我々は、せっかくこの世に生を得たのだから、人生を充実させなければならないと考えるものだ。
だから、休日にスケジュールがなにもないと、あせりの気持ちも生まれてくる。
こんなに人生を無為に過ごしていてはいけないなどと・・・
だが人生の充実とはなんだろう、多くの出来事がそこに詰まっていることなのか。
17世紀フランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュは、そうではないとこう教えてくれる。
人間の生き方についての語りを多くされている方です。
◆あなた方は立派に生きている
「なんだと大ばか者めが、あなた方は生きたではないか。
それが、あなた方の仕事の根本であるばかりでなく、もっとも輝かしいものではないか。」
どんなに何もしていない人でも、死んでいない限りは生きている。
生きているというのは、それだけで輝かしいことだという。
だから、何もしていない自分を責める気持ちが湧いたならば、この「大ばか者めが」という言葉を思い出せばいいのだ。
→毎日毎日のんべんだらりの生活ですが、ちょっと力づけられる言葉です。
生きているだけで輝かしいですか・・
無為な生活も前向きにとらえたいものですね。