6月某日、今年も誕生日が巡ってきた。
ごく若いころはめでたかったかもしれない。
だがそんな誕生日も、何十回も迎えてくると、またかという気持ちにもなる。
先人もやはりそんな気持ちを持ったのだろうか。
◆花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
ー入道前太政大臣ー
強風で桜が雪のように降る様のようだ。
降ると言えば古くなっていく自分自身のようだ。
上の句は、絵巻さながらのあでやかな世界だ。
下の句は、一転してわが身を嘆いているかのようだ。
老境の楽しさと静かな悲しみともとれる句のようですね。
米国詩人のヘンリー・W・ロングフェローはこう。
「雨は一人にだけ降り注ぐわけではない。」
まあそういうことなのでしょう。
困難は自分だけに降りかかるわけではないし、誕生日も人類に等しく巡って来る。
さらに言えば、雨が降ったのが水不足で悩んでいる農業地帯だったらどうだろう、
砂漠の中でオアシスに向かっている人だったらどうだろう。
恵みの雨というものもあるはずだ。
誕生日もそうかもしれません。
明るく受け止めるのも自分、嘆くのも自分。
だったら、明るく受け止めた方がおトクかもしれませんね。
ごく若いころはめでたかったかもしれない。
だがそんな誕生日も、何十回も迎えてくると、またかという気持ちにもなる。
先人もやはりそんな気持ちを持ったのだろうか。
◆花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
ー入道前太政大臣ー
強風で桜が雪のように降る様のようだ。
降ると言えば古くなっていく自分自身のようだ。
上の句は、絵巻さながらのあでやかな世界だ。
下の句は、一転してわが身を嘆いているかのようだ。
老境の楽しさと静かな悲しみともとれる句のようですね。
米国詩人のヘンリー・W・ロングフェローはこう。
「雨は一人にだけ降り注ぐわけではない。」
まあそういうことなのでしょう。
困難は自分だけに降りかかるわけではないし、誕生日も人類に等しく巡って来る。
さらに言えば、雨が降ったのが水不足で悩んでいる農業地帯だったらどうだろう、
砂漠の中でオアシスに向かっている人だったらどうだろう。
恵みの雨というものもあるはずだ。
誕生日もそうかもしれません。
明るく受け止めるのも自分、嘆くのも自分。
だったら、明るく受け止めた方がおトクかもしれませんね。