月のカケラと君の声

大好きな役者さん吉岡秀隆さんのこと、
日々の出来事などを綴っています。

ギターと一矢

2007年06月08日 | 杉田監督作品


仕事に煮詰まってしまう時などに、ギターをサっと取り出し膝に乗せ、
「フッ、私のことはジミヘンと呼んでくれぃ」
などと大風呂敷をどば~んと広げる私でありますが、
しかし実際は弾き始めてものの10分もしない内に、
なかなか言うことを聞いてくれない自分の指に嫌気がさして、
広げた大風呂敷にギターを丸め込んで、あばよっとそのまま
シベリア大陸まで飛びたちたい衝動に駆られてしまうという、
全くもって投げやりなギターを持った渡り鳥となるのがオチであります。

ギターを弾きこなすのは大層難しい。

なんてたって
「こりゃ~いわゆるひとつの指ヨガですか?」
という難儀難解な指ポーズで抑えなければならんコードくん達が
打倒不可能の仮面ライダーみたいな手強さで目の前に
立ちはだかっているのでございますよ、ショッカーくん。

ネックを持つ手首は「もうあかん・・・・」と悲鳴をあげるし、
弦を押さえる指は「痛いといっとるだろ~がぁっ」と絶叫するわで、そんな私ときたら、
ジミヘンどころではなく、かしまし娘のおば様たちの足元にも及ばないという、
要するに才能がないんだナァ~。

この、煮詰り→にわかジミヘン→投げやり渡り鳥→ギターを放ったかしまし娘→煮詰りに戻る、
という環境にまったくやさしくないリサイクルを繰り返している時の私に
風穴を開けてくれるのが、稲葉一矢でございます。

一矢くんは、なんか、「主食は繊細です。」みたいな人で、
ちょびん、とつっついたらぐわらっしゃんっと壊れてしまいそうな
雰囲気を持つガラス細工のようなお人でありますな~。

作品中の一矢くんは、ごくごく僅かの
「なんだろうこれは・・・?」
という謎コーティングされたシーンを除けば、その殆どが、
「ごっつぁんですっ!」
なものなので、いちいち好きなシーンを上げてしまえば、
たとえそれを箇条書きにして綴ってたとしても、結局は
平安時代の絵巻物に負けないくらいの長さになってしまうだろうことは、
ノンポリくんについて未だに書き続けているという執拗な事実が
すでに証明しているわけであり。

しかし魅力満載の一矢くん、思いを寄せれば
やはり再び語りたくなっちゃうわけで。

私にとっての一矢くんって人は、

天才ギター野郎+内に秘めた情熱魂+儚さ背負ったナイーブくん+はだけプリンスホワイティ+男は無口に九州男児=惚れ条件搭載完了マキシマム

というツボツボユニバースなお人でありますだ。
しかもその名前まで「いかすぜカズヤときたもんだ」
と唸っちまうほどかっこええ。

稲葉 一矢  かっこええじゃんか~。

これが、
伊南馬 下図爺  だったらあんましかっこよくないかも。

稲葉であって一矢だから、かっこええのじゃの~。

かっこえくって、かわいくって、セクシ~、って
こう書くと、まるで不二子ちゃんみたいだな。

一矢くん、忘れがちになってしまうのだが、
君はただ、はだけているだけのお人ではないのであった。

天才ギターリストなんだよね~、君って実のところ。

あちしったら、君のそのサトウの切り餅みたいな白い胸元に
ついつい目がいってしまううっかり八兵衛なのだ、ごめんよぉ~。
ちゃんと君のギターテクにも目を向けることにするよ~。

ふむ、しかしテクを語れるほど私のギターレベルは高くないのでありました。



しかし一つだけはっきり言えることは、

「シビレルゼ~、ヒデタカ~」

と思わず大文字にて宣言ということで、毎度お騒がせいたしております。



君がギターを弾く姿は、いっひゃほっほぅひゃ~って
よくわかんない叫びを思わず上げたくなっちゃうくらい
かっこええわな~、たまらんぜよぉ。

最初に一矢が道場破りのようにしてシュウちゃんの歌に
エレキっちゃうシーンなんて、鳥肌感動もんずらよ~。
思わず、「ええぃ、だまっとらんかいっ、モックンよっ!」
と画面に向かって言いたくなっちゃうのだよ、すんません。
それくらいあのギターさばき(っていうのだろうか?)には、
こっちはあやうく感電ジャンプしちゃうかと思ったですよ~。

このシーンで吉岡くんが、左手の親指をネック上にのせて
弦を押さえながら、キュイイ~~~ンとエレキッてるのを見て、
「すっげ~~~~~」と鼻の下を伸ばしながらえっらい感嘆したとです。

あれが出来ないんっすよ~、なかなか。

親指くんを弦に乗せると、他の指が思うように他の弦に乗らないし、
他の指に意識を集中させると、親指くんが「ほなさいなら~」
とネックの裏に消えちゃうわで、自分の手の指が意思と関係なく
前後にオイッチニッと勝手に動いちゃって、
「まるで自動指コサックダンスじゃないですかっ、ほんぎゃぁ~~~~っ!」
とおたけびを上げてしまうという私は、才能ないんだよ~、わかってるよぉ~。

ほんまのヨガみたいにゆ~っくりやりゃぁできまっせ。
しかしそんなカタツムリみたいなリズムじゃ
例えインドの人たちにだって呆れられてしまうに違いない。

そしてコード弦を押さえることができたとしても、
だからといって綺麗な音が出せるわけではないわけで。

吉岡くんのようにかっこよくキュイイ~ンズンジャカジャンジャイ~~ン♪
と美しい音色を響かせて弾くなんてことは到底あちしには出来ないのでありますよ~、
かっこいいぞぉ、ヒデタカ~!

う~ん、ギター奏者への道は、茨の道じゃのぉ。

ほんますごいよ、あの演奏ってば~。
もしかしたら君のギターテクに、あのよっちゃんだって
「またせてソ~リ~」って言って君にピックを手渡しちゃうかもしれないよ。(←古すぎる・・・)

感動と感嘆のギター演奏でありますだ~。

やるね~、一矢くん、フフ。

彼は長~い繊細な指を持っているから、
ギターを弾く指先が余計美しく映えるのだね~ん、芸術品だわ~。

そしてあの吉岡くんの、なんともいえんオーマイガッドな
ミラクルスレンダーな全身と、そして緩いカーブをもって下がっていく
何気に広い肩幅が、シャカシャカシャ~ン♪と
ギターを弾きまくっている姿でもって、モ~レツアタロウってくらい
モ~レツぴったしカンカンでブレンド強調されてくるから、
そんなチミの姿にこっちは思わずシェーッて叫んでイスカンダルまで
飛んでっちゃうほどドキドキしちゃうのだ~。

はぁ~、疲れちゃったぁ。

このエレキお披露目シーンは、吉岡くんがエレキギターを弾いている手元が
きちんとよ~く丁寧にクローズアップされて画面に映っているから、
こちとら大満足ですばい♡

手先がすご~く器用なんだろうな、吉岡くんって。
いやそう思わせちゃう陰で、文字通りの血の滲むような努力を
していたんだろうけど、それにしてもすごい入魂の技じゃのぉ~。

すごいぞ、ヒデタカくんっ!
チミの努力と才能に感動ずら。
かっこよさにも感動だばっ!

尊敬しますだよ、ヒデタカくん。



しかし一矢くん、今はどこでどうしているのかな?


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