コンペイトウだけを入れる器です。
正確に測ったことはないのですが、だいたい
金平糖をこのくらい入れるといっぱいになって
しまうので、手のひらにすっぽりと入るくらいの
大きさのかわいらしい器です。
土は半磁器土、「ぬる釉薬」でまわりをカラフル
な水玉模様とカタカナでコ・ン・ペ・イ・ト・ウの文字
を描きました。これがコンペイトウ専用の器である
ことの証明です。しかし、なぜこんなコンペイトウ
専用の器を作ったかというと・・・。
何かの本で読んだのですが、江戸時代もだいぶ
末期になると茶事でコンペイトウをだしていたこと
もあったそうです。そこで、当庵(工房のこと)でも
いつかこの器でお出ししようと思い作りました。
しかし、今まで一度も茶事などやったこともなく
ワタシが「緑茶」を愛用の赤楽茶碗で飲む時に
使っているだけという現実。コ・ン・ペ・イ・ト・ウ
なんて器に書かなければほかの使い道もあった
かもしれないのに・・・。
他言引用 = 「私は写真が大嫌いです・・・
自分の過去を写真という形で
残すのがいや、という気持ち
でしようか」 (天声人語より)
東中野のチョーナンのリクエストにお答えして
さっそく今日はラーメンのご紹介。
場所は信越線の終点になってしまった横川駅
から碓氷鉄道文化村方面へ歩いて約10分。
新幹線の開通以前を知っているワタシとしては
ちょっと悲しく寂しい信越線沿線です。
お店へ行く途中に「碓氷関所跡」に立ち寄って
しばし歴史の勉強など。
めざすお店は「関所食堂」です。本当に関所跡
から歩いて何分もかかりません。まだ11時ちよっと
過ぎたところなのに肩からポーチをさげたオトコの
二人連れがお店へ吸い込まれていく。さらにその
後からも黒い日傘のオバサンが・・・と思いつつ
実はツレアイの後姿です。
さて、肝心のラーメンはこのとおりシンプルそのもの。
マスコミなどでも何度も取り上げられる超有名店なの
ですが、ひと言で言うと、お店もラーメンの味も本当に
昭和にタイムスリップした感じでした。いろんなウンチク
はもう聞き飽きたと思っている中年オヤジにはまさに
ぴったりど真ん中の450円のレトロ・ラーメンでした。
本日の「関所食堂」さん 星 ★★★★☆ 4つでした。
この石の名前と役割がわかりますか。
「止め石」、「留石(とめいし)」、「極石(きめいし)」
「関守石(せきもりいし)」、「踏止石(ふみとめいし)」
などなど、いろんな呼び方があるそうです。シュロ縄
で石を十文字にしばっただけのものですが、茶道の
約束事で、茶室の庭などでこの石を見かけたらこれ
以上は「立ち入り禁止」というマークなんだそうです。
要は、駐車場などで見かける赤色のナントカコーン
ですね。昨年お茶を習っていた時にいろいろと茶道
のことを勉強していた時に覚えました。当然、本物
は見たこともないのですが、さっそく家で使っていた
つけもの石で作ってみました。作っただけでは寂しい
ので、工房前の「ミニ・ハーブ園」においてみました。
これでは、工房に出入りする人が誰もいなくなって
しまう・・・と思いつつ一年以上も誰もこの石の存在
に気付かず現在に至っています。お茶を習っている
人も確か数人いたはずなのですが・・・。
でも、昔の日本人は粋ですね。たかが石ころにも
こんな風流な名前をつけるし、茶道も「不自由さ」を
楽しむ遊びと考えると、もの凄い奥深さを感じます。
とりあえず、工房の石は独断と偏見で「関守石」を
採用しています。そのうち真夏になるとペパーミント
が伸びてきて隠れてしまいますが、一年中置いて
ありますので、ご覧になりたい方はどうぞおでかけ
ください。そして・・・
関守石の後ろには手作りのシーサーが口から
なぜかヘパーミントを出してお待ちしています。
今日は試験管を使った一輪挿しのご紹介。
白い部分が陶器で出来ています。ここに試験管
が差し込めるようになっています。後ろの板は普通
の木を雨ざらしにしておいて茶色のオイルステイン
を塗りました。上の金具も蝶つがいを雨ざらしに
してわざと錆させたものです。
白い漆喰の壁に淡いピンクのバラの花はあまり
映えませんが、このバラは色より匂いが大切です。
それはなぜかと言うと・・・
正解は・・・トイレの中にあるからでした。まさに
バラの咲くこの季節(秋も咲きますが・・・)ならでは
の贅沢です。因みに、このピンクのタイルに漆喰
の壁のトイレは築27年のややレトロ感漂うトイレ
ですが、この角度から見るとピンク色のバラの花
がよく似合っているアートな雰囲気のトイレに見え
ませんか。今だけは一人だけでじっくりとすわって
視覚も嗅覚も楽しめるアートな場所に変身です。