦1年前、
外国から
日本に帰国した人が、
会う人ごとにいわれたこと。
「日本が世界一です」。
これは、現在でも、犬HKを初め、
テレビが
ことあるごとに
国民を洗脳
することばだ。
「為政者に文句をいうな。
政治に口出しするな。
黙って従え」
といっているのである。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
改憲論者には、
米国の押し付け憲法だから、
自前の憲法を、というのがある。
もし作れたらそれもいいのだろう。
しかし、
自民党の憲法草案など見ると
、現行憲法より古く、
国民を幸福にするものには
仕上がっていない。
敗戦間際の日本の知識人を見ると、
今の憲法より
いいものは作れなかった
と断言できる。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
敗戦1年前、『中央公論』に、
30代の官僚から圧力が加わる。
民間の社長を辞めさせて、
官選の社長をおくためである。
皆さん、なぜだと思いますか。
内務省が酒を飲む機会を作るためです。
新社長に恩を売って利権を作り、
飲む機会を作るためでした。
日本の上の方は
戦う状態ではなくなっていたのです。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
戦時中、
日本の兵器が劣っていてダメだ
という東大学者を、
他の東大御用学者たちは
学内から追い出した。
そして官僚のいうことに従った。
今の原発と同じである。
大勢は、
文科省と原子力村の側に立っている。
日本は
変わらなかったのである。
政治家も
官僚も
メディアも
学者も。
そして国民も。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
敗戦が近くなると、
3人以上人が集まるところでは、
人びとは本音を語らなくなった。
必ず憲兵に通報されるからだ。
驚いたことに、
国のトップクラスでもそうなっていた。
負ける話はできなくなっていった。
これが日本精神である。
最後まで空元気で、
勢いのいいことばかり
いわないと、
わが身が危ないのだ。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
戦時中、
国民のなかで人気があったのは
、会合であった。
そこでいろいろと情報が集まってきた。
人びとは
そこで辛うじて
真実を知ることができた。
この頃から、すでに
新聞・ラジオは信じられていなかった。
最近になって
嘘をつきだしたのでは
ないのである。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
知識人が、戦時中に
地方に公演に行って、旅館に泊まる。
便所の扉の鍵がない。
取っ手もない。
なぜだかわかりますか。
金属のものは、すべて
政府に供出させられたからです。
まだ敗戦の1年以上も前の話ですが、
この時点で負け方を考えないとね。
米国が、日本人は負け方を知らないと。
その通りです。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
日本の軍隊では、新兵がよく殴られた。
とりわけ強く殴られたのは、
学徒動員の新兵だった。
おそらく大学生への複雑な気持ちが、
暴力に繋がったのだろう。
棍棒で殴られて、
腰骨を折られた者も多かったという。
実は、こういった連中が
戦後に教壇に復帰してきて、
またぞろ生徒を殴り続けた。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
戦時中にも知識人の講演はあった。
そのときはコツがあった。
そのまま喋ると、
誰からその情報を得たか、
と憲兵につかまる。
それで、英字紙から得た、と
最初に断ってから喋ると、
その後の追及はなかった。
とにかく軍人か憲兵が必ず聞いている、
と思って講演したようだ。
つまり半分は嘘の講演だった。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
戦争になると、
未来を、
官僚、政治家、軍人が考えなくなる。
その象徴が
太平洋戦争では学徒動員だ。
学生を労働に駆り出す。
学科は1週間に6時間以上、
しかし、勤労は毎日10時間。
外務省のおバカ役人が、
試験の成績が悪くなったとぼやく。
当然だろう。
最後は戦地へ。
日本から
未来が消え、
敗戦になる。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
太平洋戦争中に
食糧が尽きた、という話をしている。
誤解があるといけないので、敷衍する。
官僚と軍人は涼しい顔をしていた。
それどころか、蓄財に励んでいた。
敗戦後に進駐してきたGHQが、
こいつらはギャングか、と
呆れたほどの蓄財だ。
敗戦当時、
日本は
世界に冠たる
金持ち国だったのである。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
太平洋戦争を始めたのは、
数十人の考えだったという説がある。
これは甘い。
たぐっていくと、
ひとりに行き当たる。
欧米でもそうだ。
戦争とはそういうものだ。
日本は官僚王国のうえに、
特定秘密保護法で秘密主義が加わった。
ひとりの
独裁者で
民族の
命運が決まる。
上に行くほどおバカが出てくる国で。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
太平洋戦争中は食糧難だった。
もしまたぞろ戦争をやれば、
複数の原発がミサイルで破壊されて
(中国は
米国が怖れる巡航ミサイルをもっている)、
山も川も海も畑も、放射能汚染される。
口に入れる食べ物がなくなる。
先の戦争どころではなくなる。
こういった想像力が、
政治家も官僚も皆無である。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
太平洋戦争中、
同志社の総長は、
勅語の読み違えで辞職した。
これが異様な日本精神である。
世間は、食糧難で
農家が荒らされている。
世界一の泥棒国になっている。
そこで、勅語の読み間違いなど、
読み直せばすみそうなものだが、
それが許されなかったのだ。
今に
米国の
ために死ぬ
異様な国になる。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
太平洋戦争の致命傷は、
多数の民意で始められなかったことだ。
官僚と軍部とメディアで始めたのである。
日本の戦争のDNAは、
今も同じことを繰り返す。
民意なしで、
集団的自衛権の行使を容認した。
そして戦争をする国に変えた。
これは、いずれ
戦争なしではやれない国に
堕落してゆく。
米国並みに。
(抜粋引用終わり)