つぶやき、遊び・仕事・日常

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実践からは学べない

2020-06-10 06:12:15 | 日記
ここのところ急激に暑くなって、もう嫌になってしまう。
しかし、新型コロナウイルスは暑さに弱いらしいので、この我慢も無駄ではないと前向きに考えておこう。
天気予報によると、明日からは5日間くらい雨が続き、いよいよ梅雨入りするかもしれない。
こんな暑い日も、梅雨の蒸し暑さも体は動かしたくないものだ。
なので、ちょっとだけ頭を働かせてみよう。

◆ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人のセネカはこう言う
 彼は今から丁度2000年ほど前に活躍した。
 あの皇帝ネロの家庭教師も務めていたらしい。
 
 「死とは、実践から学ぶことのできない唯一の経験だ。
 しかし、その存在は人生において非常に大きな役割を担っている。
 人が死を迎えるのは一度限りであり、その時は何の前触れもなく訪れる可能性が大きい。
 だからこそ、あらかじめ死について考え、常に備えておくことが必要不可欠だ。

 この言葉は、死に対する病的な執着から出てきたものではなく、死との向き合い方が(人生の最後に訪れるわけだから)、
 人の生きざまを大きく左右するという気づきから発せられたものだという。
 さらにこうも述べている。
 「今生きている者も、これから生まれてくる者も、人は皆、死を宣告されている。」

 ここでまた、おいらが自分勝手に解釈すれば、人は皆、死を宣告されている=必ず死ぬ。
 だが、死は経験も実践もできない=事前に死について考え、備えておくべきだ、ということでしょうか。
 東洋的(仏教的)死生観とはずいぶんと異なるようですが、もしかすると根っこはつながっているのかもしれませんね。