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こんな調査があった

2022-06-11 06:49:57 | 日記
800人の小学校一年生を、30年間にわたり追跡調査した研究があるそうだ。
その目的は、生活環境が経済的な成功にどのような結果をもたらすかと言うものです。
そこには、巷で言う「貧困の連鎖」が、はっきりと見てとれるようです。

◆「貧困の連鎖」はやはりあるようです
 両親が健在で、経済的に恵まれた子供は成人してもやはり裕福となった。
 親が離婚したりして、経済的に苦労した子供は、ほとんどが貧困層から抜け出すことは出来なかった。
 少しの例外として、貧困層から苦労しながらも大学へ進学した子供は、成功を掴むことが出来た。
 学歴は、本人の努力次第で手に入れることが出来るようにも思われるが、実際には親の収入によるところが大きい。

 世間では、「頑張れば報われる」と思われている。
 だが東大名誉教授の上野千鶴子氏によれば、頑張れば報われるのは、
 周囲の環境が励まし、背を押し、手をもって引き上げ、やりとげたことを評価して褒めてくれたからこそです。
 つまり、本人の努力以外にどのような環境で生きてきたかが人生に大きな影響を与えるという事です。

 環境だけではなく、知能指数は遺伝の要素が54%にも及ぶそうだ。
 さらに、知能のレベルだけではなく、コツコツと努力が出来るといった資質もやはり遺伝するのだ。
 だから、不都合な真実ではあるが、環境や遺伝に恵まれなかった人は、
 人生を諦めるかあるいは違った道を開拓するかしかないようだ。

 →ふざけるな、そんな研究はおいらが否定してやる!!と息めいても、
  そういえばおいらはごく普通の家庭で育った身だった。難しいものです。