村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

紅葉の終わった吾妻山

2012年10月30日 20時11分23秒 | 登山・滝めぐり

日曜日の「福島オープン」に参加したその足で磐梯吾妻スカイラインの浄土平駐車場に向かった。

天候は雨。朝の天気予報では徐々に快方に向かうとのことだったので期待したのですが、高度があがるほど天候が悪化の方向に向かい、浄土平駐車場は台風の真っただ中にあった。気温5℃で強風に大雨。

今年、ここではいつも雨のような気がする。やっぱり日頃の行いが問題なのかもしれない。いつも引きこもってばかりで何も悪いことしていないのにな?やっぱり、神はボケボケしている奴に試練を与えようとしているのか!!

どうでもいいけど、いつものように車の中で一人宴会を始めた。

まだ5時なのにいいのかな? いいんです!! なぜなら外が暗くなったら夜だから!! でも、今日は広い駐車場に誰もいない。ちょっとさびしいな。

すでに自宅を出発するときにシートアレンジを宿泊モードにしてあるので、ただ食って飲むだけ。ちょっと楽過ぎる。

今日のメニューは、チゲ鍋、マカロニサラダ、辛キュウリ、イカのなんとか漬け。外はすげぇ~寒いのでチゲ鍋は最高にうまかった。ご飯が欲しかったな!!

夜は長いのでゆっくり飲むことにした。ビールの後は下町のナポレオンでない「いいちこ」のお湯割り。やっぱり寒いときにはお湯割りだね。そして、ちょっと雑音が欲しいのでラジオをつけた。前回持ってきた小型ラジオはここでは通用しなかったので、震災後ラジオの聞けない代車に長期間乗っていた時に購入したラジオを持ってきた。これはバッチグ~だった。おかげで「日本シリーズ」を最初から最後まで聞けた。

夜中に目覚めた時に台風が収まっていた。明るいので外に出てみると月が出ていた。でもこの時だけでその後はまた暴風雨になった。明日は晴れると祈りながらまた眠りについた。

翌朝、日の出を期待して前回の教訓を生かし、めざましをかけておいたので日の出前には目覚めることができた。しかし、雨と風は収まっていなかった。残念!!

「今日はあきらめようか」と「もう少しまってみよう」の気持ちが交互に来ながら7時を過ぎてしまった。すると雨は上がってきたような気がする。天気予報を聞くと「晴れ」と言っているので「絶対晴れる」と信じて待った。

8時過ぎには雲が薄れてきて青空が見えてきた。風が強く寒いが大丈夫のようだ。

今日の予定は、「姥ヶ原」まで登りそこから「駕篭山稲荷神社」経由で「谷地平」へ行き、そこから「姥ヶ原」へ戻り、「酸ヶ平」から「一切経山」へ向かい「魔女の瞳」を見る予定だったが、時間が出発9時と遅すぎるのと大雨で登山道が荒れているので、「駕篭山稲荷神社」と「谷地平」はあきらめて、今年最後に「魔女の瞳」に会って帰ることにした。

山の中での食事は厳しそうだから、テルモスにコーヒーを入れて食事はパンにした。朝食をゆっくりとって9時に出発。

今年、2度目の橋を渡る。前回は秋の花がきれいに咲いていたが、紅葉も終わり冬を迎えようとしているさびしい景色が広がっている。

登山道はさっきまでの雨で所々川のように水が流れている。前回左の「姥ヶ原」へ向かった分岐を右の「酸ヶ平」へ向かう。

花はもちろん紅葉しているものも何もなくなっていると思っていたが、見つけた。

「酸ヶ平」の「草紅葉」も枯草になっていた。この日は西から強風が吹いているので「酸ヶ平」の入口からその強風にまともに当たるようになった。非常に寒い。出発時が7℃だったから5℃以下で冷たい風がまともに当たる。でも、日差しが差し込むと少し暖かさが感じるので助かる。

