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小売業(商売)の尊さ

2019-02-07 18:04:32 | 日記
むろんお会いしたことはありませんが、以下は、松下幸之助翁が昭和40年代に「道をひらく」で述べられた言葉です。
小売業(商売)というものはどうあるべきか、現代にも通じるものがありますよね。

◆小売業(商売)の尊さ
 長い人生、迷わずに歩むということは、なかなか容易ではない。
 その迷いの人生に、一筋の光明を与え、心ゆたかに生きる喜びを与えるのが、いわゆる宗教というもので、
 過去の歴史においても、人を救い、世を浄化し、そして数々のゆたかな精神文化を生み出してきた。
 宗教の力は偉大である。まことに宗教は尊い。

 だがしかし、考えてみれば小売業(商売)というものも、この宗教に一脈相通ずるものがあるのではなかろうか。
 小売業(商売)というものは、暮らしを高め、日々をゆたかに便利にするために、世間の人が求めているものを、
 精一杯のサービスをこめて提供していくのである。だからこそ、それが不当な値段でない限り、人々に喜んで受け入れられ、
 それにふさわしい報酬も得られるはずである。

 それを、心ならずも値切られて、正当な報酬も得られないままに苦しむということであれば、これははたして
 どこに原因があるのであろう。
 おたがいに、宗教の尊さとともに小売業(商売)の尊さというものについても、今一度反省を加えてみたいものである。

 なお、この「道をひらく」は、500万部以上販売されたそうです。
 これはもう、日本人(商売人)のバイブルと言ってもいいですよね。