ノンポリくん再びネコにマタタビであります。
前々回からしつっこく書き続けている
「1970ぼくたちの青春」でありまする。
すみませんです。
よろしかったらもう暫しの間、お付き合いくださいませ。
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吉岡くんがかつて演じてきた歴代人物の中で
誰を一番好いとぉ~ですか?
と聞かれれば、即座に
「満男君であります!」
とシュバッと答える私でありますが、
私にとっての満男くんは、
なんというか、いってみれば、
無人島に一つだけ何かをもっていけるとしたらそれは君だ満男君よ、
ってなまったくもってわけわからんほど好き、
という人物でありまして、
なのでメイドイン・ヒデタカの人物の中では
一線を画するお人なのであります。
一線を画しているといえば、コトー先生も少なからず同様で、
五島さんちの健助くんの場合は、こう、吉岡くんから、
ふわりん、と抜け出しちゃったような、
無所属新人独立国王みたいな人物というかですね、
これまたいわゆる一つの別格人物ということであります。
で、何が言いたいのかわれぃ、と申しますとですね、
その別格組二人を除いた中での、
役者吉岡くんのなさったお仕事としてみる好きな人物と、
ただもう全部ひっくるめて人物そのものが好きなんじゃわ、
というのは、ちと違ってくるわけで。
前者で言えば、ルート先生が筆頭でにょきん、と出てくるわけで、
後者で言えば、このノンポリくんであるのかもしれんぞなもし、
ということなのであります。
吉岡くんが同世代の役者さん達と演技をしているときって、
そのナチュラルさがグィ~ンと
光を増すような気がするのでありますね。
それはヒロスケやチンタ、
よっちんやなべと一緒にいるときの
純君、満男君にも言えることで、
私はそういう時の吉岡くんの演技が大好きなのでありますが、
この作品の1970年回想部分は、
あくまでも話の中心となる高校生四人の視点からによって、
大人は蚊帳の外だねスヌーピーな描写法で描かれており、
したがってここでの吉岡くんは、
同世代の役者さん達と、最初から最後まで
がっちり組んで演技をしてくれているという、
いや~まったくあれですな、
ハ~レル~ヤ~のオ~ソレミ~ヨ~なのでございます。
そしてここでの彼の演技も
超絶級の自然体。
とにかく自然。
ものすご~く自然。
まいっちゃうほど自然。
地団駄踏んじゃうほど自然。
自然なくらい自然で自然ってなに?、
って思っちゃうほどの自然博物展覧会。
「これには僕もまいったね~。」だでありまするよ、サリンジャー。
いや、吉岡くんは、無添加無着色無化学肥料の
自然食系役者の王道を突き進むお方であるのは
十分承知ではありますが、しかし、このノンポリくんは、
全体的に、なんか他の役とは別な色のナチュラルさを
もっているような気がしてならんとですね~。
それはもしかしたら色というべきものではなくて、
なんというべきか、こう・・・、
透明な下敷きを持って演じているのではなかろうか、ふふ~ん、
という感じなのでもありますだ。
その透明フィルターの中で、
吉岡くんはとってもキラキラしているですばい。
それはこのドラマの回想シーンの前半に出てくるような、
波光のような美しさであり。
朝日や、午後の昼下がりの日の光、
暮れ行く夕日や、月光などの様々な光に反射して
キラキラ~と光り揺れている
波の光のようでありまするよ~ん、ビュ~テホ~。
青春にキラキラあり。
キラキラに青春あり。
よってキラキラ王子ヒデタカくんは今だ青春ど真ん中に違いない。
たまんないね、まったくもー。
吉岡くん演じる西脇ノンポリくんは、
それ以上でもなくそれ以下でもないという、
アベレージ3.5、みたいな男の子でありますが、
しかしそういった男の子を演じさせたら
天下一品極上品でへいおまちぃ!
な味を出してくれるヒデタカくんでありますので、
したがってこのノンポリくんも例に漏れず、
非常~に魅力的な「等身大」の男の子として作品の中に存在しておりまするだ。
一体なにがどうしてそんなに長々とツボであるのか?