ここから「一切経山」への急登を往復する。急なガレ場を登りきると「一切経山」への稜線に出るが、そこの風が凄かった。中央の丘の部分が山頂だが突風に吹き飛ばされそうになりながら登る。山頂直下までは横風がまともに当たり身体を斜めに傾けないと吹き飛ばされそうになる。息もまともにつけない。体温も急激に奪われていく。こんな風を体験したのはいつ以来だろうか?10数年前、台風の過ぎ去った後に登った那須の山と安達太良の稜線で経験して以来だな!! まだ立って歩けるからいいか!! あの時は立って歩けなかったからな。山の厳しさに会うと山にいる実感が伝わってくるような気がする。山頂直下の登りは前方からの風。前に進ませてくれない。息もつかせてくれない。なんでこんな思いをしながら登らなくてはならないのか? そうなんですそこには魔女が待っているんです。

なんとか強風に打ち勝って山頂に到着。なぜか山頂の道標も俺と同じく傾いている。この先にはいよいよ今年最後の「魔女の瞳」が待っています。

雲がかかっていたのにここについたら偶然にも晴れ間がさしてきた。頑張ったからお天道様が顔を出してくれたんですね。

強風でカメラを構えるのも大変な状態。友人に携帯でメールを送ろうとしたが、携帯だと手袋をしていては撮れない。手袋を外すと指が凍えそうになってきた。何とか1枚撮って無事に送ることができた。そこで携帯が電源切れになってしまった。充電してきたはずなのに寒さで電池がおかしくなったのか。

強風の中での休憩は困難なので降りようとしたら、高く積まれたケルンの片方に空間がある。誰かが風よけの石垣を作っておいたらしい。ラッキー!!そこに入ると風がさえぎられてホッとする。そこで福島の街を見ながらゆっくりコーヒーを飲むことができた。

「姥ヶ原」まで行って昼食をとることにした。でも、あの強風の中を登ってくる人はいるんですね。最近は「山ガール」がはやりなのか平日なのに若い女性が何人かいた。

姥神様はいつもの姿で悪鬼が入り込まないように見張っていました。姥神様から少し行くと「駕篭山稲荷」への分岐が。今日はここから初めてのコースを歩くはずだったのですが、来年への楽しみになりました。

駕篭山稲荷への分岐から少し行ったところのベンチで昼食。ここもやはり風があたってますが、他のところよりはやや弱い。ここでパンとコーヒーの昼食をとりゆっくり下山することにした。

ダケカンバの葉の落ちた姿はなんか白い骨を連想しますよね。山全体が寒々としています。残暑が厳しかったから短すぎる秋だったんですね。一気に冬がやってきます。

降りてきて山を見上げると青空が広がっています。今、魔女の瞳を見たら最高にきれいだろうな。本当は紅葉の時期に来たかったのに残念です。紅葉に囲まれた魔女の瞳は本当にきれいでしょうね。来年は絶対にチャレンジする!!

磐梯吾妻スカイラインは11月15日で閉鎖し冬を迎えるようです。今年は通行料と駐車料金が無料でしたので多くの観光客があったようです。来年から無料が継続されることが決まりました。我々にとっては非常にありがたい事ですが、登山道やここの環境が整備されなくては困ります。写真のように登山道の傷んでいるところが多くあります。せめて駐車料金を取ってその経費で環境整備を進めてほしいと思いますね。

今年は、身体が拒否を続けていた山に無事に向かうことができました。

来年の初夏に「チングルマ」に会いに来たいですね。

それまでは低山でなまった身体を慣らしていきたいと思います。


福島オープンディスクゴルフ大会

2012年10月29日 19時09分53秒 | ディスクゴルフ

昨日、「第13回福島オープンディスクゴルフ大会」があづま総合運動公園ミニ多目的広場特設コースで開催されました。

気温約10℃で雨が降ったりやんだりの天気でちょっと寒かったですね。でも、福島の紅葉はまだ早いようでした。

本年度、福島県で開催されるディスクゴルフの大会は「福島オープン」で最後になります。昨年は震災と原発事故の影響で思うように活動ができませんでしたが、今年度は全ての地区で大会を開催することができました。徐々に以前の状態に回復できる兆しが見えてきましたね。南相馬市が復興できれば、依然と変わらない活動ができるようになると思います。

