大型台風令和元年台風19号により福島県各地の河川が氾濫し大きな被害をもたらした。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、
被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。
10月12日(土)19時前に強い勢力を維持したまま静岡県に上陸。
夜遅い時間に福島県の浜通りを通過する予報で、
記録的大雨が予想された。
会社から帰宅後テレビで台風の動向を注視しながらどうするか考え続けていた。
南相馬市メールサービスで防災情報がどんどん送られて来る。
15時35分に南相馬市全域に「警戒レベル4、避難勧告」が発令。
18時53分に横川ダム、高の倉ダムから緊急放流する可能性のお知らせ。
19時18分に新田川が避難判断水位に達したことから流域世帯に避難指示発令。
19時50分に福島県に初の大雨特別警報が発令。
20時18分に小高川が氾濫水位に達したことから流域世帯に避難指示発令。
この時点では太田川流域の情報が無い。
23時08分鹿島区真野川が避難水位に達したことから流域世帯に避難指示発令。
区長経由で太田川の上流にある横川ダムの緊急放流する連絡あり、
太田川が氾濫する恐れがあるので避難指示がある。
0時50分太田川流域への避難喚起。
部分的に冠水している箇所があるので、自宅の少しでも高いところに避難してくださいとのこと。
我が家では0時前に避難するように連絡を受けたが、
豪雨の中、決壊しそうな河川の近くを避難するのは危険と判断し、
自宅の2階に避難することを決意した。
暗い中を自宅前の川の水位を注視しながら眠れぬ夜を過ごすこととなった。
翌朝明るくなってから周辺の状況を確認に出た。
太田川上流で氾濫した水は田畑を湖のように変えていた。
氾濫した太田川も水位が少し下がっていた。
下流を見ると決壊した個所がある。
太田川では2ヶ所で決壊が発生した。
決壊した水は田畑を土砂で埋め住宅を直撃していた。
水が低い田畑の方へ流れたので床上浸水は免れた。
我が家でも冠水した畑の野菜は全滅してしまった。
農業被害が心配ですね。
南相馬市の降雨量は300mmに満たなかったがこれだけの被害。
これが予報通りの400mmに達していたらどれだけの甚大な被害が出たかわからない。
大きな河川については詳細な情報がもたらされるが、
小さな河川については情報が遅い。
深夜の避難の困難さや避難判断の難しさを実感させられました。
温暖化によりこれから毎年襲ってくるかもしれない自然災害。
事前にどうすべきかもう一度考えなければならないですね。