セントジョージの朝です。
朝の儀式でエンジンをかけます。
この表示が出るとホッとします。
何故ならば、タイヤの空気圧の警告が表示されていないからです。
タイヤを酷使して、一晩経つと、警告表示が出ます。
大抵は30psi程度だったのですが、モアブでラフロードを走り、時速80マイルで200マイルほど走ったら。
なんと16psi!!!
これでは、ほとんど走行不能です。
宿のおじさんに頼んで、空気入れを貸してもらいました。
で、パンクの修理やさんの場所を聞いたら、この街にはないとのこと。
隣町のパンギッチまで20マイル。
そしてパンギッチに到着。
しかし、ちょうど日曜日。
修理屋さんはお休みでした。
宿のおばさんが10時にチェックインさせてくれたので、パンギッチの街をゆっくり堪能しました。
で、月曜日になって修理屋さんに行きました。
ここがパンクしてまっせ。
そうしたら、修理屋のおっさん曰く。
「これはタイヤのサイドウォールに近いから修理できません」
そ、そんなことはないだろ!
<レンタカーなので、支払いが保険になって現金化が大変だからじゃないの>
う〜ん、これからデスバレーに行くってのに、再び地獄を見せるのかい?
修理屋のおっちゃん、いちお洗剤かけて・・・。
まあ、泡が出なかったので、現時点では空気が出てない。
(そもそも空気圧が低いから出て行く空気がない?)
修理屋のおっさん曰く。
とりあえず空気を入れてやっから、どっかで新品に変えなよ!
「よし! 44入れたぞ」
仕方なく、2ドルのチップを渡して、また放浪の旅に・・・。
Airを見つけては、継ぎ足しの旅になりました。
ま、タイヤ屋さんが44入れたんだから同じくらいにしよっと。
でもまずいぞ、このままでデスバレーは、あまりにも危険すぎる。
また、地獄に落ちたくない!
実は、このレンタカーはヨーロッパの高級車を専門に貸し出している会社なので、代車を用意できる営業所が少ないのです。
ということで、ラスベガスでレンタカーの営業所へ行きました。
で、ベンツちゃん、さようなら。
ふんふんふ〜ん。
今度は、4WD借りて来たよ。
レンジローバーのディスコ・スポーツ。
これで地獄の谷からの生還シリーズが終わりました。
パチパチパチ・・・。
とはならなかったのですね。
続く。