昨日は寒く天候も悪かったせいか参加を取りやめた方が目立ちましたが、本年度最後の大会には多くのプレーヤーが集まってくれました。久し振りにT林さんやY川さん、SS木さんの顔も見れたのでよかったです。みんなそれぞれ元気でいるようで安心しましたよ。

コースは狭いエリアながらも工夫して12ホール設置されて、それぞれティーが2か所あるので全部で24ホールの設定です。福島の皆さんが頑張っている様子がうかがえます。いつも違ったコースでプレーしているような気持になれます。

距離は比較的短めの約30m~約80mですが、コントロールを要求されるコースです。福島の皆さんは俺のために優しいコースにしてくれています。しかし、それにこたえることができないのが俺なんですよね。1ホール以外は全部バーディーで上がれるコースなのになぜかパーを狙いに行っている俺なんです。しかも、18ホールを越えたあたりで体力もなくなっている。常日頃、まったく動くことがない生活を送っているとやっぱり体も動こうとしなくなるみたいですね。身体が「動きたくない」と言っているのがよくわかるようになりました。それも最近では「やめろ!!やめろ!!」と関節に痛みで合図するようになってきたから困りましたよ。なんとか後18ホール動けるように来年までに身体を改造しなくては!!

ごめんなさい。今回は携帯のカメラでの撮影なので写りが悪い。悪いのはカメラでなくて俺なのかな?

いつも「福島オープン」の時期は、あづま総合運動公園いちょう並木の紅葉がきれいなのですが、まだ早いようですね。この日はいちょう並木すべてを使ったフリーマーケットが開催されていました。雨のなかですが多くの人でにぎわっていましたね。ここにディスクが飛び込まないか心配でしたが、とりあえずは問題なく終わったようです。俺はどっちかというとこちらを眺めていた方がよかったような気がする。夜もライトアップしているそうです。今度の日曜日あたりが見ごろかな?

コース上にはバラの花壇もあり花壇の中はOB設定ですが、バラの花を見に来るお客さんもいて困りましたね。バラってこの時期だっけ?

優勝者は、

オープンは、貞です。この日は凄く調子よかったようですね。テイースローが安定してパットもバシバシ決めるしで文句なしのダントツトップ。

レディースは、福島の女王様の寿子さん。久しぶりに安定したゴルフをやっていたようです。同じパーティーのT林さんに気を取られて余計なことを考えなかったからかな?

シニア男子は、大井パパ。この日は集中できていたようですね。前日バドミントンをやらなかったから体力があったのかな。

シニア女子は、安斎さん。安斎さんはいつも崩れることなく安定していますからすごいですね。

レジェンド男子は、須田さん。久しぶりの優勝かな?レジェンドなのにディスクの飛びがきれいです。

レジェンド女子は、松村ママ。レジェンドなのにレディースと変わらぬスコアで上がります。すごいです。俺にも秘訣を教えてください。

最近、成績を気にしていない俺の頭に入っている情報なので信用がおけないですが、間違っていたらごめんなさい。それ以外の入賞者は、申し訳ありませんが、酒を飲んだ瞬間に頭から飛んで行ってしまいました。

それぞれの部門で入賞された皆様、おめでとうございます。

そして、ディスクゴルフができるうれしさとみんなでプレーできる楽しさを与えていただきました、福島市ディスクゴルフ協会の皆様に感謝申し上げます。


今日の馬事公苑

2012年10月27日 17時45分21秒 | 馬事公苑

馬事公苑の様子がどうなっているか? 紅葉は進んでいるか? 確認したくて、今日、馬事公苑に行ってきました。

馬事公苑はひっそりと秋を迎えていました。

いつもの東屋付近のケヤキ並木は葉が落ち始めていました。いつも真っ赤に紅葉するもみじは紅葉までまだまだのようです。

ディスクゴルフ常設1~9ホールは整備されていてきれいになっています。震災前よりきれいに整備されている気がします。なぜだろう?

