あの日から11回目の3.11を迎えた。
あの時と同じ場所で2時46分を迎えた。
10年目を迎えた日を最後に全員での黙とうを終わりにしたので一人で海に向かって黙とうを捧げました。
東日本大震災と原発事故により亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
あの日も金曜日だったと思う。
仕事が一段落し週末の後片付け中に襲ってきた巨大地震。
あの時の恐ろしい光景が未だに脳裏に浮かんでくる。
海抜20mにある敷地まで飲み込んできた大津波。
自分の車が流されて電柱に引っかかっている光景を呆然と見つめている自分。
海底が露出し巨大に盛り上がった海が迫ってくる光景。
海水に膝までつかりながら必死に高台に逃げる姿。
雪が吹き付ける暗い中山を越えて自宅まで歩いて帰宅した時のこと。
自宅に明るく電気が灯っていて安心したこと。
家族が全員無事で涙が流れたこと。
あの日のあの時から始まった困難で屈辱的だった避難生活。
毎日が不安で不安でどうしようもなかった。
あの日を境に生活が大きく変わってしまった。
いろいろあったけど、
多くの皆さんに支えていただいたおかげで当たり前の生活がおくれている。
これまでご支援いただきました皆さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
当たり前の生活ができるって本当に幸せなことなんですよ。
年を重ねる度に頑張る気持ちが衰えてきているような気がするけど、
もう少し頑張らないとね。