ここは一つずつ分解して解説していこうと思うであります。
(↑要するに文章力の限界であります・・・)
まずは、ピョン吉ノンポリくん。
ノンポリくんは、
よく飛び跳ねるかたであります。
多分、感情が高揚しすぎると、このピョン吉くんシンドロームが
彼の中で発生するのだと思われ。
解説 I
① 新年明けましてバンチョウ告白海辺でびっくりピョン吉くん。
② 受験勉強どうしようええいどうでもなれやいスキーに行くぞピョン吉くん。
③ 文学ちゃんたらどう思っているのだちょっぴりルパンなピョン吉くん。
④ 卒業なんてしたくないんだ寂しいじゃんか踊ってしまえピョン吉くん。
大まかに分けるとこういったピョン吉くんたちが、
ノンポリくんの感情に合わせて登場するわけでありますね。
そしてそれらの行動は、
( ①+②+③+④ )×キラキラフィルター = UFOキャッチャーでグワシっと掴み取りしたい程の可愛さだわ、まいったね~、
な長~い解答として結果に現れるわけであります。
要約するに、たまらんぜキュ~ティ~ハニ~、ということなのでありますね。
(↑最初っから要約せい、ってかい)
そしてこの解説 Iは付箋付であり、
それは、①+コケ、②+コケ、③+コケ、という、
茶川せんせも吃驚「そのコケに歴史あり」な、
ナチュラルコケ相乗効果まであって、
さらにベリーマッチのキューティーっぷりを
発揮なさるのでありますだ、魔性だね、あんたって人は。
特に③+コケは、国の天然記念物指定間違いなしの絶品くんであります。
これは厳密に申しますと、ピョン吉くんの飛び跳ねを
横飛びルパンIII世バージョンに変形させて滑ってコケたよノンポリくん、
という変化球スライド技まで取り組ませたものでありまして、
そのあまりの自然な斜面コケ技に、
私なぞはその場面を何度もリピート上映して古いビデオテープを
更に磨耗させてしまってナミダナミダのオーマイガー
という粘着魅力をも持つスゴ技でありまする。
どうしたらあの只ならないタイミングでもってコケって滑って、
尚且つ台詞を自分の言葉として咀嚼しながら口から出せるのか、吉岡くんよ。
まはり~くまは~りたやんばらやんやんやん♪
でありますぜ、サリーちゃん。
底知れぬ才能をお持ちであるのだ、君ってば。
そして④。
これはまさにヒデタカ節の真骨頂でありまぜぃ。
親友二人が去ってしまった後の、
「卒業」という人生の大きな節目の変化に気付いているのに
それを噛み締めたくないノンポリくんが、
その寂しさやるせなさを吹き飛ばすかのように
陽気に振舞って飛び跳ねてしまうという、
人生よろしく踊って哀愁、
という二重変奏を奏でるのでありますね、とれびあ~ん。
このシーンは、回想シーン冒頭に出てくる、
木漏れ日の柔らかい光の中でキラキラ飛び跳ねている
親友四人の姿と相反するものであり、
回想シーン最後の最後で、卒業式後のノンポリくんが、
ニシキくんの肩を抱えて哀愁ダンスをしながら立ち去った後の
夕暮れの校庭には、乾いた砂埃だけが吹き去っていくという、
おみそれいたしやした杉田監督~、というあっぱれな演出効果も
味わえるのでありますね~。
この杉田伴奏ヒデタカ節は、もう、演技とかっていうのを
超越しちゃっているんじゃなかですか、って云うほどの
真情振動を持って伝わってくるものであり。
それは胸に迫ってくる、とかっていう
常套句で片付けてしまえるものではなくて、
じわ~~~~~~んとした、
非常にゆっくりとした加速度をもって、
心の奥底にまで沈水していく感情余波なのでもありますね。
笑顔で飛び跳ねながらも同時に寂寥感をも滲み出してしまう21歳ヒデタカくん。
あれ、20歳だったっけかな?
いずれにしても何者なのだ、君って人は?
そして解説 IIにつづく、
ってまだ続くのかいなっ!?
高校生のノンポリくんを書いてくださってありがとうございます!!
吉岡くんのコケ芸・・・ではなく(^_^;)、
「コケ技」はみたことありますが、
ピョン吉くんばりの跳ねは・・・見たことないかも・・です!
とても貴重な気がしてしまいます。
ほんと、いい作品なんでしょうね~。
ノンポリくんⅢ、待ってまーす。
こちらこそ、
私の果てしなく長~く続いている文に
お付き合いくださいまして、
ありがとうございます。
吉岡くんのコケ技って、すごいですよね~。
私、彼のコケ技大好きなんですけど、
去年の夏に帰国した際に
リバイバル上映されていた
茶川せんせの映画を友達と観たんですけど、
その時に、最後の茶川せんせ疾走コケ場面で、
そのあまりのあっぱれ全力こけっぷりに、
びっくりしすぎて、その後のシーンが
全部吹き飛んでしまった、ってその友達が言ってたんですよね。
そのくらい彼女にとっては、
インパクトのあるコケ技だったみたいです。
飛び跳ね吉岡君、可愛いですよ~。
貴重映像だと思いますです
いつもお越しくださって、
ありがとうございます
ノンポリくんIII、宜しかったら
またお付き合いくださいませ。