東屋と付近のベンチあたりの除染をしているようでした。洗浄されて防腐剤とペンキが塗られるようです。でも白ペンキですよ?ちょっと違和感があるな?この環境に白はあまり合わないような気がする。

ケヤキは紅葉が早いんでしょうかね。黄色く変わり落葉が進んでいます。

のどかで平和な感じがして、とてもここの放射能が高くて使用できないなんて感じられませんね。でも、平和なのはここだけで、奥の野外騎乗コースへ行くと環境が一変します。荒れ果てて、ここがあの馬事公苑だったのか信じられないくらいです。悲しいですね。

いつになったらここに笑顔や歓声が戻ってくるのか、まだ予定すらわかりません。

来年こそはここで「復興記念 南相馬オープン」を開催したいですね。

馬事公苑では「旧警戒区域」からの避難馬が生活しています。

多くの馬たちがのどかに遊んでいました。これまで馬のいない馬事公苑でしたが、今では馬事公苑らしい馬事公苑になっています。馬たちも集団生活できてうれしいでしょうね。

馬事公苑の除染について「10月末には確定するでしょう」という話だったので、除染の予定ができているのかもしれません。しかし、汚染物質の中間貯蔵施設の設置が宙に浮いている状態では、除染の予算が付いたとしても除染を進めることができないですよね。

双葉・大熊町が早く妥協してくれることを祈るだけです。

明日は「福島オープン」。馬事公苑で投げることができない分、あづま総合運動公園で楽しんできます。いちょう並木の紅葉がきれいでしょうね。楽しみです。


今日は十三夜

2012年10月27日 10時09分59秒 | 日記

日本では旧暦の8月15日の「十五夜」だけでなく、同じく旧暦の9月13日にも月見をする風習があります。こちらは「十三夜」、「後の名月」、「栗名月」、「豆名月」とも呼ばれているそうです。

それが今日に当たります。

今日は高気圧に覆われていて最高の天気になっているので月見には最高ですよね。きれいな月を見ることができるでしょう。

「十三夜」には、ススキや月見団子の他に栗や枝豆などをお供えします。

毎年、自宅で採れたものをお供えしていましたが、今年も栗は食べられないし枝豆も作っていないからスーパーで買ってくるしかないな。

「十五夜をしたなら、必ず十三夜もしなければならない」という言葉が伝えられていて、片方だけの月見を嫌う風習があるようです。

俺は「十五夜」を忘れていてやらなかったから「十三夜」もやらない方がいいのかな? 

まぁ~ 密かに「月に願いを」だけにするか!!

「十五夜」は畑作の祝い、「十三夜」は稲作の祝いと言われているようで、「十三夜」の風習は中国にはなく、日本固有のものだそうです。

明日は福島オープンに参加して、その足で吾妻山に行き「星空」を期待したが、今日が「十三夜」で満月の月が夜空に浮かぶんでは、明日の夜も明るい月夜になるよな!!。

しかも、天気が悪そうだし。もしかして「雲海」?を期待するか。

夜は月見の宴だな。

そして、朝は雲海から昇る朝日を期待しよう

 


今日は原子力の日

2012年10月26日 18時08分23秒 | 震災・放射能

今日は「原子力の日」だそうです。

「原子力の日」は、毎年10月26日で以下の出来事を記念するために1964年7月31日に閣議決定により制定されたそうです。

・1956年10月26日 日本が国際連合の専門機関である国際原子力機関に参加した日。

・1963年10月26日 茨城県東海村日本原子力研究所の動力原子炉が日本で初めて発電に成功した日。

毎年この日は、原子力に関係する機関や企業等で記念行事が行われているそうです。小学校の頃「原子力の日」に作文みたいなものを書かされたような気がする。

今年は何かイベントが開催されたのだろうか? そういえば去年は「原子力の日」なんてものも聞かなかったような気がする。

9月10日は「原子力安全の日」だったそうだが、その日は「原子力の安全及び振興の日」として「原子力の日」に吸収されたそうです。

今日、電力各社や関係機関は、昨年発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を教訓に「原子力安全」に関する行事を行ったのだろうか? まだ、ニュース等では何をやったのか報道していない。それとも国民の反発を気にして「原子力の日」にふれないようにしているのか?

