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つま先立ち

2022-06-14 06:32:52 | 日記
中国の古典には興味深い言葉の数々がある。
だがそんな言葉の多くは原語のままでは難解だ。
そんな「老子」の言葉を野村総一郎氏がわかりやすく日常口語に翻訳してくれた。
本業は、精神科の先生だそう。

◆人生に勝ち負けはありません
 日々の生活でもビジネスでも、焦りや落ち込み、不安感などにさいなまれることがある。
 そんな時は、「老子」のこんな言葉を味わってみましょう、それらはどうでもよいことなのです。
 「つま先立ちで背伸びしたって、長い時間は立てない。
  大股で足を広げて歩いたって、遠くには行けない。
  自分の才能を見せびらかそうとする者は、かえって受けがよくない。
  自分の行動は正しいと主張する者は、かえって正しいと思われない。
  自分のことを鼻にかけて自慢する人はうまくいかないものだ。」

 真の実力や自信がない人ほど、自分を大きく見せたがるものです。
 周囲の人達もそれなりの大人なので、すごいですねとかさすがですねと合わせてはくれる、
 だがその人の本質と言うものは、やはりどこかで見抜かれているものだ。
 仮にアピールが成功しても、遅かれ早かれメッキがはがれてきます。
 そんな人に対しては、あの人はまたつま先立ちで頑張っているなぁ、
 いつまで持つのかなぁぐらいに受け止めておけば良いのです。

 マイペースな動物のナマケモノはご存知でしょう。
 彼らは活動量が極端に少ないので、食事量は少なく葉っぱや木の芽だけで生きていけるし、
 人生のほとんどを木の上で過ごして、結構長生きしています。
 人だって、自分のリズムで生きていけばよいだけです。
 他人の活躍にイライラさせられたり、ストレスを抱えるなんてバカらしいと思えませんか。

 →たしかに つま先立ちは長続きはしませんね。