工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

障子紙でアートを作ってみる

2011年08月13日 | 作品作り

●ビニールテープの次はあの「障子紙」の登場です。

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●以前に試していた障子紙とカリグラフィー用(?)の

インクの相性実験も終わったので、いよいよ本番です。

まずは障子紙を四列に広げます。

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●倉庫の北側側面にあわせて長短各二枚づつ障子紙を

切ります。長いほうの二枚は作業台からはみ出てしまう

ので、途中にイスを置いたりしてなんとか準備完了です。

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●左上に見える霧吹きに薄めた赤インクを入れてから

障子紙に吹き付けます。今回は四色使ったので霧吹き

も消毒用や窓拭き用のものを総動員。流石に消毒用は

使用前に綺麗に何回も洗ったのに匂いが取れません。

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●こうやって完成して見るとセンスがいいのか悪いのか

よくわかりません。でも、中之条ビエンナレーを見てきて

前橋美術館プレイベントにも参加し、さらにははるばる

十和田湖現代美術館の巨大オバサンや青森美術館の

アオモリ犬もこの眼で見てくると・・・もう怖いものは何も

ない! 文句のあるヤツは何処からでもカカッテコイ。

障子紙に色をつけて何処が悪いッ。

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●なんだかヒトリで開き直っていてもしかたがないので

障子紙アートはこれにて完成。出来上がった四枚を

陰干しして乾かしてから、いざ倉庫へ・・・。


9色のビニールテープ

2011年08月12日 | 作品作り

●先日、某巨大ホームセンターでカラフルな

ビニールテープを見つけました。その中から

黒と金銀をぬかした9色を購入。さっそく作品

作りスタート。

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●さっそく超長「ポンポン」を作ってみました。いざ

作ってみると狭い工房の中はある種の存在感に

圧倒されてしまい、4つ作ったところで一休み。

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●ビニールテープは一巻でも全部ほどいてみると

けっこうなボリュームです。作りながら腕にからむ

し、口には入るし真夏に作るのはオススメしません。

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●車で運ぶのも一苦労でしたが、なんとか倉庫まで

運んで天井からぶら下げてみました。約6メートルある

天井からだと、このようにたいした長さに感じないほど

やはり倉庫はでかい!作品の存在感が増すかもしれ

ないと思い、以前作った「傘」シリーズを両脇に下げて

みたけれど、ご覧のとおりあまり効果はありませんね。

それ以前に、原点に戻ってこの作品はいったい何?

なんていう作品名? ・・・これから考えます。 


今年の「ハニワ作り教室」

2011年08月11日 | 日記・エッセイ・コラム

●今年も7月29日に地元公民館主催「ハニワ作り教室」

で講師をやってきました。

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●参加者は、小学生が16名と母親2名、祖母1名の

合計19名。実は、この日は例の前橋美術館アート

プレイベントの日と重なってしまい、いつもは子供達

に約1㎏のテラコッタ粘土を渡してから「紐作り」で積

み重ねるのですが、時間短縮をねらって予めノン・

アルコールのキリン「フリー」の空き缶に新聞紙を巻き

つけて、それに粘土を貼り付けてゆく「型取り」方式で

やってみました。

(PS-ウチにはビールの空き缶はありません)

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●そしたらまあなんと、低学年の子供達も作るのが早い

のなんの。約一時間で全員が完成。一番遅かったのが

やはり予想どおり母親の一名でした。 例年だと泥まみれ

になりながらたっぷりと三時間はかかるのですが・・・。

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●今年もみんな超個性的なハニワが出来上がりましたが

350mlの空き缶をこちらで用意したので全部同じ大きさに

なってしまいました。

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●一週間乾かしてから電気窯で約6時間かけて約800°

まで温度を上げて素焼き。一昼夜窯の中で冷ましてから

窯だし。

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●ハニワの腕や頭の飾りが取れないようにしっかり

新聞紙で保護して公民館へ無事運びました。これで

今年の恒例行事も無事終了。陶芸教室もオバサン

達には余震が怖いのでガス窯を焚けないのでしばし

お休み。今のうちに倉庫ギャラリーの方に全力投球。


赤木魚洗濯バサミ

2011年08月10日 | 作品紹介

●今日のタイトル「赤木魚洗濯バサミ」とはいったい・・・

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●実はこんな程度のものです。大きさは約3センチ。

バルサ材を削って赤いアクリル絵具で色を塗ってから

木製の洗濯バサミというよりは木製ピンチにボンドで

貼りつけて出来上がり。

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●ここでアナタにクエスチョンです。

ワタシはこれをいったい何に使っているのでしょうか。

ヒント →  両方の写真ともコンセントが写っている。

正解 → 抜かなければいけないプラグの目印でした。

●我が工房にはあちこちコンセントだらけ。電動轆轤

から糸鋸、ドライバー、電気釜のメーターなどなど電気

を使うものだらけ。(ただし、クーラーがないので夏場の

工房には誰も寄り付きません。)その「だらけ」の中でも

特にハンダゴテや冬場のヒーター.など使用したあとは

元からプラグを抜いておくべきものにこの「魚マーク」を

とめておきます。別に魚でなくとも猫でも犬でも良かった

のですが、「注意」のマークはなぜかワタシの中では赤

い魚なんですね。今は真夏であり、且つ倉庫の改装中

なのでやや埃まみれで顔にも心なしか元気がないよう

に見えます。


街中アートin前橋(弐)

2011年08月09日 | 旅行記

●前橋の弁天通商店街のあちこちでこれを見かけました。

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●これは確かカレー屋さんの窓で見かけた看板だったと

思います。気にはなりつつ写真だけ撮ってフラフラ歩いて

いると「マメゼン」というお祭り用品屋さんの店先にもあり

ました。

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●たまたまおカミさんが店の外にいたので、さっそく話し

かけてみました。この「前橋まちなか博物館」という名前

のイベントは最近始まったもので、各店にある昔から

伝わっている「お宝」をそれぞれ紹介しているとのこと。

昔の商店街の古い写真やお店の看板などいろいろある

そうですが、この「マメゼン」さんにあるお宝とは・・・。

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●お店のご主人が集めている「千社札」だそうです。

千社札というとよくお寺の山門などに貼られているものを

想像しますが、写真のとおり千社札というにはあまりにも

綺麗で立派すぎるものでした。おカミさんの話によると

千社札というよりは「交換札」といって、昔の粋な旦那衆

が集まって洒落の効いた自分の札を他人の札と交換して

楽しんだのだそうです。他人と比べるので競って良い物を

作ろうとしたそうで、まさにアートしていました。

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●お店の中にも違った種類の札がたくさんあって、いかにも

お祭り用品屋のご主人のコレクションという雰囲気でした。

出来たら当のご主人にも話を聞いてみたいような気もしました

が、なんとなく話し出したら止まらないような方のような気もして

きたので・・・。何気なく立ち寄ったお店で思いがけずこんなに

スバラシイものに出会えるなんてとてもラッキーでした。