原発事故後、政府は原子力から太陽光や風力発電等の新エネルギーへの転換を発表したが、原発事故処理の見通しが立たないまま原子力発電所の運転を再開してしまった。

「原子力の日」を「原子力はクリーンで安全な発電システムです」と世間一般にPRする日だったと思うが、これからはいかに原子力に頼らないで、二酸化炭素の排出を抑えながら従来の生活を送るのにはどうするかを議論する日にすべきではないだろうか。

一部では「原子力を排除する日」と言っているようです。

事故が起きたら対応できない。放射性廃棄物は処理できない。そんな危険なものにいつまでも頼っているのは間違っている。

俺も「原子力を排除する日」に賛成するかもしれない。


セイタカアワダチソウ

2012年10月25日 18時24分10秒 | 農業

今日の新聞に「セイタカアワダチソウ」の侵略の記事が載っていた。

なんか最近「新聞によりますと~!!」が多くなってきているような気がする。ネタがなくなってきたのかな? でも、南相馬市の今の現状を伝えるために利用させていただきます。

「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」は、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。北アメリカ原産で、日本では切り花用の鑑賞植物として導入された帰化植物で、ススキなど在来種と競合する。川原や空き地などに群生し、高さは1~1.5m、よく肥えた土地では3mを超えるようです。花期は秋で濃黄色の小さな花を多く付けます。種子だけでなく地下茎でも増える植物です。

今、この「セイタカアワダチソウ」が原発被災地を凄い勢いで侵略してきている。花期を迎えている「セイタカアワダチソウ」が黄色いじゅうたんのように覆い尽くしている田畑の写真載っていました。「警戒区域」として立ち入ることのできないところは背丈の高い「セイタカアワダチソウ」が覆い尽くしているんです。俺の親戚でもお墓参りに行こうとして背丈の高い草に行く手を阻まれたどり着けなかったと言ってました。「警戒区域」が解除されてやっと草刈りしお墓参りが可能となったそうです。

「旧緊急時避難準備区域」の田畑をある程度管理できるところでも、避難により管理していないところはこの黄色い「セイタカアワダチソウ」に覆われているところが多くみられます。

俺の田畑はJAの指導により、作付はしなくても草が生えると耕す作業を繰り返していたのでそんなに荒れ果てていませんが、この草に覆われた田んぼは果たして田んぼとして復帰できるんだろうか? 養分を吸収されてすっかりやせ細った土地になっているでしょうね。

隣の地区は大規模圃場に基盤整備をして、稲の作付を開始したばかりで原発事故に遭いました。そこの数か所が1ヘクタールの圃場全部をこの草が覆っているところがあります。多額の費用をかけて整備した田んぼが「セイタカアワダチソウ」の圃場になっています。

来年から米の作付が開始されるかわかりません。

これまで自分の田んぼはどれだけの肥料を使い、どの農薬を使用すればいいかわかっていたのですが、これからは予想もできません。

この荒れ果てた田んぼでは果たして米を作ることができるのだろうか? できたとしても食味や収量は期待できないでしょうね。

安い米を苦労して作って、まずい米が不作の予想では本当にやる気が起きないですよ。作付しても草との戦いが延々と続くような気がする。


遅すぎる道路整備

2012年10月24日 18時28分17秒 | 震災・放射能

今日の新聞に、福島県の主要8道路整備の記事が載っていた。

南相馬市関係は「県道 原町川俣線」が該当する。

原発事故が起こる以前は、原発がらみの多額の交付金が福島県に交付されていた。しかし、原発が立地する地域の整備には使われることなく、中通りや会津地方の整備にほとんどが使われてきた。その交付金の使用について問題になり、最近やっと原発事故が発生した場合の避難のために、相双地方の道路が進められてきたばかりだった。それが進まないうちに発生した原発事故。多くの住民が狭く不便な道路を通り避難しなくてはならなかった。当然、大渋滞が発生し避難も困難を極めたのは当然のことだった。

本来、福島県や国は事故が発生した場合の事を想定し、道路網を充実させにければならないのにそれを怠り、この地域の道路整備を後回しにしてきたのである。事故が発生してからあわてて整備を進めるなんてひどすぎる。福島県の浜通りでは、いわき市と相馬市は高速道路やバイパス化が進んでいるので首都圏への交通が便利になっている。しかし、その中にある地域は道路整備が福島県で一番おくれている。そこが原発事故の30km圏内に該当するのである。

避難区域復旧や住民帰還促進のために整備すると言っているがそれは違うだろう。当然整備しなければならなかった道路を整備するだけだろうよ。それとも整備すら考えていなかったと言うんだろうか。

怒りを感じるのは俺だけだろうか?

