過ぎた日に父を見送り、数年を経過して次いで母を看取った。
会社関係で多くの人々が葬儀に参列はしてくれたのだが、それは心に残るものではなかった。
お悔やみの言葉も数多くいただいた、「おさみしいでしょう」とか「お力を落とされませんように」とかだ。
だが、それらの言葉は、申し訳ないがおいらの心には届かなかった。
そんな中で、慰められたのはこんな言葉でした。
◆親より先に死なないのが子のつとめ、立派につとめを果たされましたね
その言葉には、はっとさせられたし、慰められたものだ。
そうか、こうして生きているだけでつとめを果たしているんだ。
人として、子として、そんなつとめを果たした気分で心からほっとしたものだ。
→人は生きているだけで立派な存在だと以前にも聞きました。
今日はまた、親より先に死なないのが子のつとめだという、その意味ではおいらもつとめを立派に果たしたということなのか、
少しだけ安心しました。
だが、子孫繁栄への道のりはまだまだ遠いようです。