つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

幸運論

2022-06-19 06:38:23 | 日記
元クイズ王にして著述家の西沢泰生氏の幸運論が興味深かった。
普通は、何かしら良いことがあることを幸運というと思うが、氏によればそれはこういうことだと言う。

◆幸運な人には「何も起きない」
 クルマにはねられた体験を持つ人々のなかには、ケガですんで良かった、命に関わるようなことでなくてよかった。
 と言う人が居る。
 そのように考えていけないわけではないし、前向きなその姿勢は賞賛すべきかもしれません。
 でも本当に運がいい人ならば、その事故には遭遇しないはずです。
 こう考えると、実は運の良し悪しというものは、絶対的なものではありません。
 自分が運がいいと思った人は運がいいし、自分は運が悪いと決めた人は運が悪いのです。

 私が考える運のいい人とは、何かに当選したなどの幸運が訪れた人ではなく、
 何も起きずに平穏な日々がずっと続く人です。
 健康で、普通に食事ができ、ビールも飲める。
 普通に働けるし、勉強もできれば、おしゃべりしたり散歩もできる。
 これが最高の幸運の極みだと考えます。
 幸運な人には、何も起きないのです。
 でもそんな人たちは、自分が幸運であるという自覚がないのがちょっと残念です。
 何か起きてはじめて、過去の自分がいかに幸運だったか気づくものかもしれません。

 英雄とは、自分のできることをした人だ。
 一方凡人は、自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ。
 フランスの作家ロマン・ロラン。

 →何も起きない幸運に感謝して、自分のできることをやっていきたいものです。