昨日は、二十四節季の一つ「霜降」でした。暦の上では、秋の季節は終わりとなり、早朝などところによっては霜を見るようになる時期だそうです。

今朝も一気に冷え込みが厳しくなってきたような気がします。秋がきたと思ったら冬が足音を立てながら近づいてくるような気がします。

南相馬市は北の宮城県方面に行く以外は、「県道原町川俣線」を通らないとそれ以外の地域へ行くことができません。原発事故で南側が閉鎖されて以来、「県道原町川俣線」は車の通行が激増しました。多くの悲しい事故も発生しています。冬になると積雪で通行止めになり、南相馬市からは北へしか行くことができなくなります。大雪だと孤立する事態が起こるかもしれません。

JR常磐線も南へ向かう路線の復旧は見通しが立っていません。

南側に向かう道路は「常磐自動車道」が来年から整備開始で、開通するまで一年以上かかります。「県道原町川俣線」はまだ計画段階です。あと何年不便な生活を送らなければならないかわかりません。

政府や福島県の役人は「便利」な生活を送っているので「不便」な生活を送っている人の気持ちはわからないんでしょうね。


原コン☆HARACON☆

2012年10月23日 18時18分16秒 | 南相馬の話題

大震災と原発事故で大きなダメージを受けた南相馬市は、震災から1年7ヶ月たってもいまだに先の見えない状況が続いています。

時が過ぎて行くばかりでまったく展望が望めない南相馬市にあって、「街コン」で元気な街を取り戻したいと市内の飲食店仲間が企画したそうです。

「街コン」は宇都宮が発祥地だそうです。地域を盛り上げ男女の出会いの場を作り出す街ぐるみの大規模な合同コンパ「街コン」は、現在では全国各地が開催されているようで、東日本大震災の被災地でも「復興の力」になるとして積極的に開催されているそうですね。

開催日は2012年11月18日(日曜日) 14:00~17:00 ちょっと時間は早いような気がするけど、そこで気が合えばその後も楽しい時間があるからいいかもしれない。

参加人数は男女各150名。

参加資格は、20歳以上の独身者で原則2人一組(同性)。その日だけ独身になってはダメなんですかね。でもじじいでは独身でも該当外か?

詳しい情報はこちらをご覧ください。

南相馬市は若者が少ないような気がするけど、若い男たちもパチンコばかりでは出会いの場がないので「原コン」でかんばってほしいですね。

そして、若い力で南相馬市を盛り上げてくださいよ!!


米全袋検査で福島の酒が危機

2012年10月22日 19時26分01秒 | 震災・放射能

今日の新聞に、平成24年産米の放射性物質の全袋検査がおくれている影響で、地元産の酒米を原料にしている県内の酒蔵の内中小規模の酒蔵が新酒の仕込みに入れないでいる記事が載っていた。

例年だと酒蔵の米倉庫に山積みになっているはずの米が空っぽの状況だそうです。

例年、各酒蔵は年末に合わせて新酒を完成させる予定で、早い蔵は9月下旬から、遅くとも11月頃までに日本酒の仕込みを始め、12月には新酒を店頭に並べているそうです。

今年は、新米の放射性物質の全袋検査が義務付けられているので、検査を受けなければ使用することができません。

東京電力福島第一原発事故の影響を受け、福島県は24年産米で放射性物質の全袋検査を実施して出荷することを決めました。日本酒の原料となる「チヨニシキ」「五百万石」などの酒米も「酒造好適米」として一般米や加工米と一緒に全袋検査を受けることが義務付けられています。検査を通過した玄米の多くは全農県本部の精米所で精米され、白米として各蔵元に搬送されるそうです。

今年は全袋検査の影響で、各酒蔵に酒米が届くのが数週間から1カ月程度遅れているようです。酒蔵から注文を受けた4万トンのうち、注文のあった酒蔵に届いたのは21日現在でわずか30トン程度。通常この時期は600トンほどが行き渡っており、今年は例年の5%と大幅に遅れているそうです。

