哲学者か精神科医を思わせる知将だった。
病により中途離脱となってしまったが、元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏の教え。
選手がトレーニング後に、居残りでシュート練習をやりたいと申し出たときの言葉だ。
◆練習から100%を出し切りなさい
あなたが今やるべきことは、シュート練習ではない。
私が課すトレーニングのなかに、あなたに足りないものは全部詰まっている。
まずは目の前のトレーニングをしっかりとやりなさい。
練習から100%を出し切りなさい。
そう居残りでシュート練習ができるのは、余力を残してトレーニングをしているからなのだ。
与えられた時間の中で、自分のすべてを出し切るべきなのだ。
あとは次の日に備えて、休養するという立派な仕事が残るだけだ。
→そういうことなのか、たしかにトレーニングで全力を出さず、本番に備えてセーブするなんて考えもある。
だがそれは大きな間違いで、練習で全力が出せなければ本番でも全力は出せないものかもしれないな。
そしてそれは、社会生活や仕事でも同様のことなのかもしれない。
常在戦場、いつも全力、常に本番ということだな。
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