昨年は風評被害で福島県の酒も大被害をこうむりましたが、今年は政府のあまい考えで死活問題に追い込まれています。

福島県の酒蔵でも、例年一番忙しい時期を迎えていますが、原料となる米が入手できないんでは仕事になりませんね。日々の遅れが本当に死活問題に発展してくると思います。

放射性物質を検査する機械も台数が限られているいるだろうからどうしようもありませんが、この状況を予測できなかった政府や県の責任は重大です。これも想定外なんですかね。

福島県の米農家も困っています。

福島県は全袋検査の対象を約1200万袋と見込んでおり、現段階で検査が終了したのは3割程度の400万袋強。残りの7割近くは今後、検査される。 「出荷のピーク時を過ぎれば、検査が滞っている部分も解消できる」としているが、大量の検査待ちのコメを抱え、年内に検査を完了できる可能性は「ほぼない」とする関係団体もあるようです。

新聞やテレビのニュースでも米の全袋検査は年内には終了しないだろうと言われています。新米として販売できるのは年内で、年を超えると新米とは言われないそうです。せっかく苦労して収穫しても新米で販売できないなんてあるんでしょうかね。新米の時期を過ぎると価格にも響いてくるので、米農家にとっても死活問題になってきます。

昨年は風評被害。今年は風評被害と検査遅れのダブルパンチで農家を痛めつけています。

先日、野田総理が福島県を訪れて、「福島の米を国の機関で積極的に使用していく」と言ってましたが、たかが知れた量では何にもなりませんよ。


今日のディスクゴルフ

2012年10月21日 17時19分20秒 | ディスクゴルフ

今日は各地でディスクゴルフの大会が開催されたんですよね。

下郷町の大川ふるさと公園では、「NA-ZU」ディスクゴルフ秋CUP第13弾が開催された。紅葉がきれいだったでしょうね。

岩手県北上市の北上市総合運動公園のディスクゴルフコースでは、北上マンスリー&BBQが開催された。北上牛おいしかったろうな。

両大会とも本当に参加したかったのですが、来週計画しているものがあるので今週はおとなしくテレビ鑑賞とちょっとディスクゴルフで我慢していましたよ。

今日はいつものように午後から東ヶ丘公園にいつものメンバーが集まってディスクゴルフを楽しみました。

今日は風もなく絶好のディスク日和でしたよね。でも最近寒かったせいか暑さを感じたのは俺だけだったのかな?

公園の反対側の雲雀ヶ原祭場地では秋の競馬が開催されているようで、にぎやかな声が聞こえていました。2年ぶりの開催で盛り上がったでしょうね。はるばる避難先から見に来ている人もいるようでした。

東ヶ丘公園も徐々に秋に向かっていますね。もう少しで紅葉がきれいになるかもしれません。天気がいいから公園に訪れる人も多かったような気がします。

ディスクゴルフを観戦されている人もいました。

この公園でディスクゴルフをやり始めて興味をもって観戦されていたのは初めてのような気がします。

拍手されたのは初めてですね。

「一緒にやりませんか」と声をかけたら「やりたい」と言ってディスクを投げてみました。思ったより飛んだのでやってみたいと言ってみました。でも避難している方で今は宮城県に住んでいます。みちのく公園を紹介しました。「行ってやってみる」と言ってましたので望みがありますね。もう一人の方は「今度来ますからお願いします」と言ってました。また一人仲間が増えそうです。

われわれの中にも今日は新人が一人いましたので、震災後これからどうなるのか不安でしたが、明るい兆しがさしてきたような気がしますね。

これからも定期的に東ヶ丘公園でディスクゴルフを楽しんで、「楽しいスポーツだ!!」というイメージをみんなにもっていただけるといいですね。

南相馬市には「旧警戒区域」からの避難者が多く生活しています。南相馬市の市民でもこの地で生活している方は暗く落ち込んできていますので、公園で明るくのびのび楽しめるディスクゴルフに興味を持っていただけるように頑張りたいと思います。